今回は、日本を代表する料理研究家である土井善晴さんのレシピ「鶏むね肉の卵焼き」をご紹介します。ヘルシーでお財布にも優しい鶏むね肉を使いながら、驚くほどしっとりと柔らかく、食べごたえのある主菜に仕上げる土井善晴さん直伝の素晴らしいレシピです。
パサつきがちな鶏むね肉のイメージを覆す、丁寧な下ごしらえと調理の工夫が随所に散りばめられています。卵をお肉全体にまとわせることで、鶏肉本来の旨味をしっかりと閉じ込め、ジューシーで冷めても美味しくいただける絶品の一皿が完成します。
お好みのハーブやスパイス、トマトケチャップ、しょうゆ、ポン酢しょうゆなどの調味料を合わせることで、その日の気分に合わせて様々な味わいのバリエーションを楽しめるのも大きな魅力です。普段の夕食のおかずにはもちろん、冷めても硬くならないためお弁当の主役としても大活躍すること間違いなしのレシピです。
プロの知恵が光る、シンプルながらも奥深い味わいを持つ家庭料理の作り方を詳しくお伝えします。
【土井善晴さんのレシピ】鶏むね肉の卵焼きの作り方
Course: 主菜Cuisine: 和食1
servings10
minutes7
minutes389
kcal17
minutes今回は、日本を代表する料理研究家である土井善晴さんのレシピ「鶏むね肉の卵焼き」をご紹介します。ヘルシーでお財布にも優しい鶏むね肉を使いながら、驚くほどしっとりと柔らかく、食べごたえのある主菜に仕上げる土井善晴さん直伝の素晴らしいレシピです。
材料
鶏むね肉(小) 1枚(180g)
卵 1コ
小麦粉
植物油
塩
【下味】
塩 適量
こしょう 適量
【好みの味つけ】
好みのハーブやスパイス 適宜(ここではタイム、クミンを使用。)
トマトケチャップなど 適宜
作り方
- 鶏肉は皮をはいで、余分な脂を掃除する。厚い部分に切り込みを入れて、広げる。
- 肉たたきで鶏肉をしっかりたたき、大きく広げる。薄く塩・こしょうをし、茶こしで小麦粉を薄く打つ。
- ポイント
- 小麦粉は肉と卵をくっつける接着剤。鶏肉はたたいて大きく広げ、肉の繊維を切ることで、柔らかくなって箸でも食べやすくなります。
- フライパンを弱火で温め、油大さじ1をひく。卵は塩少々をして溶いておく。
- 2 の鶏肉を小麦粉をふった面を下にしてフライパンに入れ、肉の上面にも小麦粉を薄く打つ。溶き卵を加え、肉全体を包むように肉の下にも卵を流し入れる。
- ポイント
- 卵の量が少なめなのでまだらになるがそれでよし。
- 軽く焼き色がついたら返し、少し焼けば火が入る。トマトケチャップ、しょうゆ、ポン酢しょうゆなど、お好みの調味料でどうぞ。
メモ
- 土井善晴さんのレシピ (鶏むね肉の卵焼き)
鶏むね肉の卵焼きを美味しく作る3つの極意
肉たたきでしっかりたたいて広げる
鶏むね肉を調理する際、そのまま加熱するとどうしても繊維が縮んで硬くなってしまいがちです。このレシピのポイントは、肉たたきを使って鶏肉をしっかりとたたき、大きく広げることです。
こうして肉の繊維を物理的に断ち切ることで、加熱しても肉質が驚くほど柔らかくなり、箸でも簡単に切り分けられるほど食べやすくなります。また、厚みを均一にそろえることで、火の通りが一定になり、パサつきを防いでジューシーに仕上げることができます。丁寧な下処理が美味しさを生みます。
小麦粉を薄く打って接着剤にする
鶏むね肉の両面に茶こしを使って小麦粉を薄く均一に振ることは、この料理を成功させるために非常に重要な工程です。小麦粉には、鶏肉の表面をコーティングして旨味や水分が外に逃げ出すのを防ぐ役割があります。さらに、後から加える溶き卵を肉の表面にしっかりとくっつけるための「接着剤」としての役目も果たします。
小麦粉を薄く打つことで、卵が肉から剥がれることなく全体を綺麗に包み込み、口当たりがまろやかでボリューム感のある卵焼きに仕上がります。
弱火でじっくり焼き、卵を流し入れる
フライパンを弱火で温めてから油をひき、小麦粉をふった面を下にして鶏肉を入れます。上面にも同様に小麦粉を薄く打ち、塩少々を加えた溶き卵を流し入れます。このとき、肉全体を包み込むように肉の下にも卵を流し入れるのがポイントです。卵の量が少なめでまだらになっても、それが素朴な美味しさを引き出します。
軽く焼き色がついたらひっくり返し、裏面を少し焼くだけですぐに火が通ります。弱火で優しく火を入れることで、卵もお肉も硬くならずに仕上がります。
最高のペアリング:料理を引き立てる飲み物
このお料理に合わせる飲み物としては、すっきりとした酸味と豊かな果実味を持つ白ワインが非常によく合います。例えば、フランス産のシャブリや、イタリア産のソアーヴェといった辛口の白ワインは、鶏むね肉の優しい旨味と卵のまろやかなコクを優しく引き立ててくれます。
また、トマトケチャップを添えて召し上がる場合には、フルーティーなロゼワインや、軽やかな赤ワインであるピノ・ノワールなども素晴らしい相性を見せてくれます。
ハーブやスパイスとしてタイムやクミンを使用しているため、その香りと調和するような、ほのかにスパイシーなニュアンスを持つ白ワインを選ぶのもおすすめです。お好みの調味料に合わせて、様々なワインとのペアリングを試すのも楽しいひとときになります。
保存テクニックと温め直し方
調理後の保存方法についてですが、粗熱がしっかりと取れた後に、一切れずつ清潔なラップで隙間なく包み、密閉容器や保存袋に入れて冷蔵庫で保管してください。冷蔵保存の場合の目安期間は約2日から3日程度となります。
お召し上がりになる際は、電子レンジで軽く温め直すことで、卵のふんわりとした食感とお肉の柔らかさが戻り、美味しくいただけます。なお、鶏むね肉は一度加熱してありますので、なるべく早めに消費することをおすすめします。
お弁当のおかずとして利用する際にも、前日に作って冷蔵保存しておいたものを、当日の朝にしっかりと中心まで再加熱してから冷まして詰めると安心です。
このレシピのまとめと栄養のポイント
今回は、料理研究家である土井善晴さんのオリジナルレシピ「鶏むね肉の卵焼き」の作り方をご紹介しました。パサつきがちと言われる鶏むね肉を、肉たたきでしっかりとたたいて広げ、小麦粉を接着剤にして卵で包み込むという丁寧な工程により、箸で切れるほど柔らかくジューシーに仕上げる素晴らしい一品です。
シンプルな材料でありながら、プロの技によって家庭料理が極上のごちそうへと生まれ変わります。仕上げにはトマトケチャップやしょうゆ、ポン酢しょうゆなど、お好みの調味料を合わせることで、その日の気分に合わせた味わいを楽しむことができます。
タイムやクミンなどのスパイス使いも新鮮で、食卓を豊かに彩ってくれます。ぜひ土井善晴さんの素晴らしいレシピを毎日の献立に取り入れて、その美味しさを存分に堪能してみてください。
