今回は、家庭料理の第一人者である土井善晴さんのレシピ「春キャベツと大豆の酢蒸し」をご紹介します。春になるとスーパーに並ぶ、みずみずしくて柔らかい春キャベツ。その自然な甘みと食感を存分に味わえるのが、こちらの酢蒸しです。
ドライパックの蒸し大豆を合わせることで、ほくほくとした食感と食べ応えがプラスされ、満足感のある一品に仕上がります。調理法は非常にシンプルで、オリーブオイルとにんにくで香りを引き出した後、材料とお酢などの調味料を加えてじっくりと蒸し煮にするだけです。
お酢を加えることで、さっぱりとした酸味がキャベツの甘みをより一層引き立ててくれます。また、じっくりと火を通すことで素材から旨味を含んだ水分が引き出され、優しい味わいの煮汁まで美味しくいただけます。毎日の食卓の副菜としてはもちろん、冷めても美味しいのでお弁当のおかずにもぴったりです。
素材の持ち味を活かす手軽でありながら奥深い味わいのレシピを、ぜひご家庭でお試しください。
【土井善晴さんのレシピ】春キャベツと大豆の酢蒸しの作り方
Course: 副菜Cuisine: 和食4
servings5
minutes20
minutes100
kcal25
minutes今回は、家庭料理の第一人者である土井善晴さんのレシピ「春キャベツと大豆の酢蒸し」をご紹介します。春になるとスーパーに並ぶ、みずみずしくて柔らかい春キャベツ。その自然な甘みと食感を存分に味わえるのが、こちらの酢蒸しです。
材料
春キャベツ 1/2コ(400g)
大豆(蒸し煮/缶詰) 1缶(140g)(「ドライパック」などの表示のある、水けのないもの。)
にんにく 1かけ
オリーブ油 大さじ1
【A】
水 カップ1/4
酢 大さじ2
塩 小さじ1/2
作り方
- 春キャベツは太めのせん切りにする。にんにくは縦半分に切り、たたきつぶす。
- 鍋にオリーブ油大さじ1とにんにくを入れ、弱火で温める。香りが出たらキャベツ、大豆、【A】を加えて混ぜ、ふたをして中火にする。
- 煮立ったら、やや火を弱め、途中で2~3回上下を返して約15分間蒸し煮にする。焦がさないように、水分が減ってきたら少しずつ火を弱めていくとよい。
メモ
- 土井善晴さんのレシピ (春キャベツと大豆の酢蒸し)
春キャベツと大豆の酢蒸しを美味しく作る3つの極意
にんにくの香りを低温でじっくりと引き出す
このレシピの最初のポイントは、鍋にオリーブオイルとたたきつぶしたにんにくを入れ、必ず「弱火」で温めることです。最初から強火にかけてしまうと、にんにくの表面だけが焦げてしまい、油に良い香りが移る前に苦味が出てしまいます。
弱火でじっくりと加熱することで、オリーブオイル全体ににんにくの食欲をそそる豊かな香りが溶け込みます。この風味豊かなオイルが春キャベツと大豆全体に絡むことで、シンプルな調味料でも奥深く、満足感のある味わいに仕上がります。焦らず香りが立つまでじっくりと待つことが、料理をワンランクアップさせる秘訣です。
お酢を加えた蒸し煮で素材の甘みを引き立てる
味付けのベースとして、水カップ1/4に対してお酢大さじ2を加えることが大きな特徴です。お酢には料理をさっぱりとさせるだけでなく、加熱することで酸味がマイルドになり、素材そのものが持つ甘みを引き立てる効果があります。
ふたをして中火にかけ、煮立ったあとに約15分間蒸し煮にすることで、春キャベツの芯までしっかりと火が通り、驚くほど甘く柔らかくなります。大豆も煮汁を吸ってふっくらとし、お酢の爽やかな風味が全体を包み込みます。この絶妙な酸味と甘みのバランスが、最後まで飽きずに食べられる理由です。
水分量に注意しながら火加減を調整する
約15分間という長めの蒸し煮の工程では、火加減の調整が非常に重要になります。煮立ったらやや火を弱め、途中で2〜3回上下を返すことで、全体にムラなく熱と味が回ります。そして最も気をつけたいのが「焦がさないようにすること」です。
水カップ1/4という少ない水分で蒸し煮にしているため、時間が経つにつれて鍋底の水分が減ってきます。水分が少なくなってきたら、少しずつ火を弱めていくのがこのレシピの重要なポイントです。鍋からの音や湯気に注意を払いながら、焦げ付く前に火加減を上手にコントロールしてください。
最高のペアリング:料理を引き立てる飲み物
この「春キャベツと大豆の酢蒸し」は、お酢のさっぱりとした酸味とにんにくの風味が効いているため、様々な飲み物や料理と素晴らしい相性を発揮します。お酒を合わせるなら、白ワインが特におすすめです。
中でも、爽やかな酸味と果実味が特徴の「ソーヴィニヨン・ブラン」や、すっきりとした辛口の「シャルドネ」は、お酢の酸味や春キャベツの甘みと見事に調和し、食卓を華やかにしてくれます。
また、和食の献立として日本酒を合わせる場合は、キレのある辛口の純米酒を冷やしていただくと、料理の優しい味わいを引き立ててくれます。食事として合わせる場合は、主菜に鶏肉のソテーや豚肉の生姜焼きなど、少しボリュームのあるお肉料理を持ってくると全体のバランスが良くなります。
お肉の脂っぽさを、酢蒸しのさっぱりとした味わいがリセットしてくれるため、ご飯も美味しく食べ進めることができます。
保存テクニックと温め直し方
出来上がった「春キャベツと大豆の酢蒸し」は、作り置きのおかずとしても大変優秀です。保存する場合は、しっかりと粗熱を取ってから清潔な保存容器に入れ、冷蔵庫で保管してください。冷蔵保存で2〜3日程度は美味しくお召し上がりいただけます。
時間が経つごとに春キャベツと大豆に煮汁の味がしっかりと染み込み、作りたてとはまた違ったまろやかな味わいを楽しむことができます。温め直す際は、電子レンジで軽く加熱するか、小鍋に移して少量の水を足して温めると風味を損ないません。
このレシピのまとめと栄養のポイント
今回は、土井善晴さんのレシピ「春キャベツと大豆の酢蒸し」の作り方をご紹介しました。旬の春キャベツの瑞々しさと甘み、そして大豆のほくほくとした食感を、にんにくの風味とお酢のさっぱりとした味わいでまとめた絶品の一品です。
特別な材料や複雑な工程は一切なく、身近な食材とフライパンや鍋一つで手軽に作れるのが魅力です。弱火でにんにくの香りを引き出すこと、そして水分量に注意しながら約15分間じっくりと蒸し煮にすることで、素材の持つ本当の美味しさを引き出すことができます。
毎日のご飯のお供としてはもちろん、お弁当のおかずや、ワインなどのお酒のおつまみとしても大活躍間違いなしのレシピです。野菜をたっぷりと摂れるヘルシーな一皿ですので、ぜひ春キャベツが美味しい季節にご家庭の定番メニューとして取り入れてみてください。
