今回は、土井善晴さんのレシピ「ボイルドビーフのミネストローネ」の作り方をご紹介します。このお料理は、たっぷりの野菜が溶け込んだ風味豊かなミネストローネと、そのスープの旨味を吸い込みながらしっとりと仕上がるボイルドビーフを一度に楽しめる、非常に満足感の高い一品です。
野菜を切る際は、スプーンにのせて口に運ぶことを想像して1cm角などに切り揃えることで、とても食べやすくなります。また、強火でしっかりと煮立てることでスープに自然なとろみがつき、少し白濁して野菜の旨味が凝縮されるのが特徴です。そして最大の魅力は、スープの中で煮る牛肉の火入れ方法です。
たこ糸で結んだ牛肉をスープの中に埋め込むように入れ、わずか2分間だけ火にかけたら、あとは火を止めて5〜8分間ほど余熱でじわりと火を通します。この絶妙な温度管理により、柔らかい赤身のヒレ肉が極上のしっとり食感に仕上がります。
お肉にはお好みでパルメザンチーズやオリーブ油をかけてお楽しみいただける、贅沢なメインディッシュスープです。
【土井善晴さんのレシピ】ボイルドビーフのミネストローネの作り方
Course: 主菜Cuisine: 洋食4
servings15
minutes25
minutes420
kcal40
minutes今回は、土井善晴さんのレシピ「ボイルドビーフのミネストローネ」の作り方をご紹介します。このお料理は、たっぷりの野菜が溶け込んだ風味豊かなミネストローネと、そのスープの旨味を吸い込みながらしっとりと仕上がるボイルドビーフを一度に楽しめる、非常に満足感の高い一品です。
材料
牛ヒレ肉(2cm厚さ) 4切れ(1切れ約120g。)
たまねぎ 1コ(250g)
じゃがいも 3~4コ(400g)
きゅうり 3本(300g)
パプリカ(赤) 1コ(200g)
トマト 2コ(360g)
にんにく 1かけ
黒オリーブ 8コ
赤とうがらし 3本
パルメザンチーズ 適宜
塩
こしょう
オリーブ油 大さじ4
水 カップ3
作り方
- たまねぎは1cm角に、じゃがいもは皮をむいて1cm角に切る。きゅうりは両端を切り落としてところどころ皮をむき、1cm幅の小口切りにする。パプリカはヘタと種を取り除き、1cm四方に切る。トマトは2~3cm角に切る。にんにくはたたいてつぶしてから粗く刻む。
- ポイント
- オクラ、ズッキーニ、なすなど、いろいろ合わせても。野菜の大きさは、スプーンにのせて口に運ぶことを想像して切る。
- 牛肉は塩・こしょう各適量をふり、10分間ほどおいて下味をつける。
- ポイント
- 肉は柔らかい赤身のヒレ肉を選ぶとよい。
- 鍋にオリーブ油大さじ4と 1 のにんにくを入れて中火で熱し、香りがたったらたまねぎ、きゅうり、パプリカを加えて少ししんなりするまで炒める。
- 3 にじゃがいも、トマト、黒オリーブ、赤とうがらし、塩小さじ2/3、こしょう適量、水カップ3を加えて強火で煮る。沸騰したらアクを取り、そのまま強火で9~10分間煮る。
- ポイント
- 強火で煮立てることでとろみがつき、スープが少し白濁する。
- スープを煮ている間に、牛肉1切れずつにたこ糸(1本約80cm)をかけて結ぶ。片方の糸端は長く残しておく。
- 4 に 5 の肉を結んだたこ糸の長い糸端をまとめて持ち、野菜の間に埋め込むように入れて2分間煮る。火を止めて5~8分間ほどそのままおき、余熱でじわりと火を通す。
- たこ糸を引き上げて牛肉を取り出し、たこ糸を外して、器にミネストローネと一緒に盛りつける。
- ポイント
- 肉にチーズをおろしかけて塩をつけ、オリーブ油をかけるなどして楽しむとよい。
メモ
- 土井善晴さんのレシピ (ボイルドビーフのミネストローネ)
ボイルドビーフのミネストローネを美味しく作る3つの極意
野菜はスプーンにのる大きさに切り揃える
具材となるたまねぎ、じゃがいも、きゅうり、パプリカ、トマトなどの野菜は、1cm角や1cm幅など大きさを揃えて切ることが大切です。このレシピのポイントは、完成したときにスプーンにのせて口に運ぶことを想像して切ることです。大きさを揃えることで口当たりが良くなり、スープとの一体感が増します。
また、オクラ、ズッキーニ、なすなど、お好みの夏野菜をいろいろと合わせてアレンジすることも可能です。たっぷりの野菜の旨味が溶け込みます。
強火で煮立ててスープにとろみをつける
スープに水を加えた後、沸騰させてアクを取ったら、そのまま強火で9〜10分間煮ることが重要です。弱火でコトコト煮るのではなく、あえて強火でしっかりと煮立てることで、じゃがいもやトマトなどの野菜から旨味成分が溶け出し、スープに自然なとろみがつきます。
この工程により、スープ全体が少し白濁し、水っぽさがなくなって野菜の甘みとコクが凝縮された、非常に濃厚で深い味わいのミネストローネに仕上がります。
牛肉は余熱を利用してじわりと火を通す
柔らかい赤身の牛ヒレ肉をパサつかせずしっとりと仕上げるための最大のポイントが、火入れの温度と時間です。スープの中で直接長く煮込むのではなく、たこ糸で結んだ牛肉を野菜の間に埋め込むように入れ、火にかけるのはわずか2分間だけに留めます。
その後は火を止め、5〜8分間ほどそのまま置いて余熱でじわりと中まで火を通します。こうすることで、肉のタンパク質が急激に収縮するのを防ぎ、驚くほど柔らかくジューシーなボイルドビーフが完成します。
最高のペアリング:料理を引き立てる飲み物
この土井善晴さんのレシピで仕上がる、野菜の旨味が凝縮されたミネストローネと、しっとり柔らかいボイルドビーフの組み合わせには、軽やかでフルーティーな赤ワインや、程よいコクのあるロゼワインが非常によく合います。
例えば、イタリア産のキャンティや、タンニンが控えめなピノ・ノワールなどを合わせるのがおすすめです。強火で煮立てることで自然なとろみと白濁感が生まれた濃厚なスープが、果実味豊かなワインの穏やかな酸味と美しく調和し、口の中で豊かなマリアージュを生み出します。
さらに、仕上げに牛肉にパルメザンチーズをすりおろし、オリーブ油と塩をかけていただく場面では、ほんのりとスパイスのニュアンスを持つシラーズなどを合わせるのも素晴らしい選択です。赤身のヒレ肉の肉の旨味がワインによってより一層引き立てられ、特別なディナータイムを演出してくれます。
保存テクニックと温め直し方
調理したボイルドビーフとミネストローネは、粗熱が取れたら密閉容器に入れ、冷蔵庫で保存してください。スープと牛肉は別々に保存すると、お肉が硬くなるのを防ぐことができます。冷蔵庫での保存期間の目安は約2〜3日です。
お召し上がりの際は、スープはお鍋に移してしっかりと温め直し、牛肉は温かいスープの熱で優しく温める程度にするか、食べる直前にスライスして常温に戻していただくと、しっとりとした柔らかな食感を損なわずに美味しくいただけます。
このレシピのまとめと栄養のポイント
土井善晴さん直伝の「ボイルドビーフのミネストローネ」は、野菜の旨味を最大限に引き出した濃厚なスープと、絶妙な火入れで柔らかく仕上げた牛ヒレ肉を同時に楽しめる、本格的でありながら家庭でも実践しやすい素晴らしいレシピです。
スプーンにのる大きさに揃えられた色鮮やかな野菜を強火でしっかりと煮立てることで、自然なとろみとコクのあるスープが出来上がります。そして、たこ糸で結んだ牛肉をスープに埋め込み、余熱を利用してじっくりと火を通すテクニックは、赤身肉を極上の状態に仕上げる素晴らしい知恵です。
お肉にはお好みでチーズやオリーブ油をかけていただくことで、味わいの変化も楽しめます。栄養満点でボリュームもあり、特別な日のディナーや週末のゆっくりとしたお食事にぴったりの一品ですので、ぜひご自宅でこのレシピに挑戦してみてください。
