土井善晴さん直伝のレシピ「えんどうあんのあんパン」をご紹介します。このレシピは、鮮やかな緑色が美しい手作りのえんどうあんを、市販のロールパンにたっぷりと詰め込んで仕上げる、お家で手軽に楽しめる特別なあんパンです。
さや付きのえんどう豆から丁寧に作る本格的なえんどうあんは、豊かな風味と優しい甘みが格別で、一口食べるたびに素材のおいしさが口いっぱいに広がります。ロールパンの中をくり抜いてバターを塗り、そこに出来立てのあんを詰めるという、シンプルながらも非常に合理的なアイデアが光る一品です。
おやつにはもちろん、ちょっとしたおもてなしや朝食にもぴったりな、どこか懐かしくも新しい味わいを楽しむことができます。職人技のような手作りの和菓子のおいしさを、ご家庭で手軽に再現できる土井善晴さんの素晴らしいレシピを、ぜひ日々の料理のレパートリーに加えてみてください。
【土井善晴さんのレシピ】えんどうあんのあんパンの作り方
Course: デザートCuisine: 和食6
servings25
minutes25
minutes235
kcal50
minutes土井善晴さん直伝のレシピ「えんどうあんのあんパン」をご紹介します。このレシピは、鮮やかな緑色が美しい手作りのえんどうあんを、市販のロールパンにたっぷりと詰め込んで仕上げる、お家で手軽に楽しめる特別なあんパンです。
材料
重曹 少々(あれば。)
ロールパン 6コ
塩
バター(室温に戻す)
【えんどうあん】つくりやすい分量
えんどう豆 (正味)240g(約カップ2)(さや付きで700g。)
砂糖 120g
作り方
- えんどう豆は、多めの塩と重曹を加えた湯で柔らかくゆで(湯カップ6に対して塩小さじ1強が目安)、ちょろちょろと流水を細く注ぎながらゆっくり冷ます( えんどうの卵とじ の 1 ~ 2 参照)。粗熱が取れたらえんどう豆を取り出し、さらしに包み、すりこ木でつぶす。
- ポイント
- たたいたり、のしたりしながら、大きな粒がなくなるまでつぶして。
- 1 を鍋に移し、砂糖を加え、弱めの中火で煮ていく。
- 砂糖が溶けて水分が出てきたら、そのまま混ぜながら3~4分間煮詰める。
- ポイント
- 冷めると甘みを感じにくくなるので、ここで少し食べてみて、甘みが足りないようなら砂糖適量を加える。そうするとちょうどよい甘さのあんになる。
- 3 を杉板(菓子折のふたなどをとっておくとよい)などに小分けにして取り出す。堅く絞ったさらしをかけ、乾かないようにしながら粗熱を取る。
- ポイント
- 杉の板が余分な水分を吸ってくれる。
- ロールパンにスプーン先で穴を開け、そのまま奥まで入れて内部にスペースをつくる。ナイフにバター適量をとり、ロールパンの内側に塗る。えんどうあんをスプーンにとり、ロールパンの内側にたっぷり詰める。同様に計6コつくる。
メモ
- 土井善晴さんのレシピ (えんどうあんのあんパン)
えんどうあんのあんパンを美味しく作る3つの極意
豆をしっかり潰して滑らかにする
えんどう豆をゆで上げた後、粗熱を取ってからさらしに包み、すりこ木を使って丁寧に潰していく作業が大切です。このレシピのポイントは、たたくようにしたり、のすようにしたりしながら、大きな粒が完全になくなるまで徹底的に潰すことです。こうすることで、口当たりの良い滑らかな質感のえんどうあんに仕上がります。
粒が残っていると、ロールパンに詰めたときに一体感が損なわれてしまうため、じっくりと時間をかけて滑らかさを引き出すことが、美味しいあんパンを作るための重要な工程となります。
煮詰めながら甘みの調整を行う
鍋に潰したえんどう豆と砂糖を入れ、弱めの中火で煮進めていきます。砂糖が溶けて水分が出てきたら、焦げ付かないように混ぜながら3~4分間じっくりと煮詰めるのがこのレシピのポイントです。また、あんこは冷めると甘みを感じにくくなるという特徴があるため、煮詰めている途中で少し試食をしてみることが推奨されます。
もし甘みが足りないと感じた場合は、ここで砂糖を適量追加して調整することで、冷めたときにもちょうど良い絶妙な甘さのあんを完成させることができます。
杉板とさらしで水分と乾燥を管理
出来上がったえんどうあんは、杉板の上に小分けにして取り出すことがこのレシピのポイントです。杉の板を使用することで、あんに含まれる余分な水分を自然に吸い取ってくれるため、ベタつかずに程よい硬さのあんに仕上がります。
さらに、取り出したあんの上には堅く絞ったさらしをかけておくことで、表面が乾いて硬くなるのを防ぎながら、優しく粗熱を取ることができます。この丁寧な吸水と乾燥防止の工程が、しっとりとした極上のえんどうあんを作るための秘訣です。
最高のペアリング:料理を引き立てる飲み物
えんどうあんのあんパンに合わせるおすすめの飲み物として、まずは定番 of 温かい緑茶や煎茶が挙げられます。えんどう豆の爽やかな香りと優しい甘みが、緑茶の持つ心地よい渋みや旨味と調和し、お互いのおいしさを引き立て合います。
また、洋風の組み合わせとしては、軽めの赤ワインや、すっきりとした酸味のある白ワインを合わせるのも非常に魅力的です。特にソーヴィニヨンブランのようなハーブのニュアンスを持つ白ワインは、えんどう豆の青々とした風味と素晴らしい相性を見せます。
さらに、ロールパンに塗られたバターのコクと、えんどうあんの濃厚な甘みが合わさることで、まろやかな味わいのミルクティーや、少し濃いめに淹れたコーヒーともよく合います。和と洋の要素が融合したパンですので、気分やシーンに合わせて様々なペアリングを自由に楽しむことができます。
保存テクニックと温め直し方
手作りのえんどうあんは、保存方法に気をつけることで美味しさを保つことができます。ロールパンに詰める前の状態であれば、完全に冷ました後に清潔な密閉容器に入れるか、ラップできっちりと包んで冷蔵庫で保存してください。保存期間の目安は2~3日程度です。
もし長期保存したい場合は、使いやすい分量に小分けしてラップに包み、ジッパー付きの冷凍保存袋に入れて冷凍庫で保管するのがおすすめです。冷凍での保存期間は約2週間から1ヶ月程度が目安となります。解凍する際は、冷蔵庫に移してゆっくりと自然解凍させてください。
なお、ロールパンにあんを詰めた後の完成したあんパンは、パンが乾燥したりバターが馴染みすぎたりするのを防ぐため、作ったらできるだけ早めにお召し上がりいただくのが一番美味しく楽しむコツです。
このレシピのまとめと栄養のポイント
土井善晴さん直伝の「えんどうあんのあんパン」は、鮮やかな緑色と豊かな風味が魅力的なえんどうあんを、ロールパンを使って手軽に楽しむことができる素晴らしいレシピです。
多めの塩と重曹で柔らかくゆでたえんどう豆を丁寧に潰し、砂糖を加えて弱めの中火で煮詰めることで、素材本来の旨味が凝縮された絶品のあんが出来上がります。杉板を使って余分な水分を除き、さらしで乾燥を防ぐという伝統的な知恵も活かされています。
そして、ロールパンの内部にスペースを作り、バターを塗ってからあんをたっぷりと詰め込む工夫により、お家で簡単に極上のあんパンが完成します。手作りならではの優しい甘さと、バターのコク、パンの食感が一体となった味わいは、一度食べたら忘れられないおいしさです。
特別な道具を必要とせず、誰でも手軽に本格的な和の味わいを表現できるこのレシピを、ぜひご家庭で実践してみてください。
