日本の家庭料理を牽引する、土井善晴さんのレシピ「魚介マカロニグラタン」をご紹介します。グラタンといえば、子供から大人まで大好きな定番の洋食メニューですが、手作りのホワイトソースから仕上げる本格的な味わいは格別です。
本レシピでは、たいやえびといった旨味たっぷりの魚介類を贅沢に使用し、丁寧に焼き上げることで、素材の持つ本来の美味しさを最大限に引き出しています。
市販のルーを使わずに、バターと小麦粉、牛乳から作るホワイトソースは、ダマにならないためのちょっとしたコツを押さえるだけで、驚くほどなめらかで風味豊かに仕上がります。また、ゆで卵やグリンピースを加えることで、彩りも鮮やかになり、食卓に並べた瞬間に歓声が上がること間違いありません。
土井善晴さん直伝のこのレシピは、特別な日のディナーや、大切な人へのおもてなし料理としても最適です。一つ一つの工程を丁寧に行うことで完成する、心温まる絶品グラタン。オーブンから漂う香ばしいバターと魚介の香りに包まれながら、至福のひとときをお楽しみください。
【土井善晴さんのレシピ】魚介マカロニグラタンの作り方
Course: 主菜Cuisine: 洋食2
servings20
minutes25
minutes690
kcal45
minutes日本の家庭料理を牽引する、土井善晴さんのレシピ「魚介マカロニグラタン」をご紹介します。グラタンといえば、子供から大人まで大好きな定番の洋食メニューですが、手作りのホワイトソースから仕上げる本格的な味わいは格別です。
材料
たい(切り身) 2切れ(140g)
えび(無頭/殻付き) 6匹(110g)
たまねぎ 1/2コ(100g)
マカロニ 50g
ゆで卵 1コ
グリンピース(冷凍/湯通ししたもの) 20g
生パン粉 適量(全体備考参照。)
植物油
【下味】
塩 少々
黒こしょう(粗びき) 少々
【ホワイトソース】
バター 40g
小麦粉 40g
牛乳 カップ2
塩 小さじ2/3
黒こしょう(粗びき) 少々
ナツメグパウダー 少々
作り方
- えびは殻をむいて竹串で背ワタを取り、よく洗って水けを拭き、2~3等分に切る。たいは小骨を除いて1切れを3等分に切る。えびとたいに【下味】の塩、黒こしょうをふる。たまねぎは3〜4mm幅の薄切りにする。ゆで卵は輪切りにする。マカロニは袋の表示どおりに熱湯でゆで、ざるに上げて植物油少々をまぶす。
- フライパンに植物油大さじ1/2を弱火で熱して 1 のたい、えび、たまねぎを入れ、片面から焼いて焼き色をつけ、火を通す。
- 小鍋にバターを中火で溶かし、しっかり煮立ったところに小麦粉を加える。手早く混ぜてよくいりつけ、牛乳を5~6回に分けて少量ずつ注ぎ入れ、しっかり火を入れてからそのつどよく混ぜる。なめらかなソースになったら、塩、黒こしょう、ナツメグを加えて味つけをする。
- ポイント
- 焦がすのを恐れずに、しっかりと火を通します。鍋の中で小麦粉にしっかり火を入れ、ルーがさばけてきたなと思ったら次の牛乳を加えます。木べらで底をこそげながらよく混ぜ合わせ、なめらかになれば煮立たせてソースに仕上げます。
- 3 のソースの鍋に 2 、マカロニ、ゆで卵、グリンピースを加えて混ぜ合わせる。グラタン皿に等分に入れてパン粉をのせ、250℃に温めたオーブンで7~8分間こんがりと焼く。
- ポイント
- 【ホワイトソース】が熱いものをすぐに焼けば7~8分間で焼き上がりますが、一度冷ましたものの場合は15~20分間はじっくりと焼いてください。
メモ
- 土井善晴さんのレシピ (魚介マカロニグラタン)
魚介マカロニグラタンを美味しく作る3つの極意
焦がすのを恐れず、小麦粉にしっかり火を通す
手作りのホワイトソースをなめらかで美味しく仕上げるための最大のポイントは、バターと小麦粉を合わせる際、焦がすのを恐れずにしっかりと火を通すことです。小鍋にバターを中火で溶かし、しっかり煮立ったところに小麦粉を加えたら、手早く混ぜてよくいりつけます。
鍋の中で小麦粉にしっかりと火を入れ、ルーがさばけてきた状態(サラサラとしてくる状態)を見極めることが重要です。小麦粉の粉っぽさが完全に消えるまで火を入れることで、口当たりの良いなめらかなホワイトソースに仕上がります。この工程を丁寧に行うことが、全体の味を格段に引き上げる土台となります。
牛乳は5〜6回に分けて少量ずつ加え、そのつど混ぜる
ホワイトソースがダマになってしまう失敗を防ぐための極意が、牛乳の加え方です。いりつけたルーに牛乳を一気に加えるのではなく、必ず5~6回に分けて少量ずつ注ぎ入れます。そして、牛乳を加えるたびに、しっかりと火を入れて木べらで鍋の底をこそげながらよく混ぜ合わせることが必須です。
水分と油分を少しずつ乳化させていくイメージで、なめらかな状態になったら次の牛乳を加える、という作業を繰り返します。この地道な作業によって、シルクのように滑らかで、口の中でとろけるような極上のソースが完成します。焦らずじっくりと向き合うことが成功の鍵です。
ソースの温度によってオーブンの焼き時間を調整する
最後の仕上げであるオーブンでの焼き上げ工程では、グラタンのソースの温度状態によって加熱時間を柔軟に変えることが美しく美味しい焼き目を作るポイントです。
出来立てでホワイトソースが熱い状態のままグラタン皿に盛り付けて焼く場合は、250℃に温めたオーブンで7~8分間こんがりと焼くだけで、表面のパン粉がサクッと香ばしく仕上がります。
しかし、作り置きなどで一度冷ましてしまったグラタンを焼く場合は、中までしっかりと熱々にするために、同じ250℃でも15~20分間ほど時間をかけてじっくりと焼き上げてください。これにより、いつでも最高の状態で味わうことができます。
最高のペアリング:料理を引き立てる飲み物
魚介の旨味が溶け込んだ濃厚なホワイトソースと、こんがり焼けた香ばしいパン粉が魅力の魚介マカロニグラタンには、すっきりとした酸味と果実味のバランスが良い白ワインが絶妙にマッチします。特におすすめしたいのが、フランス・ブルゴーニュ地方の「シャブリ」です。
シャルドネ種から造られるこの白ワインは、キリッとしたミネラル感があり、えびやたいといった魚介類の甘みを引き立てつつ、バターを使った濃厚なホワイトソースの後味をすっきりとリセットしてくれます。
また、イタリアの「ソアヴェ」なども、フルーティーで軽やかな飲み口がグラタンのクリーミーさに優しく寄り添い、食卓をより一層華やかに演出してくれるでしょう。
保存テクニックと温め直し方
グラタンは保存がきくので、多めに作っておくのもおすすめです。焼く前の状態(パン粉を振る前、あるいは振った状態)で粗熱を取り、ラップをして冷蔵庫で保存すれば2日程度は美味しくいただけます。焼く際は、冷たい状態からスタートするため、250℃のオーブンで15~20分間じっくりと火を通してください。
また、冷凍保存する場合は、冷凍用の保存容器に入れ、1ヶ月以内を目安に消費しましょう。食べる際は電子レンジで中までしっかり解凍してから、オーブンやトースターで表面に焼き色をつけると美味しく仕上がります。
このレシピのまとめと栄養のポイント
今回は、土井善晴さん直伝の本格的な「魚介マカロニグラタン」の作り方をご紹介しました。手作りのホワイトソースは少しハードルが高く感じるかもしれませんが、手順通りに小麦粉にしっかりと火を通し、牛乳を数回に分けて少しずつ加えることで、誰でもダマのないなめらかで風味豊かなソースを作ることができます。
ぷりぷりのえびと、ふっくらとしたたいの旨味がソース全体に染み渡り、ゆで卵やグリンピースの彩りも食欲をそそります。250℃の高温オーブンでサクッと焼き上げた香ばしい生パン粉の食感と、熱々でクリーミーなマカロニのハーモニーは格別です。
週末のディナーや特別なおもてなしの日に、ぜひこの絶品グラタンに挑戦して、心も体も温まる美味しい時間をご家族やご友人とお楽しみください。
