今回は、土井善晴さんのオリジナルレシピ「あじの棒フライ」をご紹介します。あじフライといえば開きの状態が定番ですが、このレシピでは三枚におろして棒状に切ったあじを使用するのが特徴です。食べやすく、サクサクの衣とふっくらとした身のコントラストを存分に楽しむことができます。
食パンをフードプロセッサーにかけて自家製の生パン粉を作ることで、市販の乾燥パン粉にはない、ふんわりとボリュームのあるワンランク上の仕上がりになります。
また、付け合わせにはたっぷりのキャベツと新たまねぎ、そして風味豊かなパセリを添えており、揚げ物の美味しさを引き立てながらさっぱりと食べられる工夫が施されています。家庭で本格的かつ丁寧に作るあじフライの魅力を、土井善晴さんのレシピを通してぜひ体験してみてください。
いつもの食卓がさらに豊かになる、大満足のメインディッシュです。揚げたてのカリッとした音、レモンの爽やかな酸味、そして中濃ソースが絡み合う瞬間は、まさに至福のひととき。ご飯のおかずとしてはもちろん、お酒のお供にも最適な一品です。
【土井善晴さんのレシピ】あじの棒フライの作り方
Course: 主菜Cuisine: 和食2
servings15
minutes10
minutes580
kcal25
minutes今回は、土井善晴さんのオリジナルレシピ「あじの棒フライ」をご紹介します。あじフライといえば開きの状態が定番ですが、このレシピでは三枚におろして棒状に切ったあじを使用するのが特徴です。食べやすく、サクサクの衣とふっくらとした身のコントラストを存分に楽しむことができます。
材料
あじ(三枚におろして棒状に切ったもの) 2匹(1匹約180g)
食パン(6枚切り) 1~1+1/2枚
溶き卵 適量
小麦粉
揚げ油
中濃ソース
【付け合わせ】
キャベツ 200g
新たまねぎ 100g
パセリ 2本
レモン 1/4コ
作り方
- 食パンはちぎってフードプロセッサーにかけ、生パン粉をつくる。
- 付け合わせのキャベツはせん切りにし、新たまねぎは繊維に沿って薄切りにする。ざるに合わせて30秒間ほど水にさらし、水けをよくきっておく。
- パセリは葉先をそろえて束ね、みじん切りにし、紙タオルで包んで水けを絞る。
- あじに小麦粉をまぶし、余分な粉をしっかりとはたく。
- 1切れずつ溶き卵をつけ、ボウルの縁で余分な溶き卵をきり、すぐに 1 のパン粉をまぶす。
- フライパンに揚げ油カップ2+1/2を強めの中火にかけ、木製の菜箸を差し入れて箸先から泡がしっかりと出るまで熱し、中火に落とす。パン粉をつけたあじを入れ、温度が下がったらやや火を強めて揚げる。
- 音がカリカリと高くなれば火を弱め、こんがりとするまで揚げて油をきる。
- 2 と 3 を合わせて皿にこんもりとのせ、手前にあじを盛る。レモンを添え、好みでソースをたっぷりとかける。
メモ
- 土井善晴さんのレシピ (あじの棒フライ)
あじの棒フライを美味しく作る3つの極意
自家製生パン粉でサクふわ食感を実現
このレシピの最大のポイントは、6枚切りの食パンをちぎってフードプロセッサーにかけ、自家製の生パン粉を作ることです。市販の乾燥パン粉を使うのとは異なり、水分を含んだ生パン粉をまぶすことで、揚げ上がりの衣がふんわりと立ち、サクサクとした軽快な食感に仕上がります。
あじに溶き卵をつけた後は、すぐにこの生パン粉をまぶすことで、衣がしっかりと密着し、油の中で美しいきつね色に揚がります。ひと手間かける価値がある、極上の食感を生み出す大切な工程です。
油の温度管理と音の変化で揚がり具合を見極める
揚げ油の温度調整も、あじの棒フライを美味しく仕上げるための重要な極意です。フライパンに揚げ油を入れたら強めの中火にかけ、木製の菜箸を入れて箸先からしっかりと泡が出る状態を確認してから中火に落とします。あじを入れた際に温度が下がったら少し火を強め、常に適切な温度を保つことが大切です。
揚げている最中に「カリカリ」という高い音に変わってきたら火を弱め、こんがりとするまで揚げることで、外はサクッと、中はふっくらジューシーな最高の状態に仕上がります。
付け合わせの野菜は水にさらしてシャキッと仕上げる
揚げ物をさっぱりと美味しくいただくためには、付け合わせの準備にも気を配ります。せん切りにしたキャベツと薄切りにした新たまねぎは、ざるに合わせて30秒間ほどサッと水にさらすのがポイントです。これにより野菜がシャキッとし、心地よい歯ごたえが生まれます。
その後は水けをしっかりと切ることで、盛り付けた時にあじフライの衣が野菜の水分でベチャッとなるのを防ぎます。みじん切りにしたパセリも紙タオルで包んで水けを絞り、野菜と合わせることで豊かな香りが加わります。
最高のペアリング:料理を引き立てる飲み物
あじの棒フライは、サクサクとした香ばしい衣と青魚特有の旨味が詰まった一品ですので、合わせるお酒も爽やかで酸味のあるものが適しています。
ワインであれば、フレッシュな柑橘系の香りを持つ「ソーヴィニヨン・ブラン」や、キリッとした辛口の「スパークリングワイン」が、油のコクをすっきりと洗い流してくれるため非常によく合います。また、よく冷えたビールや、強炭酸で作ったレモンサワーなども定石のペアリングとして間違いありません。
おかずとしてご飯に合わせる場合は、お味噌汁に豆腐とわかめといったシンプルな具材を選ぶと、定食のようなバランスの取れた献立になります。副菜には、お浸しや酢の物など、酸味や出汁を効かせた小鉢を添えると、揚げ物の重たさを中和し、最後まで飽きずに美味しく楽しむことができます。
保存テクニックと温め直し方
揚げたての食感が最大の魅力であるため、基本的にはその日のうちに食べ切ることをおすすめします。どうしても余ってしまった場合は、完全に粗熱が取れてから清潔な保存容器に入れ、冷蔵庫で保存してください(翌日まで)。
翌日食べる際は、電子レンジで軽く温めた後、オーブントースターで表面をカリッと焼き直すことで、衣のサクサク感がある程度復活します。ただし、時間が経つとあじの風味が落ちやすくなるため、お早めにお召し上がりください。
このレシピのまとめと栄養のポイント
土井善晴さんの「あじの棒フライ」は、一般的な開きのあじフライとは一味違う、棒状にカットした食べやすさと食感の良さが際立つレシピです。6枚切りの食パンを使って生パン粉を手作りするというひと手間が、お店のようなふんわりサクサクの衣を生み出します。
揚げ油の温度を細かく調整し、揚がっていく「音の変化」に耳を傾けることで、誰でも失敗なく極上のきつね色に仕上げることができます。また、シャキッと水さらしをしたたっぷりのキャベツと新たまねぎ、香りの良いパセリを添えることで、揚げ物でありながらもさっぱりと爽やかに食べ進められるのが魅力です。
夕食のメインディッシュとしてはもちろん、お弁当のおかずやお酒のおつまみとしても大活躍する、満足度の高い一品をぜひご家庭でお試しください。
