【土井善晴さんのレシピ】初夏のトントンハンバーグの作り方

初夏のトントンハンバーグ 土井善晴さんのレシピ

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日本の家庭料理を牽引する料理研究家、土井善晴さん直伝のレシピ「初夏のトントンハンバーグ」をご紹介します。このレシピは、一般的なひき肉だけで作るハンバーグとは一線を画し、ステーキ用の豚肩ロース肉を贅沢に5mm角のあられ大に細かく刻んで使用するのが最大の特徴です。

ひき肉のジューシーな柔らかさに加え、ゴロゴロとした塊肉ならではの圧倒的な肉感と食べ応えを口の中いっぱいに楽しむことができます。さらに、たっぷりと練り込まれたたまねぎの甘みと、タイム、オレガノ、バジルといったハーブの香りが爽やかさを添え、初夏の季節にぴったりの軽やかで風味豊かな味わいに仕上がります。

合わせる特製の「日本酒バターソース」は、肉を香ばしく焼いたフライパンの旨味を余すことなく生かし、お酒の風味とバターのコクを丁寧に乳化させて作る極上のソースです。付け合わせのクレソンとレモンがさっぱりとした後味を演出し、食欲を一層かき立てます。

家庭の食卓を格上げする本格的なハンバーグの作り方を、手順に沿って詳しく解説していきます。

Servings

4

servings
Prep time

20

minutes
Cooking time

25

minutes
Calories

470

kcal
Total time

45

minutes

日本の家庭料理を牽引する料理研究家、土井善晴さん直伝のレシピ「初夏のトントンハンバーグ」をご紹介します。 このレシピは、一般的なひき肉だけで作るハンバーグとは一線を画し、ステーキ用の豚肩ロース肉を贅沢に5mm角のあられ大に細かく刻んで使用するのが最大の特徴です。

材料

  • 豚肩ロース肉(ステーキ用) 3枚(300g)(塊肉でもいい。)

  • 豚ひき肉 100g

  • たまねぎ 2コ(400g)

  • 食パン(6枚切り) 1枚

  • 牛乳 カップ1/2

  • 卵 1コ

  • ハーブ類 小さじ2~3(乾/タイム・オレガノ・バジルなど)

  • クレソン 1ワ

  • レモン(くし形切り) 2/3コ分

  • こしょう

  • サラダ油

  • 【日本酒バターソース】つくりやすい分量。2人分。

  • 酒 カップ1/2

  • 塩 小さじ1/2

  • バター 10g

作り方

  • 豚肩ロース肉は細切りにしてから厚みを整え、あられ大(5mm角)に切る。たまねぎはあられ切りにする。
  • 食パンはちぎって牛乳に浸す。
  • ボウルに 1 の豚肩ロース肉、豚ひき肉、食パン、卵、ハーブ類、塩・こしょう各小さじ1を入れて粘りが出るまで混ぜる。
  • 最後に 1 のたまねぎを混ぜ、4等分して丸くボール状にまとめる。
  • 大きめのフライパンで2コずつ焼く。フライパンにサラダ油大さじ1を熱し、 4 の肉ダネを手で押さえつけるようにして広げて入れる。
  • こんがり焼き色がついたら裏返してふたをする。ごく弱火にし、8分間ほど焼いて火を通す。
  • ふたを取って中央に金串を刺し、透明な肉汁が出てきたら焼き上がり。残り2コも同様に焼く。それぞれ温めた皿に盛り、アルミ箔(はく)などをかけて保温する。
  • 7 のフライパンに残った油を捨て、強火にかける。酒カップ1/2と塩小さじ1/2を入れて煮詰め、トロリとしたら火から離してバター10gを加え、フライパンを揺すって溶かし、乳化させてソースを仕上げる。残り2コ分のソースも同様につくる。
  • 7 の皿に 8 の【日本酒バターソース】をかけ、クレソン、レモンを添える。

メモ

  • 土井善晴さんのレシピ (初夏のトントンハンバーグ)
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初夏のトントンハンバーグを美味しく作る3つの極意

豚肩ロース肉を5mm角のあられ大に刻む食感の妙

このレシピのポイントは、ステーキ用の豚肩ロース肉を細切りにしてから厚みを整え、5mm角のきれいなあられ大に細かく刻むことです。通常のひき肉だけで作るハンバーグとは異なり、塊肉を自ら刻んで肉ダネに加えることによって、口に入れた瞬間に心地よい肉の存在感と圧倒的な歯ごたえを感じることができます。

豚ひき肉100gに対して豚肩ロース肉300gという絶妙な配合により、ひき肉が全体のつなぎの役割を果たしつつ、刻んだ塊肉から溢れ出る濃厚な肉汁と旨味をしっかりと閉じ込める構造になっています。

手で押さえて広げごく弱火で8分間じっくり蒸し焼き

肉ダネをフライパンに入れた際、手で上から押さえつけるようにして平らに広げて入れるのがポイントです。これにより肉ダネがフライパンに密着し、きれいな焼き色を均一につけることができます。

こんがりとした焼き色がついたら裏返し、すぐにふたをして「ごく弱火」に落として8分間ほど時間をかけてじっくりと焼き上げます。ふたをして密閉空間を作ることで、中に含まれる水分と肉汁が循環し、厚みのある肉ダネの中央までふっくらと確実に火を通すことができ、パサつかずにジューシーに仕上がります。

残った油を捨て強火の酒と塩にバターを合わせて乳化

ハンバーグを焼き上げた後のフライパンには肉の旨味が残っています。一度余分な油を捨ててから強火にかけ、酒カップ1/2と塩小さじ1/2を加えて一気に煮詰めていきます。水分がトロリとするまでしっかり煮詰まったら、必ず「火から離して」からバター10gを加えるのが重要なコツです。

火から離した状態でフライパンを素早く揺すってバターを溶かすことにより、水分と脂質が綺麗に混ざり合う「乳化」が起き、分離することなく、ツヤとコクのある滑らかで濃厚な日本酒バターソースが完成します。

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最高のペアリング:料理を引き立てる飲み物

初夏のトントンハンバーグに合わせる飲み物としては、すっきりとした酸味と豊かなコクを併せ持つ白ワインが特におすすめです。

ソースに日本酒とバターを使用しているため、和の要素と洋の濃厚さが絶妙に調和しており、フランスのブルゴーニュ地方で作られるシャルドネ種の白ワインや、日本の甲州ワインが素晴らしい相性を見せます。ワインの持つ爽やかなフルーティーさが、豚肉の脂の甘みを引き立てつつ、口の中をさっぱりと洗い流してくれます。

また、赤ワインを合わせる場合は、渋みが強すぎないライトボディからミディアムボディのピノノワールを選ぶと、ハーブの香りと豚肉の旨味に優しく寄り添います。

もちろん、ソースのベースとなっている日本酒とも相性が良く、冷やした純米酒を合わせることで、料理とお酒の米の旨味が共鳴し、贅沢な晩酌の時間を演出することができます。

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保存テクニックと温め直し方

焼き上がったハンバーグを保存する場合は、完全に粗熱が取れたことを確認してから、1個ずつ丁寧にラップで隙間なく包み、密閉保存容器またはジッパー付き保存袋に入れて冷蔵庫で保管してください。冷蔵での保存期間の目安は2日程度です。

食べる直前に電子レンジで加熱するか、少量の酒を振ってフライパンで弱火で蒸し焼きにするとふっくら感が戻ります。長期保存したい場合は、ラップに包んだ状態で冷凍庫に入れれば約2〜3週間保存可能です。ただし、日本酒バターソースは時間が経つと分離しやすいため、保存には向いていません。

ソースは食べる直前にその都度新しく作り、温かい状態のハンバーグにかけてお召し上がりいただくのが一番美味しく味わえる方法です。

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このレシピのまとめと栄養のポイント

土井善晴さん直伝の「初夏のトントンハンバーグ」は、ステーキ用の豚肩ロース肉をあられ大に刻んで使うという、家庭のハンバーグの概念を覆す革新的な一皿です。

ひき肉だけの柔らかな食感とは一味違う、肉そのものを噛み締める喜びと、たっぷりのたまねぎ、爽やかなハーブが織りなすハーモニーは、まさに初夏の季節にふさわしい贅沢な味わいと言えます。

手で押さえつけて広げて焼く手法や、ごく弱火で8分間ふたをして蒸し焼きにする丁寧な火入れ、そしてフライパンに残った旨味を日本酒とバターで乳化させるソース作りの工程など、すべての手順に美味しさを引き出す理由が詰まっています。

仕上げに添えるクレソンの苦味とレモンの酸味が全体の味を引き締め、最後まで飽きずに美味しくいただけます。ぜひ今夜の主菜として挑戦し、その特別な美味しさを体験してみてください。

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