和食のプロフェッショナルである笠原将弘さんの素晴らしいレシピ、「お揚げじゃが」をご紹介します。定番の家庭料理といえばお肉を使った肉じゃがが真っ先に思い浮かびますが、このレシピではお肉の代わりにたっぷりの油揚げを使用するのが最大の特徴です。
油揚げが持つ特有の豊かなコクと旨みが、甘辛い醤油ベースのだし汁にじんわりと溶け出し、ホクホクのじゃがいもや甘みのある玉ねぎ、にんじんと絶妙に絡み合います。
笠原将弘さんのレシピならではの理にかなった丁寧な手順、とりわけ「油揚げをごま油で香ばしく炒めてから煮る」という工程を踏むことで、風味豊かで奥深い味わいの本格的な和食へと昇華されています。
使用する材料も身近なスーパーですぐに手に入る手軽なものばかりで構成されており、日々の献立作りに頭を悩ませる方にとっても心強い一品です。
熱々のご飯のおかずとしてはもちろんのこと、日本酒などのお酒のあてや、冷めても味が馴染んで美味しいためお弁当のおかずとしても大活躍する、毎日でも食べたくなるような心温まる煮物料理です。
【笠原将弘さんのレシピ】お揚げじゃがの作り方
Course: 主菜Cuisine: 和食2
servings10
minutes20
minutes490
kcal30
minutes和食のプロフェッショナルである笠原将弘さんの素晴らしいレシピ、「お揚げじゃが」をご紹介します。定番の家庭料理といえばお肉を使った肉じゃがが真っ先に思い浮かびますが、このレシピではお肉の代わりにたっぷりの油揚げを使用するのが最大の特徴です。
材料
油揚げ 3枚(150g)
じゃがいも(メークイン) 2コ(200g)
たまねぎ 1/2コ(100g)
にんじん 1/2本(50g)
絹さや(筋を除く) 6枚
ごま油
【A】
だし カップ1+1/2
しょうゆ 大さじ2
酒 大さじ2
砂糖 大さじ2
作り方
- じゃがいもは大きめの一口大に切ってサッと洗う。たまねぎは8等分のくし形に切る。にんじんはよく洗って皮付きのまま一口大の乱切りにする。油揚げは長さを4~5等分に切る。【A】は合わせておく。
- フライパンにごま油小さじ2を中火で熱し、 1 の野菜と油揚げを炒める。油揚げに焼き色がつき、全体に油がなじんだら【A】を加え、ひと煮立ちさせてアクを除く。弱火にし、アルミ箔(はく)で落としぶたをして10~15分間煮る。
- ポイント
- 油揚げは焼き色がつくまでよく炒めてから煮ると、香ばしさが増す。
- じゃがいもが柔らかくなったら絹さやを加え、再び落としぶたをして約3分間煮て器に盛る。時間があれば一度冷まし、食べるときに温め直すと味がしみておいしい。
メモ
- 笠原将弘さんのレシピ (お揚げじゃが)
お揚げじゃがを美味しく作る3つの極意
油揚げは焼き色がつくまでしっかり炒める
このレシピの最大のポイントは、油揚げを煮る前にごま油で香ばしく炒めることです。油揚げに焼き色がつき、全体に油がなじむまで炒めることで、香ばしさが増し、仕上がりの風味が格段にアップします。
そのまま煮汁に入れるのではなく、一度中火でしっかりと焼き付ける工程を踏むことで、油揚げが持つ旨みとごま油の香りが引き出され、まるでお肉を使っているかのような深いコクとうまみを楽しむことができます。焦がさないように注意しながら、美味しい焼き色を目指してください。
アルミ箔の落としぶたでじっくり煮含める
調味料を加えてひと煮立ちさせ、アクを除いた後は、弱火にしてアルミ箔で落としぶたをして10~15分間煮込みます。落としぶたをすることで、少ない煮汁でも鍋の中で対流が生まれ、じゃがいもやにんじんなどの根菜類に均等に火が通り、味がしっかりと染み込みます。
メークインを使用しているため煮崩れしにくいですが、落としぶたの働きでさらに形を綺麗に保ったまま中まで柔らかく仕上げることができます。途中で様子を見ながら、焦げ付かないようにじっくりと煮含めていきましょう。
一度冷まして味を染み込ませる
じゃがいもが柔らかくなり、絹さやを加えて約3分間煮たら完成ですが、時間がある場合は一度鍋のまま冷ますことを強くおすすめします。和食の煮物は、加熱している時よりも、温度が下がっていく過程で食材に味が染み込んでいくという特性があります。
そのため、一度完全に冷ましてから食べる直前に温め直すことで、中までしっかりとだしの旨みと甘辛い調味料の味が浸透し、より一層美味しくいただくことができます。作り置きにも適した、理にかなった調理の手順です。
最高のペアリング:料理を引き立てる飲み物
ごま油の香ばしさとだしの効いた甘辛い味が特徴のお揚げじゃがには、お米のふくよかな旨みと甘みを持つ純米酒が最もよく合います。純米酒の芳醇な味わいが、油揚げに染み込んだコクを優しく包み込み、見事な相性を発揮します。
ワインを合わせる場合は、出汁の旨みや根菜の土のニュアンスに寄り添う、軽めの赤ワインがおすすめです。果実味が豊かで渋みが穏やかなピノ・ノワールやマスカット・ベーリーAなどが調和します。
ノンアルコールであれば、香ばしく焙煎されたほうじ茶や玄米茶を合わせると、ごま油の風味と同調し、食卓をより一層引き立ててくれます。
保存テクニックと温め直し方
粗熱をしっかりと取ってから、清潔な保存容器に移し替えて冷蔵庫で保存してください。保存期間の目安は約2〜3日程度です。煮物は時間が経つごとに具材に味がより深く染み込んでいくため、翌日以降はさらに美味しくお召し上がりいただけます。
温め直す際は、電子レンジを使用するか、小鍋に移して弱火でゆっくりと加熱してください。絹さやは時間が経つと色鮮やかさが失われやすいため、彩りを美しく保ちたい場合は、食べる直前に新しく塩ゆでしたものを添えるのもおすすめです。
このレシピのまとめと栄養のポイント
今回は、笠原将弘さんのレシピである「お揚げじゃが」をご紹介しました。定番の肉じゃがのお肉を油揚げに置き換えることで、手軽でありながらも、ごま油の風味と油揚げのコクが存分に活かされた、満足感の非常に高い一品に仕上がっています。
油揚げをあらかじめ香ばしく炒めてから煮るというひと手間が、家庭の味を格上げする素晴らしいポイントです。にんじんやたまねぎといった常備野菜を活用してすぐに作れるため、毎日の献立の心強い味方になってくれることでしょう。
和食の基本である「冷まして味を含ませる」という工程を取り入れることで、さらに本格的な味わいを楽しめます。ぜひ、今晩のおかずや作り置きの一品として、この素晴らしいレシピをご家庭の食卓で実践してみてください。
