人気日本料理店「賛否両論」のマスターとしておなじみ、笠原将弘さんのレシピ「のせるだけのり巻き」をご紹介します。お寿司や海苔巻きを作る際、巻きすを使って具材を中に巻き込むのはハードルが高いと感じる方も多いのではないでしょうか。
笠原将弘さんのこのレシピは、そんな悩みを一気に解決してくれる画期的なアイデア料理です。作り方は非常にシンプルで、塩を混ぜたご飯を海苔でクルクルと巻き、切り分けた断面に彩り豊かな具材を「のせるだけ」。これなら巻きすを持っていなくても、失敗することなく誰でも美しいお寿司を完成させることができます。
具材は、ツナマヨネーズを和風に仕上げたもの、梅干しとたくあんのさっぱりとした組み合わせ、しらすと卵を炒め合わせたもの、そして市販のイクラと、バラエティに富んだ4種類が揃っています。
見た目が華やかで一口サイズなので、日々のお食事だけでなく、ホームパーティーやちょっとしたおもてなしの席でも大活躍間違いなしの素晴らしいレシピです。笠原将弘さんならではの手軽さと美味しさを両立させた一品を、ぜひご家庭でお試しください。
【笠原将弘さんのレシピ】のせるだけのり巻きの作り方
Course: 主食Cuisine: 和食2
servings15
minutes5
minutes575
kcal20
minutes人気日本料理店「賛否両論」のマスターとしておなじみ、笠原将弘さんのレシピ「のせるだけのり巻き」をご紹介します。お寿司や海苔巻きを作る際、巻きすを使って具材を中に巻き込むのはハードルが高いと感じる方も多いのではないでしょうか。
材料
ご飯(温かいもの) 400g
焼きのり(全形) 2枚
イクラのしょうゆ漬け(市販) 30g
白ごま 小さじ1
練りわさび 適量
サラダ油
塩
【A】
細ねぎ(小口切り) 3本分
ツナ(缶詰/油漬け/缶汁ごと/小) 1缶(70g)
マヨネーズ 大さじ1
うす口しょうゆ 小さじ1/2~1
黒こしょう(粗びき) 少々
【B】
梅干し(塩分8~10%/種を除いてたたく) 1コ分
たくあん(せん切り) 30g
【C】
溶き卵 1コ分
しらす干し 30g
砂糖 小さじ1
しょうゆ 小さじ1/2
作り方
- 【A】、【B】、【C】はそれぞれ混ぜ合わせる。フライパンにサラダ油を薄くひいて中火で熱し、【C】を流し入れ、固まってきたら菜箸で混ぜていり卵をつくる。
- ご飯に塩少々を混ぜ合わせる。のり1枚を横長に置き、のりの奥側を3cmほどあけて、ご飯の半量を手で均等に広げる。手前から手でクルクルと巻き、少しおいてのりをなじませる。巻き終わりを下にして置き、包丁を拭きながら8等分に切る。もう1本も同様につくる。
- ポイント
- ご飯はのりの両端まで均等に広げる。巻きすを使わない分、手に水をつけながら作業すると巻きやすい。
- 2 ののり巻きの切り口に、【A】、【B】、【C】、イクラのしょうゆ漬けをそれぞれのせ、器に盛る。【B】に白ごまをふり、練りわさびを添える。
メモ
- 笠原将弘さんのレシピ (のせるだけのり巻き)
のせるだけのり巻きを美味しく作る3つの極意
ご飯は海苔の両端まで均等に広げる
海苔巻きを作る際、仕上がりを美しくするための最大のポイントは、ご飯の広げ方にあります。このレシピでは海苔の奥側を3cmほどあけておきますが、左右の両端については隙間なく、均等な厚みでしっかりとご飯を広げることが重要です。
端までご飯が届いていないと、切り分けた時に端のピースだけご飯がスカスカになってしまい、せっかくの美味しい具材をのせる土台として不安定になってしまいます。均等に広げる意識を持つことで、どこを切っても同じボリュームのしっかりとした美しい土台が完成し、トッピングした色鮮やかな具材がより一層引き立ちます。
巻きすを使わず、手に水をつけて巻く
この海苔巻きの最大の特徴であり魅力は、巻きすという専用の調理器具を使用せずに手で直接巻いていく点です。その際、手に適度な水をつけることが成功の秘訣です。手に水をつけておくことで、ご飯粒が手やくっつくのを防ぎ、スムーズに作業を進めることができます。
また、手で直接ご飯の感触を確かめながら巻くことで、強すぎず弱すぎない絶妙な力加減で巻くことができ、ふんわりとした口当たりの良い海苔巻きに仕上がります。特別な道具がなくてもプロの仕上がりに近づく素晴らしいテクニックです。
切るたびに包丁をきれいに拭き取る
海苔巻きを8等分に切り分ける工程では、一度切るごとに包丁の刃を濡れ布巾などで丁寧に拭き取ることが、美しい断面を作るための絶対条件です。ご飯のデンプン質による粘りが刃に付着したまま次のカットに入ると、海苔が引きつれて破けたり、ご飯が押し潰されて形が崩れたりする原因になります。
水分を含ませた清潔な布巾でスッと汚れを落とし、刃先をわずかに湿らせた状態で切ることで、ご飯への摩擦が減ってスパッと綺麗な断面を作ることができます。このひと手間で、具材をのせたときの見栄えが格段にアップします。
最高のペアリング:料理を引き立てる飲み物
笠原将弘さんの「のせるだけのり巻き」は、4種類の異なる味わいの具材が楽しめるため、お酒のペアリングも幅広い選択肢があります。海苔の風味とツナマヨネーズ、イクラといった魚介の旨味が詰まったこの一品には、よく冷えた白ワインがぴったりです。
特におすすめなのは、ニュージーランド産の「ソーヴィニヨン・ブラン」です。フレッシュな柑橘系の香りとスッキリとした酸味が、梅干しやたくあんの酸味と見事に調和し、ツナマヨネーズのコクをさっぱりと洗い流してくれます。
また、しらす干し入りのいり卵の優しい甘みには、軽やかな「ピノ・ノワール」のような赤ワインを合わせても意外なマリアージュを楽しめます。もちろん、キリッと冷やした日本酒や、シュワっと爽快なスパークリングワイン(「カヴァ」や「プロセッコ」など)とも相性抜群です。
一口ごとに具材が変わる楽しさに合わせて、お好みのお酒をゆっくりと楽しんでみてください。
保存テクニックと温め直し方
のり巻きはご飯が固くなったり海苔が湿気てしまったりするため、基本的には作ったその日のうちに食べ切るのが最も美味しく味わうコツです。どうしても保存が必要な場合は、乾燥を防ぐために一つずつ丁寧にラップで包み、冷蔵庫の野菜室(冷えすぎない場所)に入れて保存してください。
保存した翌日に食べる際は、電子レンジでほんの少し(10〜20秒程度)温めると、ご飯のふんわり感が戻ります。ただし、イクラなどの生ものは傷みやすいので、食べる直前にのせるか、保存する分にはトッピングせずにプレーンなのり巻きの状態で保存し、後から具材をのせることをおすすめします。
このレシピのまとめと栄養のポイント
今回は、笠原将弘さんの素晴らしいアイデアが光る「のせるだけのり巻き」をご紹介しました。日本の伝統的なお寿司作りにつきものの「巻きす」を使わず、海苔にご飯を広げて手でクルクルと巻くだけという、驚くほど手軽で画期的なレシピです。
巻き込んだ具材が崩れる心配もなく、切った断面に色とりどりの具材を「のせるだけ」なので、誰でも失敗なくまるで専門店のような美しい仕上がりを楽しむことができます。
ツナマヨネーズのコク、梅干しとたくあんの爽やかな酸味と食感、しらすといり卵の優しい味わい、そしてイクラの贅沢な旨味という、バラエティ豊かな4つの味が一度に楽しめるのも魅力です。ご家庭での普段のお食事はもちろん、華やかな見た目はパーティーやおもてなしの席でも大歓声が上がること間違いなしの一品です。
笠原将弘さんの手軽で美味しいレシピを、ぜひあなたの食卓でも再現してみてください。
