今回は、日本料理の名店「賛否両論」のマスターとして広く知られる笠原将弘さんのレシピ「かじきの竜田揚げのせぶっかけうどん」をご紹介します。夏の暑い時期や、さっぱりとしながらも食べ応えのある一品を探しているときにぴったりの、笠原将弘さん直伝の冷やしうどんです。
このレシピの魅力は、余ったかじきの竜田揚げを見事にリメイクし、うどんのトッピングとして天かすのように活用するアイデアにあります。カリッとした竜田揚げの食感と旨味が、冷たい麺つゆと絶妙に絡み合います。
また、素揚げにしたなすとゴーヤーが加わることで、野菜の甘みとほのかな苦味が味のアクセントになり、彩りも鮮やかに仕上がります。みょうがや青じそ、すだちといった薬味がたっぷりと乗るため、一口ごとに違った爽やかな香りが楽しめるのも特徴です。
ご自宅で本格的な和食店のまかないのような贅沢なぶっかけうどんを、ぜひ作ってみてください。
【笠原将弘さんのレシピ】かじきの竜田揚げのせぶっかけうどんの作り方
Course: 主食Cuisine: 和食2
servings15
minutes5
minutes504
kcal20
minutes今回は、日本料理の名店「賛否両論」のマスターとして広く知られる笠原将弘さんのレシピ「かじきの竜田揚げのせぶっかけうどん」をご紹介します。夏の暑い時期や、さっぱりとしながらも食べ応えのある一品を探しているときにぴったりの、笠原将弘さん直伝の冷やしうどんです。
材料
かじきの竜田揚げ 適量
うどん(冷凍) 2玉
なす 1コ
ゴーヤー(縦半分に切ったもの) 1/2本分
みょうが 1コ
青じそ 4枚
細ねぎ 適量
すだち 1コ
揚げ油 適量
【麺つゆ】
だし カップ2
しょうゆ カップ1/4
みりん カップ1/4
作り方
- 鍋に【麺つゆ】の材料を入れてひと煮立ちさせ、粗熱が取れたら冷蔵庫で冷やす。かじきの竜田揚げは7~8mm角に切る。なすは8mm厚さの半月形に切る。ゴーヤーはスプーンで白いワタと種を取り、薄切りにする。みょうがは縦半分に切り、縦に薄切りにする。青じそは細切りにする。細ねぎは端から2~3mm幅に切る(小口切り)。すだちは横半分に切る。
- ポイント
- かじきの竜田揚げを天かす風にうどんにのせる。大きさは、食感を損なわない程度の7~8mm角に。
- フライパンに3cm深さの揚げ油を入れて170℃(中温/全体備考参照)に熱し、なすを入れる。浮き上がるので静かに混ぜながら、こんがり色づくまで1分間ほど素揚げにし、油をきる。続けてゴーヤーを入れ、同様にして30秒間ほど素揚げにし、油をきる。
- ポイント
- ゴーヤーは、薄く切ってごく軽く素揚げにすることで、苦みが和らぐ。カリカリにまではしなくてよい。
- 鍋に湯を沸かしてうどんを袋の表示どおりにゆで、氷水で冷やす。水けをきって器に盛り、なす、ゴーヤー、かじきをのせ、みょうが、青じそ、細ねぎを散らす。【麺つゆ】を注ぎ、すだちを添える。
メモ
- 笠原将弘さんのレシピ (かじきの竜田揚げのせぶっかけうどん)
かじきの竜田揚げのせぶっかけうどんを美味しく作る3つの極意
竜田揚げは7〜8mm角に切り、天かす風に
このレシピにおいて、かじきの竜田揚げはそのまま乗せるのではなく、7〜8mm角に細かく切ることが最大のポイントです。この大きさに切りそろえることで、うどんをすする際に天かすのように麺や薬味と自然に絡み合い、一口ごとに衣のサクサク感とかじきの旨味を均等に味わうことができます。
また、食感を損なわない絶妙なサイズ感であり、冷たいつゆを適度に吸い込んで深い味わいを生み出します。揚げ物を最高のトッピングへと昇華させる見事な工夫です。
なすは170度の油で1分間素揚げにする
なすは8mm厚さの半月形に切り、170度(中温)の揚げ油で約1分間こんがりと色づくまで素揚げにします。なすは油と非常に相性が良く、サッと素揚げにすることで特有のスポンジ状の果肉が油のコクを吸い込み、とろけるような食感へと変化します。
揚げている間はなすが浮き上がってくるため、静かに混ぜながら全体を均等に加熱するのがコツです。このひと手間で、さっぱりとしたうどんに豊かなコクとボリューム感がプラスされます。
ゴーヤーは薄切りにして30秒の軽い素揚げ
ゴーヤーはスプーンで白いワタと種を丁寧に取り除き、薄切りにしてから同じく170度の油で約30秒間だけ素揚げにします。ゴーヤー特有の強い苦味は、油を通すことで角が取れ、マイルドで食べやすい味わいへと変化します。ここでの重要なポイントは「カリカリになるまで揚げない」ことです。
ごく軽く油に通す程度に留めることで、ゴーヤー本来の鮮やかな緑色と程よい食感が残り、冷やしうどん全体の素晴らしいアクセントとして機能します。
最高のペアリング:料理を引き立てる飲み物
笠原将弘さんの「かじきの竜田揚げのせぶっかけうどん」には、和の柑橘系の香りや、出汁の旨味に寄り添う爽やかなお酒がよく合います。特におすすめしたいのが、キリッと冷やした辛口の日本酒です。
純米吟醸酒などのフルーティーでありながらスッキリとした後味を持つ日本酒は、みょうがや青じその爽やかな風味、そしてすだちの酸味と見事に調和します。ワインを合わせる場合は、日本の固有品種である甲州を使った白ワインがいちおしです。
甲州ワインが持つほのかな柑橘の香りと和柑橘のすだちは相性が抜群で、素揚げしたなすやゴーヤーの油分をさっぱりと流してくれます。ノンアルコールであれば、冷たい緑茶やほうじ茶がよく合います。
保存テクニックと温め直し方
うどんや素揚げにした野菜、たっぷりの薬味は、作ってから時間が経つと風味や食感が損なわれるため、出来立てをすぐに食べるのが最も美味しく味わう秘訣です。麺つゆに関しては、事前に作って冷蔵庫で保存することが可能です。
だし汁にしょうゆとみりんを合わせてひと煮立ちさせた後、粗熱を取ってから清潔な保存容器に入れ、冷蔵庫でしっかりと冷やしておいてください。
このレシピのまとめと栄養のポイント
笠原将弘さんのレシピ「かじきの竜田揚げのせぶっかけうどん」は、冷たい麺の上に豊かな具材と薬味をたっぷりと乗せた、五感で楽しめる贅沢な一品です。かじきの竜田揚げを細かく刻んで天かすのように見立てることで、サクサクとした食感と魚の旨味が全体に行き渡ります。
さらに、素揚げにしたなすのトロリとしたコクと、ゴーヤーの心地よい苦味が絶妙なバランスを生み出し、冷たいつゆと絡み合います。たっぷりのみょうが、青じそ、細ねぎ、そしてすだちの香りが食欲を刺激し、最後まで飽きることなくさっぱりと食べ進めることができます。
ご家庭にある材料で、プロの技が光る本格的な味わいをご堪能ください。
