今回は、テレビや雑誌で大活躍の料理愛好家、平野レミさんのレシピ「花椒油(ホアジャオユ)」をご紹介します。中華料理に欠かせない、あのピリッとした痺れるような辛さと爽やかな香りが特徴の万能調味料です。
市販のものを使うのも手軽ですが、平野レミさんのレシピで作る自家製の手作り花椒油は、香りの立ち方が格段に違います。材料はたったのふたつ、花椒とごま油のみという非常にシンプルな構成ながら、本格的な中華料理店の味わいを家庭で再現できる素晴らしいレシピです。
麻婆豆腐や担々麺の仕上げに数滴垂らしたり、冷奴や炒め物に少し加えたりするだけで、いつもの料理がワンランク上の仕上がりになります。手軽に作れて常温で長期間保存できるのも嬉しいポイントです。作りたての豊かな香りと、口の中に広がる心地よい刺激をぜひご家庭で体験してみてください。
平野レミさん直伝のこのレシピで、日々の食卓に新しい風味のアクセントを加えてみてはいかがでしょうか。自家製の調味料は、一度その美味しさと香りの高さを知ってしまうと、もう手放せなくなるほどの魅力を持っています。
中華料理を作る頻度が少ないという方でも、ドレッシングに混ぜたり、唐揚げにかけたりとアレンジの幅は無限大です。ぜひ、この本格的な風味を存分に味わってみてください。
【平野レミさんのレシピ】花椒油の作り方
Course: 調味料Cuisine: 中華10
servings5
minutes5
minutes86
kcal10
minutes今回は、テレビや雑誌で大活躍の料理愛好家、平野レミさんのレシピ「花椒油(ホアジャオユ)」をご紹介します。中華料理に欠かせない、あのピリッとした痺れるような辛さと爽やかな香りが特徴の万能調味料です。
材料
花椒 大さじ3(9g)(全体備考参照。)
ごま油 カップ1/2
作り方
- 花椒大さじ3を厚手の紙タオルで包み、包丁の背で軽くたたいてつぶす。
- 小鍋に 1 とごま油カップ1/2を入れ、弱火で5分間ほど熱する。香りが出たら、紙タオルを敷いたざるでこして粗熱を取り、保存容器に入れる(常温で約1か月間保存可能)。
メモ
- 平野レミさんのレシピ (花椒油)
花椒油を美味しく作る3つの極意
厚手の紙タオルで包み、軽くたたいてつぶすこと
このレシピの最初のポイントは、花椒をそのまま使うのではなく、厚手の紙タオルで包んでから包丁の背で軽くたたいてつぶす工程にあります。
花椒は粒のまま油に入れて加熱しても香りが抽出されにくい性質がありますが、事前につぶして表面積を広げることで、中に閉じ込められている芳醇な香りと痺れるような辛み成分を効率よく油に移すことができます。薄いキッチンペーパーでは破れて散らばってしまう恐れがあるため、厚手の紙タオルを使用するのがコツです。
軽くたたく際は、完全に粉々にするのではなく、粒が粗く割れる程度にとどめることで、焦げ付きを防ぎながら澄んだ油に仕上がります。
弱火でじっくりと5分間加熱して香りを引き出すこと
小鍋にごま油とつぶした花椒を入れたら、強火ではなく「弱火」で約5分間ほどじっくりと熱することが最大の極意です。香辛料の香り成分は熱に弱く、高温の油で一気に加熱してしまうと、せっかくの爽やかな香りが飛んでしまうだけでなく、花椒が焦げて苦味やえぐみが油に移ってしまいます。
弱火でゆっくりと温度を上げていくことで、ごま油のコクのある香ばしさと花椒のシトラスのような清涼感のある香りが絶妙に融合します。油から細かい泡が立ち始め、キッチン全体にふくよかな香りが漂ってきたら、それが火から下ろす最適なタイミングです。焦がさないよう、つきっきりで火加減をコントロールしてください。
香りが出たら紙タオルを敷いたざるでこすこと
加熱が終わって豊かな香りが立ったら、粗熱を取る前に紙タオルを敷いたざるでこす工程を忘れないでください。花椒の粒を油の中にそのまま残しておくと、時間の経過とともに苦味が強く出過ぎてしまったり、料理に使う際にザラザラとした不快な食感の原因になったりします。
紙タオルを使って丁寧にこすことで、微細な花椒の粉末や不純物がしっかりと取り除かれ、美しく透き通ったクリアな花椒油が完成します。また、こした後はしっかりと粗熱を取ってから保存容器に移すことで、容器内の結露を防ぎ、品質を保ったまま長持ちさせることができます。
ひと手間かけることで、プロ顔負けの仕上がりになります。
最高のペアリング:料理を引き立てる飲み物
平野レミさんのレシピで作る自家製「花椒油」は、驚くほど華やかな香りと刺激が特徴で、合わせる飲み物もその風味を引き立てるものがおすすめです。中華料理の麻婆豆腐やよだれ鶏にこの花椒油をたっぷりとかけた場合、相性が抜群なのは、果実味が豊かで少しスパイシーなニュアンスを持つ赤ワインです。
例えば、オーストラリア産のシラーズや、フランス・ローヌ地方のグルナッシュを主体としたコート・デュ・ローヌなどの赤ワインは、花椒の痺れる辛さと調和し、料理の奥深さをさらに引き出してくれます。
また、白ワインを合わせるなら、ゲヴュルツトラミネールやリースリングなど、アロマティックでほんのりと甘みを感じるタイプがぴったりです。
ワイン以外であれば、柑橘系の香りが爽やかなクラフトビール(インディア・ペールエールやペールエール)も、花椒のシトラス系の香りと見事にリンクし、口の中をさっぱりとリセットしてくれます。ぜひお試しください。
保存テクニックと温め直し方
完成した花椒油の保存方法について解説します。出来上がった油は、清潔なガラス瓶などの密閉できる保存容器に入れて保管してください。レシピにある通り、常温で約1か月間保存することが可能です。ただし、直射日光の当たる場所やコンロの近くなど高温になる場所は避け、冷暗所で保存するのが風味を長持ちさせるコツです。
冷蔵庫に入れるとごま油の成分が白く固まってしまうことがあるため、常温保存が適しています。使用する際は、雑菌の繁殖を防ぐために必ず清潔で乾いたスプーンを使用し、水滴などが混入しないように注意してください。
このレシピのまとめと栄養のポイント
今回ご紹介した平野レミさんの「花椒油」のレシピは、身近な材料で本格的な中華調味料を手作りできる、非常に実用性が高く魅力的な一品です。
大さじ3杯のたっぷりの花椒を丁寧につぶし、ごま油とともに弱火でじっくりと加熱するというシンプルな工程のなかに、極上の香りを引き出すための理にかなったテクニックが詰まっています。手作りの花椒油は、市販品にはないフレッシュで力強い香りと、舌の先で心地よく弾けるような痺れ(麻味)を堪能することができます。
麻婆豆腐、担々麺、水餃子といった定番の中華料理はもちろん、冷奴にかけたり、お刺身のカルパッチョのアクセントにしたりと、アイデア次第で和食や洋食の隠し味としても大活躍します。常温で約1か月保存できるため、一度作っておけば毎日の食卓を豊かに彩る心強い味方になるはずです。
ぜひこの機会に、平野レミさん直伝の香り高い自家製調味料に挑戦してみてください。
