秋の味覚の代表格である秋刀魚(さんま)を贅沢に使い、風味豊かな高菜と一緒に土鍋で炊き上げる、平野レミさんの「秋刀魚(さんま)高菜飯」のレシピをご紹介します。脂ののったさんまを丸ごと炊き込むこのご飯は、ふたを開けた瞬間に広がる香ばしい香りが食欲をそそる一品です。
さんまはあらかじめ魚焼きグリルで香ばしく焼き上げてからお米と一緒に炊き込むため、魚特有の生臭さが抑えられ、旨味だけがご飯にしっかりと染み込みます。炊き上がった後にほぐしたさんまの身と、たっぷりの高菜、白ごま、千切りのしょうがを混ぜ合わせることで、一口ごとに様々な食感と風味が口の中で弾けます。
さらに、サニーレタスや青じそ、焼きのりで巻いて食べたり、豆板醤で辛味のアクセントを加えたり、すだちを絞って爽やかさをプラスしたりと、自分好みの味わい方で楽しめるのもこのレシピの大きな魅力です。
手軽に本格的な土鍋ご飯を楽しめる、平野レミさんのアイデアが詰まった絶品レシピで、ご家庭の食卓に彩りを添えてみてはいかがでしょうか。
【平野レミさんのレシピ】秋刀魚(さんま)高菜飯の作り方
Course: 主食Cuisine: 和食4
servings15
minutes32
minutes550
kcal47
minutes秋の味覚の代表格である秋刀魚(さんま)を贅沢に使い、風味豊かな高菜と一緒に土鍋で炊き上げる、平野レミさんの「秋刀魚(さんま)高菜飯」のレシピをご紹介します。脂ののったさんまを丸ごと炊き込むこのご飯は、ふたを開けた瞬間に広がる香ばしい香りが食欲をそそる一品です。
材料
さんま(中) 2匹
米 360ml(2合)
にんじん 40g
サニーレタス 適宜
焼きのり 適宜
青じそ 適宜
豆板醤(トーバンジャン) 適宜
すだち 適宜
塩 小さじ1
酒 大さじ1
しょうゆ 大さじ1
【A】
高菜(みじん切り) 大さじ6
白ごま 大さじ5
しょうが(せん切り) 大さじ2
作り方
- 米は水で洗い、水けをきる。にんじんは3cm長さの細切りにする。
- さんまはワタを取って水で洗い、塩小さじ1をふって10分問おく。魚焼きグリルで両面を焼いて火を通す。
- ポイント
- さんまは、腹に肛門まで切り目を入れ、包丁の先でワタをかき出す。
- 土鍋に 1 の米、にんじん、酒・しょうゆ、米と同量の水(360ml)を入れ、 2 のさんまをのせる。ふたをして火にかけ、沸騰したら弱火にし、12分間たったら火を止めて10分間蒸らす。
- ポイント
- さんまは焼いてから米といっしょに炊くと、臭みが出ずにおいしく炊ける。
- さんまの骨を取って身をほぐし、【A】を加えて混ぜる。好みでサニーレタス、焼きのり、青じそなどで包み、豆板醤を添えたり、すだちを絞ったりして食べる。
メモ
- 平野レミさんのレシピ (秋刀魚(さんま)高菜飯)
秋刀魚(さんま)高菜飯を美味しく作る3つの極意
さんまは下処理後に塩を振って10分置く
さんまの内臓(ワタ)を取り除いて水洗いした後、塩小さじ1をふって10分間おく工程は、魚の旨味を引き出し、臭みを抜くための非常に重要なステップです。塩を振ることで浸透圧が働き、さんまの身から余分な水分とともに生臭さの元となる成分が外へ排出されます。
このひと手間を省かずにしっかりと行うことで、土鍋で炊き込んだ際にご飯に嫌な風味が移らず、さんま本来の上質な旨味だけを味わうことができます。水気が出たらペーパータオルなどで軽く押さえるとなお良いでしょう。
さんまはあらかじめ香ばしく焼き上げる
生のさんまをそのままお米と一緒に炊くのではなく、魚焼きグリルで事前に両面を焼いて火を通すのが、このレシピの最大のポイントです。表面を香ばしく焼き上げることで、メイラード反応による豊かな風味が加わり、土鍋のふたを開けたときの香りが格段に良くなります。
また、焼く過程で余分な脂が落ちるため、ご飯が脂っぽくなりすぎず、ふっくらと美味しく炊き上がります。焼いてから炊くという手法が、魚介系の炊き込みご飯特有の臭みを完全に抑え込む秘訣です。
炊き上がりに加える薬味で風味を重ねる
炊き上がって10分間蒸らしたご飯に、高菜のみじん切り(大さじ6)、白ごま(大さじ5)、しょうがのせん切り(大さじ2)を後から混ぜ合わせることで、熱による風味の飛びを防ぎ、フレッシュな香りと食感を活かすことができます。
特に高菜の程よい酸味と塩気、しょうがの爽やかな辛味、白ごまのプチプチとした食感と香ばしさが、さんまの濃厚な旨味と絶妙なバランスで調和します。これらの薬味がアクセントとなり、ボリュームのあるご飯でも最後まで飽きずに食べ進めることができるようになります。
最高のペアリング:料理を引き立てる飲み物
平野レミさんの「秋刀魚高菜飯」には、さんまの豊かな脂と高菜の風味に寄り添う、すっきりとした酸味を持つ白ワインや、軽めの赤ワインがよく合います。白ワインであれば、柑橘系の爽やかな香りが特徴のソーヴィニヨン・ブランがおすすめです。
すだちを絞って食べる際のアロマとワインの風味が同調し、さんまの旨味をさらに引き立ててくれます。また、和の要素を持つ甲州ワインも、醤油やしょうがの風味と素晴らしい相性を見せます。
赤ワインを合わせる場合は、渋みが少なく果実味が豊かなピノ・ノワールやマスカット・ベーリーAを選ぶと、さんまの香ばしい風味や豆板醤のピリッとした辛味とも喧嘩せず、口の中でまろやかに調和します。日本酒であれば、旨味の強い純米酒をぬる燗にして合わせると、土鍋ご飯の温かさと相まって至福の時間を楽しめます。
保存テクニックと温め直し方
炊き上がった秋刀魚高菜飯が余った場合は、風味が落ちないうちに早めに保存することが大切です。土鍋に入れたまま放置するとご飯が乾燥してしまうため、温かいうちに1食分ずつ小分けにしてラップでぴったりと包み、粗熱が取れてから冷凍庫で保存することをおすすめします。
冷凍保存であれば約2〜3週間ほど美味しく保つことができます。解凍する際は、電子レンジでしっかりと加熱してください。冷蔵保存の場合は味が落ちやすく、お米が硬くなりやすいため、翌日中には食べ切るようにし、食べる直前に電子レンジで温め直すか、温かいだし汁をかけてお茶漬け風にして楽しむのもおすすめです。
このレシピのまとめと栄養のポイント
平野レミさんの「秋刀魚(さんま)高菜飯」は、旬のさんまの旨味と、高菜やしょうがなどの薬味の風味が一体となった、満足感たっぷりの土鍋ご飯レシピです。さんまを事前にグリルで香ばしく焼き上げることで臭みを抑え、旨味だけをご飯に染み込ませる工夫が光ります。
炊き上がった後に加える高菜や白ごまの食感がアクセントとなり、そのまま食べるのはもちろん、サニーレタスや焼きのりで巻いたり、豆板醤やすだちで味の変化を楽しんだりと、エンターテインメント性にも富んだ一品です。
特別な日の食卓から、家族で囲む週末のディナーまで、秋の味覚を心ゆくまで堪能できる本格的な土鍋ご飯を、ぜひご自宅でお試しください。
