笠原将弘さんのレシピ「たたき豚ごぼう」をご紹介します。新ごぼうの豊かな風味と豚バラ肉のコク深い旨味が絶妙に絡み合う、白いご飯がどんどん進む一品です。ごぼうは「たたいて割る」というひと手間を加えることで、繊維が適度につぶれ、短い煮込み時間でも中までしっかりと味がしみ込むのが最大の魅力です。
にんじんやたまねぎ、しらたきといった定番の食材を合わせることで、ボリューム満点でありながらホッとするような和の味わいに仕上がります。豚バラ肉の脂の甘みと、しょうゆや砂糖をベースにした甘辛い味付けが、それぞれの具材の持ち味を最大限に引き出しています。
仕上げに粉ざんしょうをふることで、ピリッとした爽やかな香りがアクセントになり、最後まで飽きずに美味しくいただけます。家庭にある調味料で手軽に作れるため、毎日の献立の心強い味方になること間違いありません。プロの技が光る本格的な和食のおかずを、ぜひご自宅の食卓でお楽しみください。
【笠原将弘さんのレシピ】たたき豚ごぼうの作り方
Course: 主菜Cuisine: 和食2
servings15
minutes20
minutes655
kcal35
minutes笠原将弘さんのレシピ「たたき豚ごぼう」をご紹介します。新ごぼうの豊かな風味と豚バラ肉のコク深い旨味が絶妙に絡み合う、白いご飯がどんどん進む一品です。ごぼうは「たたいて割る」というひと手間を加えることで、繊維が適度につぶれ、短い煮込み時間でも中までしっかりと味がしみ込むのが最大の魅力です。
材料
新ごぼう 1本(120g)
豚バラ肉(薄切り) 250g
にんじん 100g
たまねぎ 1/2コ(100g)
さやいんげん 4本
しらたき 1袋(200g)
粉ざんしょう 少々
サラダ油
【A】
砂糖 大さじ2+1/2
酒 大さじ3
しょうゆ 大さじ4
作り方
- 新ごぼうはよく洗って鍋に入る長さに切り、水から柔らかくなるまで下ゆでする。ざるに上げて湯をきり、包丁の腹でたたいて割り、一口大に切る。
- ポイント
- ごぼうはたたいて繊維をつぶすと、味がしみ込みやすくなる。
- にんじんは一口大の乱切りにし、たまねぎはくし形に切る。さやいんげんは筋を除いて長さを2~3等分に切る。
- しらたきは熱湯で1分間ほどゆでてアクを抜く。豚肉は10cm長さに切る。
- フライパンにサラダ油小さじ1を中火で熱し、ごぼう、にんじん、たまねぎ、湯をきったしらたきをサッと炒める。フライパンの中央をあけて豚肉を加え、【A】を順に加えて炒めながらほぐす。
- 水カップ1+1/2を加えてひと煮立ちさせ、アクを除く。アルミ箔(はく)をかぶせて弱火にし、10分間ほど煮る。さやいんげんを加えてさらに2分間ほど煮たら、全体を混ぜる。器に盛り、粉ざんしょうをふる。
メモ
- 笠原将弘さんのレシピ (たたき豚ごぼう)
たたき豚ごぼうを美味しく作る3つの極意
ごぼうはたたいて繊維をつぶす
このレシピの最大のポイントは、下ゆでした新ごぼうを包丁の腹でたたいて割ることです。ごぼうは非常に繊維がしっかりしている根菜ですが、物理的にたたいて繊維をつぶし、断面を不規則に広げることで、調味料のしみ込む表面積が格段に大きくなります。
このひと手間を惜しまないことで、長時間煮込まなくても中までしっかりと甘辛い味が入り込み、柔らかな食感とともに噛むたびにジュワッと旨味があふれ出す仕上がりになります。ただ切るだけでは味わえない、プロならではの美味しさの秘訣です。
豚肉と調味料を炒めながらほぐす
フライパンで野菜としらたきを炒めた後、中央をあけて豚バラ肉を加え、砂糖、酒、しょうゆの順番で調味料を加えながら炒めほぐす手順も重要です。豚肉を広げながら直接調味料を絡めることで、肉の臭みを消しながら下味をしっかりとつけることができます。
また、豚バラ肉から出る旨味たっぷりの脂と調味料がフライパンの中で合わさり、それが周囲の野菜やしらたきにコーティングされていくため、全体に統一感のある奥深い味わいが生まれます。お肉が固まるのを防ぐ効果もあります。
アルミ箔をかぶせて弱火で煮込む
水を加えてひと煮立ちさせ、アクを取った後は、アルミ箔で落としぶたをして弱火で10分間ほどじっくりと煮込みます。アルミ箔をかぶせることで、鍋の中で煮汁が対流しやすくなり、少ない煮汁でも具材全体にムラなく熱と味が回ります。また、水分の蒸発を適度に防ぎながら、具材が煮崩れするのを防ぐ役割も果たします。
仕上げのさやいんげんは最後に加えてさらに2分間だけ煮ることで、彩りよくシャキッとした食感を残すことができ、見た目にも美しい一皿が完成します。
最高のペアリング:料理を引き立てる飲み物
笠原将弘さんの「たたき豚ごぼう」は、醤油と砂糖をベースにしたしっかりとした甘辛い味付けと、豚バラ肉の豊かな脂の旨味、ごぼうの土の香りが特徴的な和食です。この料理には、果実味が豊かで軽やかな赤ワインや、程よいコクのある白ワインがよく合います。
赤ワインであれば、日本の固有品種であるマスカット・ベーリーAを使用したものがおすすめです。醤油の風味やみりんのような甘みと非常に相性が良く、粉ざんしょうのスパイシーな香りとも見事に調和します。また、フランス産のピノ・ノワールも、繊細な酸味と赤い果実の香りがごぼうの素朴な風味を引き立ててくれます。
白ワインを合わせる場合は、樽香のあるふくよかなシャルドネを選ぶと、豚バラ肉の脂の甘みやしっかりとしたコクに負けず、口の中でまろやかなハーモニーを楽しむことができます。
保存テクニックと温め直し方
保存する場合は、粗熱がすっかり取れてから清潔な保存容器に移し、冷蔵庫で保管してください。冷蔵保存の目安は約2〜3日です。時間が経つごとに、ごぼうやしらたきに煮汁がさらにしっかりと染み込むため、翌日はより一層深い味わいを楽しむことができます。
温め直す際は、電子レンジを使用するか、鍋に移して弱火で焦げないように加熱してください。ただし、さやいんげんは時間が経つと色味が悪くなりやすいため、彩りを気にする場合は食べる直前に新しく塩ゆでしたものを添えるのもおすすめです。
しらたきが含まれているため、食感が大きく変わってしまう冷凍保存は避けてください。
このレシピのまとめと栄養のポイント
笠原将弘さんのレシピ「たたき豚ごぼう」は、身近な食材を使いながらも、素材の持ち味を最大限に引き出すプロの技が詰まった絶品のおかずです。新ごぼうを下ゆでしてからたたいて割ることで、味がぐっと染み込みやすくなり、柔らかくも心地よい食感に仕上がります。
豚バラ肉から溶け出した濃厚な旨味と、しょうゆや砂糖の甘辛い調味料が、にんじん、たまねぎ、しらたきといった具材に絡み合い、白いご飯が止まらなくなる美味しさです。
フライパン一つで炒めてから煮込むという手軽な工程ながら、最後に粉ざんしょうをふることで、上品で爽やかな風味が加わり、ワンランク上の和食が完成します。毎日の夕食のメインディッシュとしてはもちろん、冷めても味がしっかりとしているため、お弁当のおかずとしても大活躍する一品です。
