人気料理人、笠原将弘さんのレシピ「春の白いスープ」をご紹介します。新じゃがいもと木綿豆腐、無調整豆乳を使った、春らしい優しくほっこりとした味わいが魅力の和風スープです。新じゃがいものみずみずしさと、手で粗くくずした豆腐から溶け出すうまみが絶妙に絡み合い、心も体も温まる一品に仕上がります。
味付けはうす口しょうゆとみりんとシンプルながら、豆乳のまろやかさと深いコクが引き出されています。作り方も非常に簡単で、下ごしらえをした材料を鍋に入れてコトコトと7〜8分煮るだけ。
豆腐を手でちぎるというひと手間を加えることで、スープのからみが格段に良くなり、素材の甘みやうまみを最大限に楽しむことができるのが、このレシピの素晴らしいところです。仕上げにふりかける粗びきの黒こしょうが、まろやかなスープ全体の味をピリッと引き締め、味のアクセントになります。
毎日の食卓の汁物としてはもちろん、少し肌寒い春の日の朝食や、疲れた日のホッと一息つきたい夜食にもぴったりです。笠原将弘さん直伝のレシピで、季節を感じる贅沢な味わいをぜひご家庭でお試しください。
【笠原将弘さんのレシピ】春の白いスープの作り方
Course: スープCuisine: 和食2
servings5
minutes10
minutes278
kcal15
minutes人気料理人、笠原将弘さんのレシピ「春の白いスープ」をご紹介します。新じゃがいもと木綿豆腐、無調整豆乳を使った、春らしい優しくほっこりとした味わいが魅力の和風スープです。新じゃがいものみずみずしさと、手で粗くくずした豆腐から溶け出すうまみが絶妙に絡み合い、心も体も温まる一品に仕上がります。
材料
新じゃがいも(小) 4コ(120g)
木綿豆腐 2/3丁(200g)
塩
黒こしょう(粗びき)
【A】
無調整豆乳 カップ3
うす口しょうゆ 大さじ1
みりん 大さじ1
作り方
- じゃがいもは一口大に切る。豆腐は紙タオルで水けを拭く。
- 鍋に【A】、じゃがいもを入れ、豆腐を手で粗くくずしながら加える。中火にかけ、煮立ってきたら弱火にして時々混ぜながら7~8分間煮る。
- ポイント
- 豆腐は手でちぎると断面が粗くなり、スープがからみやすくなる。豆腐の甘みやうまみも感じやすくなる。
- 味をみて塩少々で調え、器に盛って黒こしょう少々をふる。
メモ
- 笠原将弘さんのレシピ (春の白いスープ)
春の白いスープを美味しく作る3つの極意
豆腐は包丁で切らずに手で粗くちぎる
このレシピの最大のポイントは、木綿豆腐を包丁で綺麗に切り揃えるのではなく、手で粗くちぎりながら鍋に加えることです。豆腐を手でくずすことで断面が凸凹と粗くなり、なめらかに切った場合と比べて表面積が大きくなります。
これにより、まろやかな豆乳スープが豆腐のひだにしっかりと絡みつき、口に入れた時の味のなじみが格段に良くなります。また、崩れた部分から豆腐本来の甘みや大豆のうまみがスープ全体に溶け出しやすくなり、汁自体もコク深い味わいに仕上がります。
水っぽさを防ぐために、事前に紙タオルでしっかりと豆腐の水けを拭き取っておくことも忘れないようにしてください。
弱火で7~8分間、時々混ぜながら煮る
鍋に豆乳、うす口しょうゆ、みりんを合わせた【A】とじゃがいも、豆腐を加えたら、まずは中火にかけて煮立たせます。しかし、煮立ってからは必ず「弱火」に落として7〜8分間じっくりと煮込むことが重要です。
豆乳は強火でグラグラと沸騰させ続けてしまうと、分離してモロモロとした口当たりになってしまい、せっかくのなめらかな白いスープが台無しになってしまいます。弱火を保ち、時々優しく底から混ぜ合わせることで、焦げ付きを防ぎながら新じゃがいもにホクホクとした火を通すことができます。
この7〜8分という絶妙な加熱時間が、食材に火を通しつつ、まろやかさを保つ秘訣です。
仕上げの粗びき黒こしょうで味を引き締める
無調整豆乳の優しいコク、新じゃがいものホクホクとした甘み、そしてみりんのまろやかな風味が溶け合った白いスープは、そのまま食べても非常に美味しいですが、最後に加える粗びきの黒こしょうが味の決め手になります。
器に盛った後、黒こしょうを少々ふりかけることで、ピリッとしたスパイシーな香りと辛味がプラスされ、全体的にぼやけがちなマイルドなスープの輪郭をくっきりと引き締めてくれます。
塩で基本の味を調えた後、この黒こしょうが加わることで、最後の一滴まで飽きることなく美味しく飲み干せるバランスの取れた味わいになります。必ず粗びきのものを使用し、香りを生かしてください。
最高のペアリング:料理を引き立てる飲み物
笠原将弘さんの「春の白いスープ」は、豆乳のまろやかさと出汁のきいた和の味わいが特徴ですので、合わせるお酒もその優しさを邪魔しないものが最適です。ワインを合わせるなら、酸味が穏やかで果実味の優しい白ワインがおすすめです。
例えば、フランス産のシャルドネ種を使ったマコン・ヴィラージュなどの白ワインは、豆乳のクリーミーな質感と新じゃがいもの甘みに見事に調和します。また、日本の甲州ワインも、うす口しょうゆやみりんを使った和風の味付けと相性抜群です。
ワイン以外であれば、純米酒などのふくよかなお米の旨みを感じる日本酒を、少しぬる燗にして合わせると、豆腐や豆乳の大豆の風味と同調し、至福のひとときを楽しめます。
お食事として合わせるなら、焼き魚や出汁巻き卵、季節の山菜の天ぷらなど、あっさりとした和食の献立に添えると、料亭のような本格的な食卓を演出できます。
保存テクニックと温め直し方
豆乳を使ったスープは分離しやすいため、作ったらなるべくその日のうちに温かいうちに食べ切るのが最もおすすめです。もし余ってしまった場合は、粗熱をしっかりと取ってから清潔な保存容器に移し、冷蔵庫で保存してください。保存期間は翌日までを目安にしましょう。
温め直す際は、電子レンジを使ったり強火で一気に加熱したりすると豆乳が分離して口当たりが悪くなる原因になります。必ず小鍋に移し、弱火でかき混ぜながらゆっくりと温め直すようにしてください。じゃがいもが含まれているため、冷凍保存には不向きです。
このレシピのまとめと栄養のポイント
今回ご紹介した笠原将弘さんの「春の白いスープ」は、手に入りやすい身近な食材である新じゃがいも、木綿豆腐、無調整豆乳を使いながら、プロならではのちょっとした工夫で驚くほど風味豊かに仕上がる素晴らしいレシピです。
包丁で切らずに手で豆腐を粗くちぎるというひと手間が、スープとの絡みを良くし、素材本来の甘みと旨みを最大限に引き出します。うす口しょうゆとみりんというシンプルな和の調味料が、豆乳のまろやかさと調和し、心安らぐホッとする味わいを生み出しています。
煮立ってからは弱火で7〜8分間、焦げないように時々混ぜながら煮るのが、なめらかな口当たりを保つコツです。仕上げにふりかける粗びき黒こしょうのピリッとしたアクセントが、マイルドなスープ全体をキリッと引き締めます。
手軽に作れるため、日々の献立の汁物としてはもちろん、体を労わりたい時のお食事にもぴったりです。ぜひこのレシピをマスターして、春の訪れを感じる優しい一杯をご家庭でご堪能ください。
