今回は、洗練されたシンプルな料理で多くのファンを魅了する有元葉子さん直伝のレシピ「竜眼巻き」をご紹介します。
鶏ささ身でうずらの卵を巻き込み、香ばしい焼きのりの風味をプラスしてカラリと揚げたこの一品は、切り口の美しさがまるで竜の目のように見えることからその名がついた、おもてなしやお弁当にもぴったりの華やかな和食です。
有元葉子さんのレシピは、素材の持ち味を最大限に活かす工夫が随所に散りばめられており、シンプルな材料でありながら、しみじみと美味しい仕上がりになります。ささ身を均一の厚さにのばす丁寧な下ごしらえや、揚げたてをしょうゆにくぐらせる絶妙な味付けなど、プロの技が光る仕上がりを家庭で再現できます。
食卓がパッと華やぐお惣菜として、ぜひ作ってみてください。
【有元葉子さんのレシピ】竜眼巻きの作り方
Course: 主菜Cuisine: 和食3
servings20
minutes10
minutes210
kcal30
minutes今回は、洗練されたシンプルな料理で多くのファンを魅了する有元葉子さん直伝のレシピ「竜眼巻き」をご紹介します。
材料
鶏ささ身 6本
うずらの卵 12コ
焼きのり 1+1/2枚(全形)
小麦粉
しょうゆ
揚げ油
作り方
- うずらの卵はゆでて殻をむき、紙タオルで水分を拭く。焼きのりは四つ切りの大きさにする。ささ身は紙タオルで水分を拭き、筋を取って、ラップの短辺が焼きのりの短辺の長さと同じになるようにラップで包む。
- ポイント
- ラップの中央にささ身を置き、左、右、手前の順に折って包む(ふろしき包みという)。こうすると、ささ身をのばしてもラップからはみ出ない。
- 麺棒などで軽くたたいてから、端まで均一の厚さになるように薄くのばす。
- ラップを広げ、ささ身に焼きのりをのせ、手前にうずらの卵2コを少し間隔をあけて横に並べる。ラップを使って、手前からきっちり巻いていく。同様にあと5本つくる。
- ラップをはずし、まんべんなく薄く小麦粉をふる。切る際の目印に、うずらの卵の間にギュッとくぼみをつけてピーナツの殻のような形にする。
- バットにしょうゆ適量を入れ、菜箸をバットの下に置いて斜めにする。揚げ油を170℃に熱し、 4 をこんがりとするまで揚げ、揚げたてをバットに入れて転がしながらしょうゆをからめる。
- ポイント
- バットを斜めにすれば、少量のしょうゆでもからめることができる。
- 盛り付けるときに、両端を少し切り落とし、くぼみの部分とうずらの卵の黄身の中心を切って、全部で4つに切り分ける。
メモ
- 有元葉子さんのレシピ (竜眼巻き)
竜眼巻きを美味しく作る3つの極意
ふろしき包みでのばす均一な薄さ
鶏ささ身は筋を取った後、ラップの中央に置いて左、右、手前の順に折って包む「ふろしき包み」にしてから麺棒でたたき、のばします。こうすることで、ささ身をしっかりと薄くのばしてもラップからはみ出ることがなく、端まで均一な厚さに整えることができます。
厚みを揃えることで、うずらの卵ときっちり隙間なく巻くことができ、加熱時の火の通りも均一になって、美しい仕上がりと上品な食感へとつながります。
ピーナツの殻状にするくぼみの目印
ラップを外して薄く小麦粉をふった後、うずらの卵の間にギュッとくぼみをつけてピーナツの殻のような形に成形します。このくぼみは、単なる形の面白さだけでなく、後で切り分ける際の正確な目印となります。
うずらの卵の黄身の中心で美しく切り分けるために、この段階でしっかりとくぼみをつけて形を整えておくことが、断面を最高に美しく見せるための非常に重要なプロセスです。
斜めバットで手早くからめるしょうゆ
揚げ油を170℃に熱し、こんがりとするまで揚げたら、すぐに用意したバットに移します。このとき、菜箸をバットの下に置いて斜めにしておくことがポイントです。
バットを斜めにすることで、少量のしょうゆでも手前にしっかりと溜まり、揚げたての竜眼巻きを転がしながら全体にまんべんなく、無駄なくしょうゆをからめることができます。揚げたての熱いうちにからめることで、味がしっかりと染み込みます。
最高のペアリング:料理を引き立てる飲み物
この竜眼巻きには、すっきりとした味わいの日本酒や、軽やかな白ワインがよく合います。白ワインを合わせる場合は、さっぱりとした鶏ささ身とうずらの卵のコク、そして仕上げのしょうゆの香ばしさに寄り添う、日本の甲州ワインや、フランスのシャブリ、あるいは爽やかなソーヴィニヨン・ブランがおすすめです。
のりの磯の香りとしょうゆの風味が、ワインの持つキレのある酸味やミネラル感と調和し、お互いの美味しさを引き立て合います。
保存テクニックと温め直し方
調理後はできるだけ早めにお召し上がりいただくのが一番美味しいですが、保存する場合は、完全に粗熱が取れた後に清潔な密閉容器に入れ、冷蔵庫で保管してください。冷蔵保存の目安は翌日中(約24時間)です。食べる際は、オーブントースターなどで軽く温め直すと、衣の香ばしさが戻り美味しくいただけます。
なお、うずらの卵を丸ごと使用しているため、破裂の恐れがある電子レンジでの加熱は避けてください。
このレシピのまとめと栄養のポイント
有元葉子さん直伝の「竜眼巻き」は、鶏ささ身、うずらの卵、焼きのりという身近な材料を使いながら、丁寧なひと手間で格別の美しさと美味しさに仕上げる素晴らしいレシピです。ささ身をラップでふろしき包みにして均一にのばし、のりとうずらの卵をきっちり巻いて、170℃の油でこんがりと揚げます。
仕上げに斜めにしたバットの中で少量のしょうゆを手早くからめることで、上品かつ香ばしい味わいが完成します。半分に切ったときの黄身の鮮やかな黄色と、のりの黒、ささ身の白が織りなす美しい断面は、おもてなしの席やお弁当に華を添えてくれます。
素材の組み合わせと確かな手順が生み出す、洗練された和のおかずをぜひお楽しみください。
