今回は、土井善晴さんのレシピである「里芋のどぅるわかしー」の作り方をご紹介します。どぅるわかしーとは、本来は沖縄県で親しまれている田芋(田んぼで育つサトイモの一種)を使った伝統的な郷土料理ですが、こちらのレシピでは手に入りやすい一般的な里芋を使ってご家庭でも作りやすく仕上げられています。
里芋のねっとりとした食感を生かし、にんじんや生しいたけの旨味、そして枝豆の彩りと食感が加わることで、素朴ながらも非常に奥深い味わいが楽しめる一品です。たっぷりのサラダ油(大さじ4)で具材を炒めてコクを出し、塩と砂糖でしっかりとした甘辛い下味をつけるのが特徴です。
そこに柔らかくゆで上げた里芋を加え、木べらで豪快に潰しながら炒め合わせることで、具材と里芋が一体となり、口当たりの良い滑らかな仕上がりになります。毎日の食卓の副菜としてはもちろんのこと、お酒のお供としてもぴったりの一皿です。
特別な調理器具は必要なく、身近な食材を揃えるだけで本格的な味わいが再現できる素晴らしいレシピです。ぜひ、土井善晴さんの分量と手順に沿って、この心温まる伝統的な味わいをご自宅のキッチンで体感してみてください。
【土井善晴さんのレシピ】里芋のどぅるわかしーの作り方
Course: 副菜Cuisine: 和食4
servings15
minutes30
minutes211
kcal45
minutes今回は、土井善晴さんのレシピである「里芋のどぅるわかしー」の作り方をご紹介します。どぅるわかしーとは、本来は沖縄県で親しまれている田芋(田んぼで育つサトイモの一種)を使った伝統的な郷土料理ですが、こちらのレシピでは手に入りやすい一般的な里芋を使ってご家庭でも作りやすく仕上げられています。
材料
里芋 5コ(400g)
にんじん 1/2本(80g)
生しいたけ 3枚(80g)
枝豆(下ゆでしたむき身) 50g
サラダ油 大さじ4
塩 小さじ1
砂糖 大さじ2
作り方
- 里芋は洗い、かぶるぐらいの水に入れて強火にかける。煮立ったら中火にして、柔らかくなるまで20~25分間ゆで、ざるに上げて湯をきり、布巾などで包んで皮をむく。
- にんじんは皮をむき、しいたけは石づきを取り、それぞれさいの目(7~8mm角)に切る。
- 鍋にサラダ油大さじ4を熱し、 2 を加えて中火で軽く炒め、塩小さじ1、砂糖大さじ2で味つけをする。
- 1 を加え、木べらで押さえてつぶしてから3分間ほどいりつける。
- 枝豆を加えてなじませ、熱くなったら火を止める。
メモ
- 土井善晴さんのレシピ (里芋のどぅるわかしー)
里芋のどぅるわかしーを美味しく作る3つの極意
里芋は皮付きのままじっくりとゆでる
里芋を下ゆでする工程は、この料理の仕上がりを左右する重要なポイントです。洗った里芋をかぶるくらいの水に入れ、強火にかけてから煮立ったら中火に落とし、20〜25分間ほど柔らかくなるまでしっかりとゆで上げます。
皮付きのままゆでることで里芋本来の風味や旨味を逃さずに閉じ込めることができ、ねっとりとした特有の食感が最大限に引き出されます。ゆで上がった後はざるに上げて湯をきり、熱いうちに布巾などで包んで皮をむくことで、つるんと綺麗にむくことができます。
中まで完全に火を通しておくことが、後で潰しやすくするための秘訣です。
具材を炒めてしっかりと味付けをする
にんじんと生しいたけは、7〜8mm角のさいの目に切り揃えておくことで、潰した里芋との馴染みが格段に良くなります。鍋に大さじ4という少し多めのサラダ油を熱し、これらを中火で軽く炒めることで、きのこの旨味とにんじんの甘みを油に引き出します。
ここでの最大のポイントは、里芋を加える前に塩小さじ1と砂糖大さじ2を加えて、具材自体にしっかりと味付けをしておくことです。油のコクと砂糖の甘み、塩の塩味がベースとなることで、後から加える淡白な味わいの里芋全体にムラなく味が回り、ぼやけないしっかりとした輪郭のある味わいに仕上がります。
木べらで丁寧につぶしながらいりつける
味付けをした具材の入った鍋に、皮をむいた里芋を加えた後の「つぶしながらいりつける」工程が、どぅるわかしーならではの独特の食感を生み出します。木べらを使って里芋を上からギュッと押さえるようにして潰し、具材と絡めながら3分間ほど火を通していきます。
里芋の形が崩れてねっとりとしたペースト状に近づくにつれて、鍋底から香ばしい香りが立ち上がり、油と調味料がしっかりと乳化して全体がまとまります。最後に下ゆでした枝豆50gを加えてさっと全体をなじませ、熱くなったところで火を止めることで、枝豆の鮮やかな緑色と食感が絶妙なアクセントとして完成します。
最高のペアリング:料理を引き立てる飲み物
土井善晴さんのレシピで作る「里芋のどぅるわかしー」は、里芋のねっとりとした食感に、サラダ油のコクと砂糖・塩のしっかりとした味付けが絡み合う、非常に満足感の高い一品です。
この料理に合わせるお酒としては、やはり沖縄の郷土料理というルーツを尊重し、スッキリとした味わいの「アワモリ(泡盛)」の水割りが定番として素晴らしく合います。泡盛の持つ独特の風味とキレが、里芋の濃厚な口当たりをさっぱりと洗い流してくれます。
また、ワインを合わせる場合は、樽香のあるふくよかな「シャルドネ」がおすすめです。里芋の土の香りとサラダ油のコク、しいたけの旨味が、シャルドネの芳醇な果実味とまろやかな酸味にぴったりと寄り添い、洋風の食卓にも違和感なく溶け込みます。
ビール党の方には、軽快なのどごしが楽しめる「ピルスナー」タイプのビールを合わせることで、枝豆の風味とともに最高のおつまみとして楽しむことができるでしょう。
保存テクニックと温め直し方
出来上がった里芋のどぅるわかしーを保存する場合は、粗熱がしっかりと取れてから清潔な密閉容器に移し、冷蔵庫で保存してください。サラダ油がたっぷりと絡んでいるため、冷蔵保存で2〜3日程度は美味しくお召し上がりいただけます。
お召し上がりの際は、電子レンジで軽く温め直すことで、里芋のねっとりとした柔らかい食感がよみがえります。なお、里芋は一度調理した後に冷凍すると食感が悪くなり、すかすかとした状態になりやすいため、基本的には冷凍保存はおすすめしません。冷蔵庫で保存できる期間内に食べ切るようにしてください。
このレシピのまとめと栄養のポイント
今回は、土井善晴さんによる「里芋のどぅるわかしー」のレシピをご紹介しました。本来は手間のかかる印象がある沖縄の郷土料理を、身近なスーパーで手に入る里芋を使って、家庭のキッチンで手軽に再現できる素晴らしいレシピです。
里芋を皮付きのままじっくりとゆでることで引き出される本来の旨味、そして多めのサラダ油で具材を炒めてしっかりと味付けをする手順など、一つ一つの工程に美味しさの理由が詰まっています。木べらでつぶしながらいりつけることで生まれる、ねっとりとなめらかな口当たりは、一度食べたらやみつきになる美味しさです。
にんじんとしいたけの旨味、枝豆の食感がアクセントとなり、ご飯のおかずとしてはもちろん、お酒のおつまみとしても大活躍間違いなしの一皿です。ぜひ、日々の献立に取り入れてみてください。
