今回は、家庭料理の魅力と基本を大切にする土井善晴さんのレシピ、「チキンマカロニグラタン」の作り方をご紹介します。肌寒い季節はもちろん、家族みんなが喜ぶごちそうメニューとして欠かせないグラタンですが、手作りのホワイトソースに苦手意識を持っている方も多いのではないでしょうか。
このレシピでは、バターと小麦粉、そして牛乳を使って、誰でもダマにならずになめらかな本格ホワイトソースを作るための丁寧な手順がしっかりと解説されています。最大のポイントは、バターを十分に煮立ててから小麦粉を加え、色がつくことを恐れずに粉へしっかりと火を通すこと。
そして、ベースがきちんと煮立っているところに牛乳を数回に分けて加えることです。香ばしく焼き上げた鶏もも肉、甘みを引き出したたまねぎ、風味豊かなしめじを、この手作りのなめらかなソースで優しく包み込みます。
最後に生パン粉をたっぷりと散らし、200℃に温めたオーブンで20分間ほどサクッと焼き上げることで、外はカリッと、中はとろりとした至福の食感が楽しめます。土井善晴さん直伝の、心身ともに温まる本格的なマカロニグラタンを、ぜひご家庭の食卓で再現してみてください。
【土井善晴さんのレシピ】チキンマカロニグラタンの作り方
Course: 主菜Cuisine: 洋食2
servings15
minutes40
minutes925
kcal55
minutes今回は、家庭料理の魅力と基本を大切にする土井善晴さんのレシピ、「チキンマカロニグラタン」の作り方をご紹介します。肌寒い季節はもちろん、家族みんなが喜ぶごちそうメニューとして欠かせないグラタンですが、手作りのホワイトソースに苦手意識を持っている方も多いのではないでしょうか。
材料
マカロニ 100g
たまねぎ 120g
しめじ 100g
鶏もも肉 180g
生パン粉 40g
塩
サラダ油
【ホワイトソース】
バター 50g
小麦粉 50g
牛乳 カップ2+1/2
塩 小さじ2/3
作り方
- マカロニは袋の表示どおりに塩ゆでし、くっつくようであればサラダ油少々をからめ、耐熱ボウルに入れておく。たまねぎは薄切りにする。しめじは石づきを除いて小房に分ける。鶏肉は余分な脂を除き、一口大に切って塩小さじ1/3をふっておく。
- 【ホワイトソース】をつくる。小さめの厚手の鍋にバター50gを入れ、中火にかける。十分に泡立つまで煮立てる。
- ポイント
- バターはしっかり煮立てます。鍋は底が平らで、小さめのほうが混ぜやすく、つくりやすいでしょう。(ここでは直径16cmの鍋を使用)
- 小麦粉50gを一気に加え、手早く混ぜてなじませる。泡立ちが静かになるまで、混ぜながら火を入れる。
- ポイント
- 多少色づいても大丈夫。色がつくことを恐れるより、粉にちゃんと火を通すことを意識して。
- 牛乳カップ2+1/2を数回に分けて加える(はじめは玉じゃくしに1杯ずつ、なめらかな液体状になってからは多めに)。はじめはだんご状になるが、ほぐすように火を入れると、ほどけてくる。
- ポイント
- 火加減は基本的に中火ですが、手が追いつかないときは焦げないよう適宜、火を弱めます。
- 4 を繰り返して火を入れる。途中で塩小さじ2/3を加える。徐々に牛乳を加えると餅のようにねっとりした状態になり、火が入るとふくらむようになる。底からゆっくり煮立ち、なめらかなソースになるまで火を入れる。
- ポイント
- いずれも、しっかり煮立ったところに牛乳を加えるようにします。
- フライパンにサラダ油大さじ1を熱し、たまねぎを焼くように炒める。焼き色がついたら 1 のマカロニのボウルに移す。サラダ油少々を足しながら、しめじ、鶏肉も同様に順に焼き、ボウルに入れて合わせる。
- 6 に【ホワイトソース】を加えて軽く混ぜ、グラタン皿に入れる。生パン粉を散らし、200℃に温めたオーブンで様子を見ながら20分間ほど焼く。
メモ
- 土井善晴さんのレシピ (チキンマカロニグラタン)
チキンマカロニグラタンを美味しく作る3つの極意
ホワイトソースの粉にしっかりと火を通す
ホワイトソースを作る際、小さめの厚手の鍋でバターが十分に泡立つまで煮立てたところに小麦粉を一気に加え、手早く混ぜてなじませます。泡立ちが静かになるまでしっかりと火を入れることが最大のポイントです。色がつくことを恐れて加熱をすぐにやめてしまうと、粉っぽさが残り、口当たりが悪くなってしまいます。
多少色づいても問題ありませんので、粉にちゃんと火を通すことを意識して混ぜながら加熱してください。これにより、ソース全体の風味が格段に良くなり、コク深い本格的な仕上がりになります。
牛乳はしっかり煮立ったところに数回に分けて加える
粉に火を通した後、牛乳(カップ2と1/2)を加える工程では、ベースがしっかりと煮立っている状態のところに加えるのが極意です。一度に全量を入れるのではなく、最初は玉じゃくしに1杯ずつ加え、だんご状になったものをほぐすように火を入れていきます。
徐々に牛乳を足していくと、餅のようにねっとりとした状態から、火が入るにつれてふくらみ、最終的には底からゆっくりと煮立つなめらかなソースへと変化します。手が追いつかない時は焦げないよう、中火から適宜火を弱めて調整してください。
具材はそれぞれ個別に香ばしく焼き上げる
具材を炒める際、フライパンにサラダ油大さじ1を熱し、まずはたまねぎを焼き色がつくように炒めてからボウルに移します。その後、必要に応じてサラダ油を少々足しながら、しめじ、塩をふっておいた鶏もも肉も同じように順番に焼いてからボウルで合わせます。
すべてを一度に炒めるのではなく、食材ごとに適した火入れを行い、しっかりと香ばしさを引き出すことで、グラタン全体の味わいに深い奥行きが生まれます。余分な脂を除いた鶏肉は、あらかじめ塩をふっておくことで旨みが最大限に引き出されます。
最高のペアリング:料理を引き立てる飲み物
土井善晴さんのチキンマカロニグラタンは、鶏肉の力強い旨みとバターの風味豊かなホワイトソースが重なり合う、濃厚で心温まる味わいです。この料理には、樽香のあるコク深い白ワインが非常によく合います。特におすすめなのは、シャルドネです。
シャルドネのまろやかな果実味とふくよかなボディが、クリーミーなソースのコクと見事に調和し、至福のマリアージュを生み出します。
また、サイドメニューには、フレンチドレッシングで和えたシンプルなグリーンサラダや、酸味を効かせたトマトとキュウリのマリネなどを添えると、グラタンの濃厚な味わいを引き立てつつ、口の中をさっぱりとリセットしてくれます。
熱々のグラタンと冷えた白ワインの組み合わせで、ご家庭の食卓がより一層華やかで豊かなものになるでしょう。
保存テクニックと温め直し方
完成したチキンマカロニグラタンが余った場合は、粗熱をしっかりと取った後、密閉容器に入れるか、グラタン皿ごとラップでしっかりと空気に触れないように覆い、冷蔵庫で保存してください。冷蔵保存の場合は、2から3日以内にお召し上がりください。
温め直す際は、電子レンジで中心までしっかりと加熱し、最後にオーブントースターで表面を数分軽く焼くと、生パン粉のサクサクとした香ばしい食感がよみがえります。手作りのなめらかなホワイトソースの風味が落ちないうちにお早めにお召し上がりいただくことをおすすめします。
このレシピのまとめと栄養のポイント
今回は、土井善晴さんの「チキンマカロニグラタン」の作り方をご紹介しました。ダマになりやすいと敬遠されがちなホワイトソースも、バターをしっかりと煮立てて粉に十分な火を通し、煮立ったところに少しずつ牛乳を加えるという丁寧な手順を守ることで、誰でも驚くほどなめらかで本格的な仕上がりになります。
鶏もも肉、たまねぎ、しめじといった具材を一つひとつ丁寧に香ばしく焼き上げてから手作りのソースと合わせることで、素材それぞれの旨みが最大限に引き立ち、心も体も優しく温まる一皿が完成します。
オーブンでこんがりと焼き上げられた生パン粉のサクサクとした心地よい食感と、口の中でとろけるホワイトソースの絶妙なコントラストを、ぜひご家族皆さまで存分に味わってみてください。
