今回は、人気料理家である飛田和緒さんのレシピ「オクラのラタトゥイユ」をご紹介します。夏野菜をたっぷりと使ったラタトゥイユは、暑い季節にぴったりの一品ですが、このレシピの最大の特徴は「水を使わない」という点にあります。
トマト、なす、ズッキーニ、きゅうり、パプリカといった水分を豊富に含むみずみずしい夏野菜たちを厚手の鍋でじっくりと蒸し煮にすることで、野菜本来の濃厚な旨味と甘味が引き出されます。そして、最後に加えるオクラのトロッとした食感が全体を優しくまとめ上げます。
飛田和緒さんのレシピらしく、味付けは塩とオリーブオイルという極めてシンプルなベースに、最後に少量のしょうゆを加えることで、フレンチの定番料理でありながらも日本の食卓にスッと馴染み、白いご飯にも合う親しみやすい味わいに仕上がっています。
野菜を切って鍋で煮込むだけという手軽さでありながら、お店で食べるような奥深い味わいが楽しめる、飛田和緒さんならではの素晴らしいレシピです。たっぷりと作って、冷やして食べるのもおすすめですよ。毎日の献立の頼もしい味方になること間違いなしの絶品ラタトゥイユ、ぜひ挑戦してみてください。
【飛田和緒さんのレシピ】オクラのラタトゥイユの作り方
Course: 副菜Cuisine: 洋食4
servings15
minutes25
minutes175
kcal40
minutes今回は、人気料理家である飛田和緒さんのレシピ「オクラのラタトゥイユ」をご紹介します。夏野菜をたっぷりと使ったラタトゥイユは、暑い季節にぴったりの一品ですが、このレシピの最大の特徴は「水を使わない」という点にあります。
材料
オクラ 1パック(約8本/75g)
なす(大) 3コ(300g)
トマト 2コ(300g)
ズッキーニ 1本(200g)
きゅうり 2本(200g)
パプリカ(黄) 1コ(160~180g)
にんにく(大/つぶす) 1かけ分
オリーブ油 大さじ4
塩 小さじ1/2
しょうゆ 小さじ2
作り方
- オクラはヘタを短く切り、ガクの堅い部分を薄くむく。ほかの野菜は食べやすく乱切りにする。
- 厚手の鍋ににんにく、オリーブ油大さじ4を入れて弱火にかけ、にんにくがこんがりと色づくまで炒める。トマト以外の野菜を加え、鍋を揺すりながら全体にオリーブ油がからむように炒め合わせる。全体がなじんだらトマトをのせ、塩小さじ1/2をふってふたをし、弱めの中火で15~20分間蒸し煮にする。
- ポイント
- みずみずしい夏野菜の水分だけで蒸し煮にする。
- 野菜から汁けが出たらふたを取り、中火で軽く煮詰める。とろみが出たら、味をみてしょうゆ小さじ2で調える。
メモ
- 飛田和緒さんのレシピ (オクラのラタトゥイユ)
オクラのラタトゥイユを美味しく作る3つの極意
水を使わず夏野菜の水分だけで蒸し煮にする
このレシピの最大のポイントは、水を一切加えない無水調理を行うことです。厚手の鍋を使用し、弱めの中火で15〜20分間じっくりと蒸し煮にすることで、トマトやなす、ズッキーニなどからたっぷりと水分が引き出されます。
水で薄めないため、夏野菜そのものが持つ凝縮された甘味、酸味、旨味がスープに溶け出し、非常に濃厚でコク深い味わいに仕上がります。トマトを一番上にのせてふたをすることも、効率よく水分を回すための重要な工程です。
にんにくとオリーブ油は弱火でじっくり香りを引き出す
最初の工程である、にんにくとオリーブ油の加熱は必ず「弱火」で行います。大さじ4というたっぷりのオリーブ油に、つぶしたにんにくの風味をゆっくりと移していくことで、料理全体のベースとなる香りが決まります。にんにくがこんがりと色づくまで丁寧に炒めることで、香ばしさと旨味がオイル全体に行き渡ります。
この香りのついたオイルを、トマト以外の野菜全体にしっかりとからめながら炒め合わせることが、野菜の美味しさを引き立てる秘訣です。
最後の仕上げにしょうゆを加えて味を調える
野菜から出た汁けを中火で軽く煮詰めてとろみが出た後、最後の味付けとして「しょうゆ小さじ2」を加えるのがこのレシピならではのポイントです。一般的なラタトゥイユは塩やハーブだけで味を調えることが多いですが、しょうゆを少量加えることで、日本人にとって親しみやすいホッとする味わいに変化します。
しょうゆの香ばしさや発酵調味料ならではの深いコクが加わり、パンやワインだけでなく、白いご飯のおかずとしても相性抜群の一品に仕上がります。
最高のペアリング:料理を引き立てる飲み物
飛田和緒さんの「オクラのラタトゥイユ」は、野菜の旨味が凝縮された濃厚な味わいと、しょうゆの隠し味が効いているため、様々な飲み物と素晴らしいペアリングを楽しめます。ワインを合わせるなら、夏野菜の爽やかな酸味と同調する、よく冷えた辛口のロゼワインが非常におすすめです。
例えば、フランスのプロヴァンス地方で作られるロゼは、トマトやオリーブオイルの風味と完璧に調和します。また、軽快な果実味を持つピノ・ノワールなどの軽めの赤ワインも、なすやズッキーニの甘味を引き立ててくれます。
さらに、このレシピはしょうゆが使われているため、キリッと冷やした日本酒(純米吟醸など)や、香ばしい麦焼酎の炭酸割りとも驚くほどよく合います。洋風でありながら和のニュアンスも持つこの料理ならではの、幅広いお酒とのマリアージュをぜひお楽しみください。
保存テクニックと温め直し方
このラタトゥイユは作り置きにも非常に適しています。粗熱が完全に取れたら、清潔な保存容器に移して冷蔵庫で保存してください。冷蔵保存の目安は3〜4日程度です。一晩冷蔵庫で寝かせることで、野菜に味がさらにしっかりと染み込み、冷たいままでも美味しく召し上がれます。
食べる際は、冷たいままでも、電子レンジや小鍋で温め直しても絶品です。オムレツの具材にしたり、パスタソースとして活用するのもおすすめです。
このレシピのまとめと栄養のポイント
今回は、飛田和緒さんの「オクラのラタトゥイユ」の作り方を詳しくご紹介しました。なす、ズッキーニ、パプリカ、きゅうりといったたっぷりの夏野菜を、オクラ特有のトロミでまとめ上げた素晴らしいレシピです。
水を一滴も使わず、野菜の水分だけで15〜20分間蒸し煮にする調理法が、野菜本来の力強い甘味と旨味を最大限に引き出しています。そして、たっぷり使ったオリーブオイルのコクと、最後に加える少量のしょうゆが、いつものラタトゥイユをさらにご飯に合う親しみやすい味わいへと昇華させています。
火を使う時間は少し長めですが、工程自体は野菜を切って鍋に入れるだけと非常にシンプルです。旬のみずみずしい野菜が手に入ったら、ぜひこの飛田和緒さん直伝のレシピで、ご家庭で本格的ながらも心温まる絶品ラタトゥイユを作ってみてください。
