今回は、人気日本料理店「賛否両論」のマスターとして知られる笠原将弘さんの素晴らしいレシピ、「かじきとたまねぎの串カツ風」をご紹介します。お肉を使った定番の串カツも美味しいですが、あっさりとしためかじきに、甘みのある玉ねぎを合わせたこの一品は、また格別の味わいを持っています。
めかじきは特製の下味に5分ほど漬け込むことで、臭みが消えて旨味が引き立ち、一口かじった瞬間に口の中いっぱいに和の風味が広がります。お肉よりも火の通りが早く、軽やかな食感に仕上がるため、ご家庭の晩ごはんのメインディッシュとしてはもちろん、お酒のおつまみとしても大活躍間違いなしのメニューです。
笠原将弘さんならではの、家庭で作る際の細やかな工夫が随所に散りばめられており、衣づけのコツや揚げ方のポイントをしっかり押さえることで、誰でもサクッと香ばしい串カツ風を完成させることができます。
揚げたてにウスターソースをたっぷりとかけ、シャキシャキのキャベツや爽やかなレモンと一緒に味わう至福のひとときを、ぜひご自宅でお楽しみください。
【笠原将弘さんのレシピ】かじきとたまねぎの串カツ風の作り方
Course: 主菜Cuisine: 和食2
servings15
minutes5
minutes360
kcal20
minutes今回は、人気日本料理店「賛否両論」のマスターとして知られる笠原将弘さんの素晴らしいレシピ、「かじきとたまねぎの串カツ風」をご紹介します。お肉を使った定番の串カツも美味しいですが、あっさりとしためかじきに、甘みのある玉ねぎを合わせたこの一品は、また格別の味わいを持っています。
材料
めかじき(切り身) 200g
たまねぎ 1/2コ
揚げ油 適量
ウスターソース 適量
キャベツ(せん切り) 適量
レモン(半月形に切る) 1/4コ分
練りがらし 適量
【下味】
しょうゆ 大さじ1
みりん 大さじ1
黒こしょう(粗びき) 少々
【衣】
小麦粉 適量
卵 1コ
パン粉 適量
作り方
- かじきは一口大に切ってボウルに入れ、【下味】の材料を加えてもみ込み、5分間ほどおく。たまねぎは1.5〜2cm厚さのくし形に切る。【衣】の材料の卵はよく溶きほぐす。
- ポイント
- 【衣】の材料の卵はしっかり溶きほぐす。コシが残っていると、具材にまんべんなくつかず、次につけるパン粉がムラになりやすい。
- ペーパータオル2枚でかじきをはさんで汁けを取り、たまねぎと交互に2切れずつ竹串に刺す。小麦粉、溶き卵、パン粉の順に衣をつける。
- ポイント
- 【衣】の材料の小麦粉、卵、パン粉が手先で混ざるとベタベタになり、はがれやすくなるので、パン粉は必ずきれいなほうの手でつけること。
- フライパンに3cm深さの揚げ油を入れて170℃(中温/全体備考参照)に熱し、 2 を入れて揚げる。周りが固まったら上下を返し、油に入れてから計4~5分間、こんがり色づいて浮き上がってくるまで揚げる。油をきって器に盛り、ソースをかけ、キャベツ、レモン、からしを添える。
- ポイント
- 揚げ油に入れたら、あまり動かさず、周りが固まってから返す。こうすると、【衣】がはがれずにきれいに揚がる。
メモ
- 笠原将弘さんのレシピ (かじきとたまねぎの串カツ風)
かじきとたまねぎの串カツ風を美味しく作る3つの極意
卵はコシがなくなるまでしっかりと溶きほぐす
串カツ風をサクッと美しく仕上げるための第一の極意は、衣に使う卵の溶き方にあります。卵の白身のコシが残ったままだと、めかじきや玉ねぎといった具材の表面に卵液が均一にまとわりつきません。その結果、次につけるパン粉がムラになってしまい、揚げた際に衣が厚い部分と薄い部分ができて食感が損なわれます。
卵を溶く際は、菜箸などで切るようにして白身と黄身を完全に混ぜ合わせ、サラサラの状態になるまでしっかりと溶きほぐすことが、均一で美しい衣をつけるための大切な下準備となります。
衣をつける際は必ずきれいなほうの手でパン粉をつける
具材に小麦粉、溶き卵、パン粉の順で衣をつけていく際の極意です。衣をつける作業中、手先で小麦粉、卵、パン粉が混ざり合ってしまうと、指先がベタベタの団子状になってしまいます。こうなると、せっかく具材についたパン粉が指に引っ張られて剥がれやすくなり、揚げたときの衣の剥がれの原因に直結します。
これを防ぐためには、小麦粉と卵をつける手(例えば右手)と、パン粉をつける手(左手)を完全に分けることが重要です。パン粉は必ず乾いたきれいな手でふんわりと押さえるようにつけてください。
170℃の油に入れたら周りが固まるまで動かさない
揚げ方の極意は、具材を油に入れた直後の扱いにあります。深さ3cmの揚げ油を170度(中温)に熱して串を入れますが、油に入れた直後は衣がまだ柔らかく不安定な状態です。この時に焦って箸で触ったり動かしたりしてしまうと、せっかくの衣が剥がれて無残な姿になってしまいます。
油に入れたら、まずはじっと我慢し、衣の周りがしっかりと固まるまで動かさないことがきれいに揚げる最大の秘訣です。周りが固まってから上下を返し、全体で計4〜5分間、こんがりと美味しそうなきつね色になって浮き上がってくるまで揚げましょう。
最高のペアリング:料理を引き立てる飲み物
ワインやその他のお酒とのペアリングについての提案です。このかじきとたまねぎの串カツ風には、程よい酸味と果実味のある白ワインが非常に適しています。例えば、フランス産のソーヴィニヨン・ブランは、めかじきの淡白な旨味とレモンの酸味に美しく調和し、揚げ物の油っぽさを爽やかに洗い流してくれます。
また、キリッとした辛口のスパークリングワインやシャンパンも、サクサクとした衣の食感を際立たせてくれるため相性抜群です。もちろん、キリッと冷えた生ビールや、炭酸の強いハイボールも、ソースの香ばしさとからしの刺激に負けない力強いパートナーとなります。
お好みの一杯と共に、揚げたて熱々の串カツ風をご堪能ください。
保存テクニックと温め直し方
保存に関するアドバイスです。串カツ風は揚げたてのサクサクとした食感が一番の魅力ですので、基本的には出来立てをその日のうちにお召し上がりいただくのが最もおすすめです。もし余ってしまった場合は、しっかりと粗熱を取った後、密閉容器に入れて冷蔵庫で保存し、翌日中には食べ切るようにしてください。
温め直す際は、電子レンジで軽く中心まで温めた後、オーブントースターや魚焼きグリルで表面の衣をカリッと焼き直すことで、揚げたてに近いサクサク感を取り戻すことができます。
このレシピのまとめと栄養のポイント
笠原将弘さんのレシピ「かじきとたまねぎの串カツ風」は、家庭の食卓をワンランク格上げしてくれる魅力的な一品です。お肉ではなくめかじきを使用することで、魚介ならではの軽やかさと奥深い旨味が楽しめ、世代を問わず食べやすい仕上がりとなっています。
下味にしょうゆとみりん、黒こしょうを使うことで、和の風味がしっかりと具材に染み込み、ウスターソースや練りがらしとの相性も抜群です。
衣づけの際の手の使い方や、卵の溶き方、そして170度の油で触らずに揚げるという手順に込められた細やかなポイントを守ることで、誰でも失敗なく専門店のような美しい串カツを揚げることができます。毎日の献立選びに迷った際や、特別なお酒のお供が欲しい時に、ぜひこの笠原将弘さん直伝の極上レシピをお試しください。
