今回は、テレビや雑誌で大活躍されている平野レミさんのオリジナルレシピ、「山芋だんごのモチモチ煮」をご紹介します。肌寒い季節や、ホッと一息つきたい時にぴったりの、心も体も温まる一品です。
すりおろした大和芋に片栗粉を混ぜて作る「山芋だんご」は、驚くほどモチモチとした食感が特徴で、一口食べればその虜になること間違いありません。豚バラ肉の濃厚な旨味、ごぼうと生しいたけから出る深い出汁が、濃いめに取った削り節のだし汁と絶妙に絡み合い、極上のスープを作り上げます。
その旨味たっぷりのスープをモチモチの山芋だんごがたっぷりと吸い込み、噛むほどに口の中に幸せが広がります。ごぼうは皮ごと薄切りにすることで風味を最大限に生かし、大和芋も皮ごとすりおろすという無駄のない調理法も魅力的です。
たっぷりのネギと、ピリッとした柚子こしょうが味のアクセントになり、最後まで飽きずに美味しくいただけます。特別な道具は必要なく、お鍋一つで手軽に作れるのも嬉しいポイント。平野レミさんならではの、愛情たっぷりでアイデアが光る絶品レシピを、ぜひご家庭でお試しください。
【平野レミさんのレシピ】山芋だんごのモチモチ煮の作り方
Course: 主菜Cuisine: 和食2
servings15
minutes11
minutes450
kcal26
minutes今回は、テレビや雑誌で大活躍されている平野レミさんのオリジナルレシピ、「山芋だんごのモチモチ煮」をご紹介します。肌寒い季節や、ホッと一息つきたい時にぴったりの、心も体も温まる一品です。
材料
大和芋 200g
ねぎ(白い部分/小口切り) 1/2本分
ねぎ(青い部分/小口切り) 適量
柚子(ゆず)こしょう 適量
【A】
片栗粉 大さじ5
塩 少々
【B】
豚バラ肉(薄切り) 150g
ごぼう 50g
生しいたけ 3枚
だし(削り節で濃いめにとったもの。) カップ3
酒 大さじ1
しょうゆ 大さじ1
塩 少々
作り方
- ごぼうはよく洗って皮ごと1mm厚さの斜め薄切りにする。しいたけは3等分のそぎ切りにする。大和芋は皮ごとすりおろし、ボウルに【A】とともに入れて混ぜ合わせる。豚肉は3cm長さに切る。
- 鍋に【B】を入れ、中火にかける。沸騰したら、アクを取りながら6分間煮る。 1 の大和芋をスプーンで1杯ずつすくって落とし入れ、ふたをして約5分間煮る。ねぎの白い部分を加え、サッと煮て火を止める。器に盛り、ねぎの青い部分をのせ、柚子こしょうを添える。
- ポイント
- 大和芋は煮ている間にふくらむので、形は気にせずザックリと落とし入れる。スプーンに水をつけると落としやすい。
メモ
- 平野レミさんのレシピ (山芋だんごのモチモチ煮)
山芋だんごのモチモチ煮を美味しく作る3つの極意
大和芋は皮ごとすりおろし、ザックリと鍋に落とす
このレシピの大きなポイントの一つは、大和芋を皮ごとすりおろすことです。皮の周辺には風味や栄養が豊富に含まれているため、皮ごと使うことで力強い大地の香りとコクを楽しむことができます。
片栗粉と塩を混ぜ合わせた生地は、スプーンですくって鍋に落とし入れていきますが、煮ている間にふんわりと大きく膨らむため、綺麗な丸い形に整える必要はありません。形を気にせずザックリと落とし入れることで、表面に凹凸ができ、そこから豚肉やごぼうの旨味が溶け出した極上のスープがしっかりと染み込みます。
スプーンに軽く水をつけると生地が鍋に離れやすくなり、スムーズに作業を進めることができます。
ごぼうは皮ごと1mm厚さの斜め薄切りで風味を最大限に
スープの味の決め手となるごぼうは、よく洗って泥を落とした後、皮を剥かずにそのまま1mm厚さの斜め薄切りにします。ごぼうの香りと旨味の大部分は皮と実の境界線にあるため、皮ごと調理することで、だし汁に奥深い風味をプラスすることができます。
また、1mmという極薄の斜め切りにすることで、短時間の煮込みでも繊維がすぐに柔らかくなり、豚肉やしいたけの旨味とすぐに馴染みます。
斜めに切ることで表面積が広がり、味の出が良くなるだけでなく、モチモチとした山芋だんごと一緒に口に運んだ際の食感の心地よいコントラストも楽しむことができる、理にかなった下ごしらえの極意です。
豚バラ肉と根菜の旨味を引き出す丁寧なアク取り
濃いめにとった削り節のだし汁に、豚バラ肉、ごぼう、生しいたけを入れて中火にかけますが、ここでの丁寧なアク取りが仕上がりを左右します。沸騰してから約6分間煮る間に、豚肉やアクの強いごぼうからアクが浮いてきます。
このアクをこまめにすくい取ることで、濁りのない澄んだ美しいスープになり、素材本来の純粋な旨味だけを残すことができます。このベースとなるスープが雑味のない美味しい状態だからこそ、後から加える山芋だんごがたっぷりとスープを吸い込んでも、くどくならずに上品な味わいに仕上がります。
柚子こしょうの爽やかな辛味も、雑味のないスープの中でより一層引き立ちます。
最高のペアリング:料理を引き立てる飲み物
「山芋だんごのモチモチ煮」は、豚バラ肉のコクとごぼうの土の香り、そして柚子こしょうの爽やかな辛味が特徴的な和食です。この料理には、ふくよかな果実味と穏やかな酸味を持つ白ワインが非常によく合います。
例えば、フランスのアルザス地方で造られるピノ・グリは、和風だしの旨味に寄り添う厚みがあり、豚肉の脂の甘みを上品に包み込んでくれます。また、柚子こしょうの柑橘系の香りに合わせて、ソーヴィニヨン・ブランを選ぶのもおすすめです。
ニュージーランド産のような青草のニュアンスがあるものよりは、ロワール地方のサンセールのようなどこかミネラル感のあるタイプの方が、ごぼうの風味や根菜の土っぽさと美しく調和します。ワインの酸味が口の中をさっぱりとさせ、次の一口をさらに美味しく感じさせてくれる絶好のマリアージュです。
保存テクニックと温め直し方
山芋だんごは出来立てのモチモチとした食感が最も美味しいため、基本的には作ってすぐに召し上がることをおすすめします。どうしても保存したい場合は、粗熱がしっかりと取れてから清潔な保存容器に移し、冷蔵庫で保存してください。翌日にはお召し上がりください。
温め直す際は、電子レンジではなく小鍋に移して弱火でゆっくりと加熱すると、山芋だんごの食感を損ないにくくなります。ただし、時間が経つとだんごがスープを吸いすぎて柔らかくなったり、スープの量が減ってしまったりすることがあるため、ご注意ください。
このレシピのまとめと栄養のポイント
平野レミさんの「山芋だんごのモチモチ煮」は、身近な食材を使いながらも、素材の持ち味を最大限に引き出す工夫が詰まった素晴らしいレシピです。
皮ごとすりおろした大和芋で作るだんごの驚くようなモチモチ感と、豚バラ肉、ごぼう、しいたけから溢れ出る濃厚な旨味が溶け込んだスープの組み合わせは、一度食べたら忘れられない美味しさです。
ごぼうを1mmの薄切りにしたり、大和芋をザックリと落とし入れたりすることで、味の染み込みやすさと風味の豊かさを両立させています。柚子こしょうのピリッとしたアクセントが全体の味を引き締め、ご飯のおかずとしてはもちろん、お酒のおつまみとしても大活躍する一品です。
肌寒い日や、栄養をたっぷり摂りたい時に、ぜひご家庭でお鍋一つで手軽に作ってみてください。
