家庭料理の定番であり、世代を問わず愛され続けるおかずといえば、ポテトコロッケです。今回は、日本の家庭料理の第一人者である土井善晴さんのレシピをご紹介します。土井善晴さんのポテトコロッケは、素朴でありながらも素材の持ち味を最大限に生かした、どこか懐かしく温かい味わいが特徴です。
じゃがいものホクホクとした食感と自然な甘み、炒めたたまねぎと合いびき肉の豊かな旨味が絶妙に調和し、サクサクの衣に包まれることで、一口食べるごとに至福のひとときをもたらしてくれます。
このレシピでは、じゃがいもの茹で方から、タネのまとめ方、そして少なめの油でサクッと揚げるコツまで、美味しいコロッケを作るための大切な工程が丁寧に示されています。特にタネを軽くやさしく握るというポイントは、口当たりの良い柔らかなコロッケに仕上げるための要となります。
夕食のメインディッシュとしてはもちろん、冷めても美味しいため、お弁当のおかずや、パンに挟んでコロッケパンにするなど、様々な場面で大活躍間違いなしの一品です。ご家庭でぜひ、土井善晴さん直伝の本格的ながらも作りやすいポテトコロッケに挑戦してみてください。
手作りの揚げたてコロッケの美味しさは、きっと家族の笑顔を引き出してくれることでしょう。
【土井善晴さんのレシピ】ポテトコロッケの作り方
Course: 主菜Cuisine: 洋食3
servings20
minutes25
minutes350
kcal45
minutes家庭料理の定番であり、世代を問わず愛され続けるおかずといえば、ポテトコロッケです。今回は、日本の家庭料理の第一人者である土井善晴さんのレシピをご紹介します。土井善晴さんのポテトコロッケは、素朴でありながらも素材の持ち味を最大限に生かした、どこか懐かしく温かい味わいが特徴です。
材料
じゃがいも 3コ(300g)
たまねぎ 100g
合いびき肉 100g
ナツメグ 適宜
トマトケチャップ 適量
豚カツソース 適量(またはウスターソース。)
サラダ油 大さじ2/3
揚げ油
【A】
塩 小さじ1/2
こしょう 少々
【衣】
小麦粉 適量
溶き卵 適量
生パン粉 適量(食パンをフードプロセッサーで細かくしたもの。)
【付け合わせ】
キャベツ(せん切り) 適量
パセリ(みじん切り) 適量
トマト(1cm厚さの半月形に切る) 適量
作り方
- じゃがいもは薄く皮をむき、3等分(大きければ4等分)に切る。たまねぎはみじん切りにする。
- 鍋にじゃがいもとかぶるくらいの水を入れて中火にかける。煮立ったら火を弱め、静かに煮立つ程度の火加減で、柔らかくなるまで15分間ほどゆでる。
- フライパンにサラダ油大さじ2/3を熱して 1 のたまねぎを炒める。透き通ったらひき肉を加えてさらに炒め、火が通ったら【A】と好みでナツメグを加える。バットに移して広げ、粗熱を取る。
- 2 のじゃがいもがゆで上がったらゆで汁を捨て、再び鍋を10秒間ほど中火にかけて軽く水けをとばす。火を止めて木べらなどでつぶし、粗熱を取る。
- 4 に 3 を加えて混ぜ、一口大の俵形に軽く握る(12~15コ)。
- ポイント
- きき手に木べらを持ってすくい取り、手水をつけた反対の手のひらにのせて、軽くやさしく握ってまとめる。形、大きさをそろえることよりも、軽くまとめることを優先する。
- 5 に小麦粉をまぶし、余分な粉を落として、溶き卵、生パン粉の順に【衣】をつける。
- フライパンに揚げ油を約1cm深さまで注ぎ、菜箸を入れて先から泡が出るまで温め、 6 を入れて濃いめのきつね色になるまで転がしながら揚げる。
- 器に 7 、パセリを混ぜたキャベツ、トマトを盛り合わせる。トマトケチャップと豚カツソースを2:1の割合で混ぜ合わせて添える。
メモ
- 土井善晴さんのレシピ (ポテトコロッケ)
ポテトコロッケを美味しく作る3つの極意
じゃがいもの水分をしっかりとばす
ゆで上がったじゃがいもは、一度お湯を捨ててから再び鍋を火にかけ、10秒間ほど中火で軽く水けをとばす作業を行うことが重要です。このひと手間を加えることで、じゃがいもの余分な水分が飛び、ホクホクとした食感に仕上がります。
水分が多いままだと、タネがべちゃっとしてしまい、成形しにくくなるだけでなく、揚げている最中に破裂する原因にもなります。しっかりと水分をとばしてから木べらでつぶし、粗熱をとることで、ひき肉やたまねぎの旨味をじゃがいもがしっかりと吸収し、一体感のある奥深い味わいのコロッケになります。
形よりもふんわりと軽くまとめることを優先する
コロッケのタネを成形する際、きれいで均一な形を作ろうとして強く握りすぎてしまうことがありますが、このレシピの最重要ポイントは「軽くやさしく握ってまとめる」ことです。きき手に木べらを持ってタネをすくい取り、手水をつけた反対の手のひらにのせて優しく包み込むように形作ります。
形や大きさを完璧に揃えることよりも、空気を適度に含ませたふんわりとした状態を保つことを優先してタネを丸めてください。こうすることで、食べたときにホロッと崩れるような、驚くほど口当たりの柔らかい軽い食感のポテトコロッケに仕上がります。
フライパンと少なめの油でこんがりと揚げる
コロッケを揚げる際は、たっぷりの油を準備する必要はありません。フライパンに約1cm深さという少なめの揚げ油を注ぎ、菜箸を入れて先から細かい泡が出る状態までしっかりと温めてからコロッケを入れます。
この少なめの油の中で、コロッケを転がしながら濃いめのきつね色になるまで揚げるのが美味しく仕上げるためのコツです。全体がムラなくこんがりとしたきつね色になるまで火を通すことで、生パン粉ならではのサクサクとした衣の香ばしさが最大限に引き立ちます。
中のふんわりとしたじゃがいもとの素晴らしい食感のコントラストをぜひお楽しみください。
最高のペアリング:料理を引き立てる飲み物
土井善晴さんのポテトコロッケは、素朴なじゃがいもの甘みと合いびき肉の旨味がぎゅっと詰まっているため、飲み物はすっきりとした味わいのものがよく合います。ビールであれば、キレのあるピルスナータイプの生ビールがサクサクの衣と相性抜群です。油をすっきりと流してくれ、次の一口がさらに美味しく感じられます。
ワインを合わせる場合は、軽快で果実味豊かな赤ワインがおすすめです。例えば、マスカット・ベーリーAや、タンニンの軽いピノ・ノワールなどは、トマトケチャップと豚カツソースを合わせた特製ソースの酸味や甘みと見事に調和し、コロッケの深い味わいを一層引き立てます。
また、ノンアルコールの場合は、キリッと冷やした無糖の炭酸水にフレッシュなレモンをたっぷりと絞ったものや、冷たい麦茶が、家庭的な食卓の温かい雰囲気にぴったりと寄り添い、お食事を美味しくサポートしてくれます。
保存テクニックと温め直し方
ポテトコロッケは、揚げる前の状態で保存するか、揚げてから保存するかで方法が異なります。揚げる前のタネ(衣をつける前、またはつけた状態)であれば、一つずつラップでしっかりと空気が入らないように包み、保存袋などの密閉容器に入れて冷凍庫で約1ヶ月保存することが可能です。
揚げる際は解凍せず、凍ったまま低温の油からじっくりと揚げてください。揚げた後のコロッケが余った場合は、完全に冷めてから密閉容器に入れ、冷蔵庫で2日程度保存できます。食べる際はオーブントースターで焦げないように注意しながら温め直すと、衣のサクサク感がしっかりと復活して美味しく召し上がれます。
このレシピのまとめと栄養のポイント
今回は、土井善晴さんによる「ポテトコロッケ」の作り方を詳しくご紹介しました。
じゃがいもを茹でてしっかりと水分を飛ばす作業を行うこと、炒めたたまねぎと合いびき肉の旨味をじゃがいもに合わせること、そして何よりもタネを強く握らずにふんわりとやさしくまとめることが、このレシピの最大の魅力である軽やかな口当たりを生み出します。
フライパンを使い、1cm深さという少なめの油で手軽にサクサクとした濃いきつね色に揚げ焼きできるのも、日々の家庭料理として非常に嬉しいポイントです。たっぷりのせん切りキャベツやパセリ、トマトを添え、特製のソースをかけて出来立ての熱々を味わえば、誰もが笑顔になる間違いのない美味しさです。
日常の食卓を豊かに彩る一品として、ぜひこの土井善晴さんのレシピをご自宅の定番メニューに加えてみてください。
