飛田和緒さんのレシピ、「春キャベツと鶏肉のお酢蒸し」をご紹介します。春の訪れを感じさせる、柔らかくみずみずしい春キャベツをたっぷりと500g使用し、鶏もも肉の旨味と一緒に閉じ込めた、心温まる一品です。鍋に材料を重ねてじっくりと蒸し煮にすることで、野菜が本来持つ甘みと水分が存分に引き出されます。
このレシピの魅力は、何といっても素材の味を最大限に生かすシンプルな味付けと調理法にあります。キャベツと鶏肉それぞれに重量の1%の塩をあらかじめ振っておくことで、絶妙な下味がつき、キャベツがしんなりとして鍋に収まりやすくなるという理にかなった手順が特徴です。
鶏もも肉の皮目をこんがりと焼くことで香ばしさが加わり、最後に小さじ1のお酢を回し入れることで、全体がさっぱりとまとまり、最後まで飽きずに食べられる味わいに仕上がります。日々の食卓を優しく彩る、飛田和緒さんの絶品お酢蒸しをぜひご家庭で再現してみてください。
【飛田和緒さんのレシピ】春キャベツと鶏肉のお酢蒸しの作り方
Course: 主菜Cuisine: 和食2
servings15
minutes25
minutes290
kcal40
minutes飛田和緒さんのレシピ、「春キャベツと鶏肉のお酢蒸し」をご紹介します。春の訪れを感じさせる、柔らかくみずみずしい春キャベツをたっぷりと500g使用し、鶏もも肉の旨味と一緒に閉じ込めた、心温まる一品です。鍋に材料を重ねてじっくりと蒸し煮にすることで、野菜が本来持つ甘みと水分が存分に引き出されます。
材料
春キャベツ(縦半分に切ったもの) 1/2コ(500g)
鶏もも肉 1枚(正味200g)
にんじん 60g
米油 少々
酢 小さじ1
塩
作り方
- キャベツの芯は切り取り、薄切りにする。葉は軸ごと大きくザク切りにする。ボウルに合わせ、キャベツの重さの1%の塩(5g)をふって軽く混ぜ、15分間ほどおく。にんじんは薄い短冊形に切る。鶏肉は水けをよく拭き、余分な脂を除いて一口大に切り、肉の重さの1%の塩(2g)をすり込む。
- ポイント
- キャベツに塩をまぶすと水分が抜けてしんなりするので鍋に入れやすい。下味もつく。
- 鍋に米油少々を入れ、鶏肉の皮を下にして並べて弱火にかける。皮にこんがりと焼き色がついたら水けをきったキャベツ(絞らない)、にんじんを加え、ふたをして弱めの中火で10分間蒸し煮にする。軽く混ぜ、ふたをしてさらに10分間蒸し煮にする。
- 仕上げに酢小さじ1を加えて軽く煮る。
メモ
- 飛田和緒さんのレシピ (春キャベツと鶏肉のお酢蒸し)
春キャベツと鶏肉のお酢蒸しを美味しく作る3つの極意
重量の1%の的確な塩分コントロール
このレシピの最大のポイントは、キャベツと鶏肉それぞれに対して重量の「1%の塩」を正確に計量して振る点にあります。キャベツ500gには5g、鶏肉200gには2gの塩をあらかじめなじませることで、素材の内部までしっかりと下味が浸透します。
特にキャベツに塩を振って15分間ほどおくと、浸透圧によって余分な水分が適度に抜け、かさが減ってしんなりするため、たっぷりの量でも無理なく鍋に入れることができます。仕上がりの味がぼやけず、素材の旨味を引き立てるための重要な工程です。
鶏肉の皮目を弱火で香ばしく焼き上げる
蒸し煮にする前の重要なステップとして、鍋に米油を熱し、鶏もも肉の皮を下にして弱火でじっくりと焼き色をつける工程があります。最初から野菜を入れて煮込むのではなく、まず鶏肉の皮だけをこんがりと焼くことで、臭みが抜け、香ばしい風味が引き出されます。
また、皮からじんわりと溶け出した鶏の良質な脂が鍋底に広がり、後から加えるキャベツやにんじんにしっかりと絡むことで、料理全体に深いコクと豊かな風味がもたらされます。焦がさないよう弱火で丁寧に行うのがポイントです。
弱めの中火での蒸し煮と仕上げのお酢
水を加えず、キャベツの水分だけで蒸し煮にするのがこの料理の特長です。鶏肉を焼いた後、水気を切ったキャベツ(絞らないこと)とにんじんを加え、ふたをして弱めの中火で10分、軽く混ぜてさらに10分間加熱します。これにより、じっくりと野菜の甘みが引き出され、鶏肉もふっくらと柔らかく仕上がります。
そして最後の仕上げに加える「小さじ1の酢」が極めて重要な役割を果たします。酢を加えて軽く煮ることで、全体の味が引き締まり、鶏もも肉の脂っぽさを和らげてさっぱりとした爽やかな後味を生み出します。
最高のペアリング:料理を引き立てる飲み物
飛田和緒さんの「春キャベツと鶏肉のお酢蒸し」には、軽快でフルーティーな白ワインが非常によく合います。春キャベツの柔らかな甘みとお酢の爽やかな酸味に寄り添うように、ソーヴィニヨン・ブランや、果実味が豊かなシャルドネなどがおすすめです。
特にフランスのロワール地方のソーヴィニヨン・ブランは、野菜の青々しい風味と柑橘系の酸味が見事に調調和し、料理の味わいを一層引き立ててくれます。また、和の食卓として楽しむのであれば、すっきりとした辛口の日本酒や、軽やかな口当たりの麦焼酎の炭酸割りなども、鶏肉の旨味と相性抜群です。
温かい蒸し料理を囲みながら、キリッと冷やしたアルコールを合わせることで、食卓がより一層華やかになります。
保存テクニックと温め直し方
残った場合は、清潔な保存容器に移し、粗熱がしっかりと取れてから冷蔵庫で保存してください。キャベツから水分が出やすいため、保存期間は冷蔵で2〜3日程度を目安に食べ切ることをおすすめします。温め直す際は、電子レンジを使用するか、鍋に移して弱火で優しく加熱してください。
冷たいままでも味が馴染んで美味しくいただけますが、少し酢の風味が飛んでしまうことがあるため、温め直した際に数滴のお酢を足すと風味が復活します。
このレシピのまとめと栄養のポイント
飛田和緒さんの「春キャベツと鶏肉のお酢蒸し」は、旬の素材の魅力を存分に楽しめる素晴らしいレシピです。500gというたっぷりの春キャベツも、事前の1%の塩もみでかさを減らすことで、驚くほどたくさん食べることができます。
鶏もも肉の皮を香ばしく焼き上げることで生まれる旨味とコクが、無水で蒸し煮にされたキャベツの自然な甘みと見事に融合します。そして、最後に加える少量のお酢が、料理全体を引き締め、後味をさっぱりとさせる見事なアクセントになっています。シンプルな調味料と丁寧な調理工程が織りなす、体にも心にも優しい一品です。
毎日の献立としてはもちろん、野菜不足を感じる時にもぜひ取り入れていただきたい、飛田和緒さんならではの工夫が詰まったレシピです。
