今回は、飛田和緒さんのレシピ「大根とツナ缶の煮物」をご紹介します。毎日の献立に悩む方や、ほっとする和食のおかずを一品増やしたい方にぴったりの、心温まる家庭料理です。大根とツナ缶という、スーパーでいつでも手に入り、常備しておきやすい2つのメイン食材だけで、驚くほど味わい深い煮物が完成します。
このレシピの大きな魅力は、ツナ缶の油と旨みを丸ごと活用することです。ツナの油分が大根の中までしっかりと染み込み、別途だし汁を用意しなくてもコクのある仕上がりになります。また、少ない調味料で味が決まるのも嬉しいポイントです。
砂糖としょうゆという基本の調味料のみを使用しますが、大根の自然な甘みとツナの塩気が絶妙に絡み合い、ご飯が止まらなくなる美味しさです。じっくりと時間をかけて煮込むことで、大根がとろけるように柔らかくなり、口の中でじゅわっと旨みが溢れ出します。
忙しい日々の食卓に、飛田和緒さん直伝の優しく深い味わいをお届けします。ぜひ、ご家庭で本場の味を再現してみてください。
【飛田和緒さんのレシピ】大根とツナ缶の煮物の作り方
Course: 副菜Cuisine: 和食2
servings5
minutes50
minutes172
kcal55
minutes今回は、飛田和緒さんのレシピ「大根とツナ缶の煮物」をご紹介します。毎日の献立に悩む方や、ほっとする和食のおかずを一品増やしたい方にぴったりの、心温まる家庭料理です。大根とツナ缶という、スーパーでいつでも手に入り、常備しておきやすい2つのメイン食材だけで、驚くほど味わい深い煮物が完成します。
材料
大根 500g
ツナ(缶詰/油漬け/小) 1缶(70g)
砂糖
しょうゆ
作り方
- 大根はピーラーで皮をむいて、2cm厚さのいちょう形に切る。
- 鍋に大根を入れ、ツナを缶汁ごと加える。水カップ2、砂糖大さじ1を加えて中火にかけ、煮立ったら落としぶたとふたをして弱めの中火で30~40分間煮る。
- 大根が柔らかくなったら、しょうゆ大さじ1+1/2を加えて10分間ほど煮る。最後、煮汁が少なくなったらふたと落としぶたを外し、時々鍋を傾けながら煮汁を回して全体にからめ、火を止める。※煮ている間は、ずっと落としぶたとふたをする。
メモ
- 飛田和緒さんのレシピ (大根とツナ缶の煮物)
大根とツナ缶の煮物を美味しく作る3つの極意
ツナ缶は汁ごと加えて旨みを逃さない
このレシピにおいて、一番の美味しさのベースとなるのがツナ缶の油と汁です。ツナ缶(油漬け)の汁には、魚の旨み成分がたっぷりと溶け出しており、これを捨てることなく大根と一緒に煮込むことで、別途だし汁を用意しなくても奥深い味わいを生み出すことができます。
鍋に大根を入れる段階でツナを缶汁ごと全て加え、水2カップと砂糖大さじ1を入れて煮立てます。油分が加わることで大根がパサつかず、しっとりとした食感に仕上がり、ツナの風味が大根の中までしっかりと浸透します。
落としぶたとふたのダブル使いでじっくり煮る
煮物を美味しく、かつ均一に柔らかく仕上げるために、落としぶたと鍋のふたのダブル使いが欠かせません。中火で煮立った後、弱めの中火にして30〜40分間煮る工程では、この二つのふたを必ず使用します。落としぶたをすることで、少ない煮汁でも鍋の中で対流が起こり、大根の上部までしっかりと味が染み込みます。
さらに鍋のふたを重ねることで、蒸気を逃がさずに鍋全体の温度を一定に保ち、大根の中までじっくりと火を通すことができます。この工程が大根をとろけるような柔らかさにする鍵となります。
しょうゆは時間差で加え、最後に煮汁をからめる
調味料を入れる順番とタイミングは、煮物の仕上がりを大きく左右します。最初からしょうゆを入れてしまうと、大根が硬くなってしまい、中まで味が染み込みにくくなります。
そのため、まずは砂糖のみで30〜40分間煮て大根を柔らかくし、その後にしょうゆ大さじ1と1/2を加えるのが飛田和緒さんのレシピの重要なポイントです。
しょうゆを加えて10分ほど煮た後、ふたを外して火を止める直前に、鍋を傾けながら少なくなった煮汁を大根全体に回しからめることで、表面に艶と照りが出て、味のメリハリが生まれます。
最高のペアリング:料理を引き立てる飲み物
大根とツナ缶の煮物は、素朴で優しい和の味わいが特徴です。この料理には、爽やかな酸味と果実味が感じられる白ワインがよく合います。例えば、ニュージーランド産のソーヴィニヨン・ブランや、フランスのロワール地方で作られるミュスカデなどがおすすめです。
ソーヴィニヨン・ブランの持つハーブのような青々しい香りが、大根の土の風味やツナの旨みと美しく調和し、口の中をさっぱりとリセットしてくれます。また、ミュスカデのすっきりとしたミネラル感は、和食のだし(この場合はツナの旨み)を引き立てる役割を果たします。
赤ワインを合わせる場合は、渋みが少なく軽やかなピノ・ノワールやマスカット・ベーリーAを選ぶと、ツナの油分やしょうゆの風味と喧嘩せずに寄り添ってくれます。日常の食卓で、少し冷やしたワインと一緒に和食を楽しむのも素晴らしい体験となるでしょう。
保存テクニックと温め直し方
大根とツナ缶の煮物は、作ってから一度冷ますことでさらに味が大根に染み込み、翌日以降も美味しく召し上がることができます。保存する際は、粗熱をしっかりと取ってから清潔な保存容器に移し、冷蔵庫で保管してください。冷蔵保存での目安は2〜3日程度です。
食べる分だけ取り出し、電子レンジや小鍋で温め直してお召し上がりください。大根は冷凍すると食感が変わってしまい、筋っぽくスカスカになりやすいため、冷凍保存は避けることをおすすめします。
このレシピのまとめと栄養のポイント
今回ご紹介した飛田和緒さんの「大根とツナ缶の煮物」は、特別な調味料やだしを使わず、食材が持つ本来の旨みを最大限に生かした傑作レシピです。ピーラーで皮をむき、2cmの厚さに切ったたっぷりの大根に、ツナ缶を油ごと加えることで、魚の旨みとコクが大根の芯までじんわりと染み渡ります。
落としぶたと鍋のふたを両方使い、じっくりと時間をかけて煮込むことで、箸がすっと通るほどの柔らかさを実現しています。また、砂糖としょうゆを入れるタイミングを分けることで、味の染み込みと仕上がりの美しさを両立させている点も、このレシピの素晴らしいポイントです。
少ない材料で驚くほどの満足感を得られるこの一品は、忙しい日の夕食の副菜としてはもちろん、冷めても美味しいのでお弁当のおかずにも最適です。飛田和緒さんの味をそのまま食卓で再現し、心温まる和食の時間を楽しんでみてください。
