今回は、テレビや雑誌で大活躍されている人気料理研究家、藤井恵さんのレシピ「豆腐とヨーグルトのラザニア」をご紹介します。ラザニアといえば、たっぷりのホワイトソースとミートソース、そして層になるパスタが特徴的ですが、カロリーや糖質が気になってしまうという方も多いのではないでしょうか。
このレシピでは、なんとパスタの代わりに「木綿豆腐」を、そしてホワイトソースの代わりに「水切りヨーグルト」を使用するという、驚きとアイデアに満ちたヘルシーな一品です。豆腐は1kgのおもしをしてしっかりと水けをきることで、水っぽくならずにしっかりとした食感を生み出します。
また、ヨーグルトの水切りで出たホエー(乳清)はお肉の下味に活用し、お肉を柔らかく風味豊かに仕上げるという無駄のない工程もこのレシピの魅力です。チーズのコクとトマトの旨味が合わさり、豆腐とヨーグルトを使っているとは思えないほどの満足感を得られます。
オーブンでこんがりと焼き上げる香ばしい香りが食欲をそそる、ヘルシーでありながら本格的な味わいのラザニア。ダイエット中の方や、夜遅めの食事でも罪悪感なく楽しめる藤井恵さんの素晴らしいレシピです。ぜひご家庭で作ってみてください。
【藤井恵さんのレシピ】豆腐とヨーグルトのラザニアの作り方
Course: 主菜Cuisine: 洋食2
servings30
minutes30
minutes600
kcal60
minutes今回は、テレビや雑誌で大活躍されている人気料理研究家、藤井恵さんのレシピ「豆腐とヨーグルトのラザニア」をご紹介します。ラザニアといえば、たっぷりのホワイトソースとミートソース、そして層になるパスタが特徴的ですが、カロリーや糖質が気になってしまうという方も多いのではないでしょうか。
材料
木綿豆腐 1丁
塩 少々
こしょう 少々
ヨーグルト 1パック
合いびき肉 200g
ピザ用チーズ 80g
【A】
白ワイン 大さじ1
たまねぎ(すりおろす) 1/6コ
にんじん(すりおろす) 1/3本
セロリ(すりおろす) 1/3本
トマトペースト 大さじ1
【B】
塩 小さじ1/2
こしょう 少々
オレガノ(乾) 小さじ1(あれば。)
作り方
- 木綿豆腐はペーパータオルに包んで1kgのおもしをし、しっかりと水けをきる。片面に塩・こしょうをふる。
- ボウルにざる、ペーパータオルを重ね、ヨーグルトを入れて包む。500gのおもしをのせて半量になるまで水切りをする。
- フライパンにひき肉、 2 のホエー、【A】を入れて混ぜ、10分間おく。火にかけ、混ぜながらパラパラに水けがなくなるまで炒りつける。【B】を加え混ぜる。
- 16cm×21cm×高さ4cmくらいの耐熱皿に豆腐、 3 、 2 の水切りヨーグルト、チーズをそれぞれ1/3量ずつを順に重ね、あと2回くり返す。
- 220℃のオーブンに入れ20分間焼く。
メモ
- 藤井恵さんのレシピ (豆腐とヨーグルトのラザニア)
豆腐とヨーグルトのラザニアを美味しく作る3つの極意
豆腐とヨーグルトの徹底した水切りが層を綺麗に作る
このレシピの最大のポイントは、パスタとホワイトソースの代わりとなる「木綿豆腐」と「ヨーグルト」の水分をしっかりと抜くことです。木綿豆腐にはペーパータオルを巻いて1kgものおもしをのせ、ヨーグルトには500gのおもしをのせて半量になるまで徹底的に水切りをします。
この工程を怠ると、オーブンで焼いている間に食材から水分が染み出し、全体の味がぼやけてしまうだけでなく、綺麗な3層のグラデーションが崩れてしまいます。
しっかりと水分を抜くことで、豆腐はラザニア生地のような適度な弾力を持ち、ヨーグルトはまるで濃厚なクリームチーズやホワイトソースのようなコクと滑らかさを発揮します。少し時間はかかりますが、この丁寧な下ごしらえが仕上がりのクオリティを劇的に引き上げます。
ホエーを活用してひき肉の旨味を引き出す
ヨーグルトを水切りした際に出る液体「ホエー(乳清)」を捨てずに、ひき肉の下ごしらえに活用するのがこのレシピの素晴らしい工夫です。フライパンにひき肉とすりおろした香味野菜(たまねぎ、にんじん、セロリ)、トマトペースト、そしてホエーを合わせ、火にかける前に10分間おいて馴染ませます。
ホエーには乳酸が含まれており、これがお肉のタンパク質に作用してふっくらと柔らかく仕上げる効果があります。また、香味野菜をすりおろして加えることで、短時間の炒め時間でも長時間煮込んだような奥深い風味と自然な甘みがミートソースに加わります。
火にかけてからは、汁気が完全になくなるまでパラパラに炒りつけることで、旨味が凝縮された絶品のミートソースが完成します。
220℃のオーブンで20分間、香ばしい焼き色をつける
耐熱皿に豆腐、ミートソース、水切りヨーグルト、ピザ用チーズを1/3量ずつ順番に3回重ねたら、最後の仕上げとして220℃に予熱したオーブンで20分間しっかりと焼き上げます。この高温での焼成が、ラザニア特有の香ばしい風味と食欲をそそる見た目を作り出します。
220℃という高い温度設定により、表面のピザ用チーズがとろけて綺麗な焦げ目がつくのと同時に、内部までしっかりと熱が入り、豆腐、お肉、ヨーグルトの層が一体となって味が馴染みます。
オーブンの機種によって焼き加減は多少異なるため、残り5分程度になったら表面の焦げ色をチェックし、美味しそうなきつね色になっていれば完成です。熱々の状態で食卓に運び、取り分ける瞬間のチーズの伸びをお楽しみください。
最高のペアリング:料理を引き立てる飲み物
この「豆腐とヨーグルトのラザニア」は、一般的なラザニアに比べて軽やかで酸味のある爽やかな味わいが特徴です。そのため、合わせるワインも重すぎないものがよく合います。赤ワインを選ぶ場合は、果実味が豊かで渋みが穏やかなイタリアのサンジョヴェーゼや、フランスのピノ・ノワールがおすすめです。
ミートソースのトマトの風味や香味野菜の甘みと見事に調和し、ヨーグルトのほのかな酸味を包み込んでくれます。また、白ワインを合わせるなら、スッキリとした酸味とハーブの香りを持つソーヴィニヨン・ブランや、程よいコクのあるシャルドネがぴったりです。
ワイン以外であれば、柑橘系の炭酸水や、アイスティーなどもお食事の爽やかさを引き立ててくれます。ヘルシーな食材で作られているからこそ、ペアリングする飲み物も重たすぎない軽快な口当たりのものを選ぶことで、最後まで飽きることなく美味しくいただくことができます。
保存テクニックと温め直し方
焼き上がったラザニアが余った場合は、粗熱をしっかりと取ってから保存してください。耐熱皿のまま保存する場合は、表面が乾燥しないようにラップをぴったりと密着させて冷蔵庫に入れ、2〜3日以内にお召し上がりください。
食べる際は、電子レンジで温め直すか、再度オーブンやトースターで軽く加熱するとチーズの風味が復活します。冷凍保存する場合は、1食分ずつ切り分けてラップで包み、保存袋に入れて冷凍庫へ。約1ヶ月程度保存可能です。解凍時は冷蔵庫で自然解凍してから加熱すると、水っぽくならずに美味しくいただけます。
このレシピのまとめと栄養のポイント
藤井恵さんの「豆腐とヨーグルトのラザニア」は、カロリーが高くなりがちなイタリアンの定番メニューを、身近でヘルシーな和の食材と乳製品を使って見事に生まれ変わらせた素晴らしいレシピです。
パスタを木綿豆腐に、ホワイトソースを水切りヨーグルトに置き換えるという画期的なアイデアにより、糖質や脂質を大幅に抑えつつも、ラザニアならではの満足感と層の美しさを実現しています。特に、水切りで出たホエーをお肉の漬け込みに無駄なく活用する点は、料理研究家ならではの無駄のない洗練されたテクニックです。
おもてなしの席やパーティーメニューとしても見栄えが良く、しかも食べても罪悪感がないため、ゲストにも大変喜ばれる一品になること間違いありません。日々の健康的な食生活をサポートしながらも、食卓に華やかさと美味しさをもたらしてくれるこのレシピを、ぜひあなたの定番料理の一つに加えてみてください。
