今回は、家庭料理の第一人者である小林カツ代さんのレシピ、「夏の重ねステーキ」をご紹介します。暑い夏の季節でもさっぱりと、かつボリューム満点にいただける、小林カツ代さんならではのアイデアが光る一品です。
薄切りの牛肉を使用し、爽やかな香りの青じそとコクのあるスライスチーズを挟み込んで焼き上げるこのメニューは、一口噛むごとに肉の旨みとチーズのまろやかさ、そして青じその風味が絶妙なハーモニーを奏でます。手に入りやすい身近な食材を使いながらも、まるでごちそうのような特別感を演出できるのが魅力です。
さらに、付け合わせとして添えられている「おろしオクラ」が、このステーキの美味しさを一層引き立てます。冷たい大根おろしとサッと茹でたオクラのネバネバ感が、ジューシーなお肉をさっぱりと包み込み、食欲が落ちがちな夏場でも箸が止まらなくなること間違いありません。
日々の献立やおもてなしにもぴったりの、小林カツ代さん直伝の素晴らしいレシピを、ぜひご家庭でお試しください。
【小林カツ代さんのレシピ】夏の重ねステーキの作り方
Course: 主菜Cuisine: 和食4
servings15
minutes10
minutes310
kcal25
minutes今回は、家庭料理の第一人者である小林カツ代さんのレシピ、「夏の重ねステーキ」をご紹介します。暑い夏の季節でもさっぱりと、かつボリューム満点にいただける、小林カツ代さんならではのアイデアが光る一品です。
材料
牛薄切り肉 350g
青じそ 10枚
スライスチーズ 4枚
トマト(くし形切り) 1コ分
サラダ油 少々
しょうゆ 適量
【おろしオクラ】
大根おろし 適量
オクラ 6~7本
作り方
- 牛肉は4人分に分ける。青じそは2枚のみ半分に切り、スライスチーズは半分に切る。
- 牛肉1人分を2つに分け、1つに青じそ2+1/2枚を並べ、その上にスライスチーズ1枚分を並べる。さらに残りの牛肉をのせ、押さえてサンドする。同様にして4人分をつくる。
- フライパンにサラダ油少々を入れて中火にかける。アツアツになったら 2 の牛肉を並べ入れて焼く。しっかり焼き色がついたら裏返し、中まで火を通す。器に盛って、【おろしオクラ】とトマトを添える。しょうゆ適量をかけて食べる。
- ポイント
- おろしオクラは、オクラを熱湯でゆでて水けをきり、薄い小口切りにする。これを水けをきった大根おろしと混ぜる。
メモ
- 小林カツ代さんのレシピ (夏の重ねステーキ)
夏の重ねステーキを美味しく作る3つの極意
薄切り肉と具材の密着度を高める
このレシピを成功させるための重要なポイントは、牛肉で青じそとスライスチーズを挟んだ後、しっかりと手で押さえて全体をサンドすることです。薄切り肉を重ねることで、厚切り肉のような食べ応えを生み出しつつ、火の通りを均一に保つことができます。
ここで具材とお肉の間に隙間ができてしまうと、焼いている途中にチーズが流れ出したり、お肉が剥がれたりする原因になります。手のひらで優しく、かつしっかりと圧をかけて空気を抜くように密着させることで、焼いたときに全体が一つにまとまり、カットした際にも美しい断面に仕上がります。
チーズのコクと青じその香りを逃さないための大切な工程です。
フライパンをアツアツにしてから焼く
手順にある通り、中火にかけたフライパンに少量のサラダ油をひき、「アツアツになってから」牛肉を並べ入れることが極意です。十分な温度に達していないフライパンにお肉を入れてしまうと、肉汁が外に逃げ出し、パサついた仕上がりになってしまいます。
しっかり熱されたフライパンで表面を一気に焼き固めることで、牛肉の旨みとチーズの豊かな風味を内側に閉じ込めることができます。きれいな焼き色がついたら裏返し、中まで火を通すことで、外は香ばしく、中はチーズがとろける絶妙な焼き加減となります。焼きすぎに注意しながら、表面の香ばしさを引き出してください。
さっぱり感を倍増させる「おろしオクラ」
このレシピの味の決め手とも言えるのが、付け合わせの「おろしオクラ」です。熱湯でサッと茹でて小口切りにしたオクラと、水気をしっかり切った大根おろしを混ぜ合わせるだけのシンプルなものですが、これがステーキの脂っこさを中和し、さっぱりとした後味を作り出します。
大根おろしの水気をしっかり切ることが重要で、水分が多すぎると醤油の味が薄まり、全体のバランスが崩れてしまいます。大根の爽やかな辛みとオクラのネバネバとした食感が、ジューシーな牛肉とチーズの濃厚さに絡み合い、夏の暑い日でも胃もたれせずに最後まで美味しくいただける工夫となっています。
最高のペアリング:料理を引き立てる飲み物
小林カツ代さんの「夏の重ねステーキ」には、牛肉の旨みとチーズのコク、そして青じそや大根おろしの爽やかさに寄り添うワインがぴったりです。赤ワインを選ぶなら、重すぎないミディアムボディのピノ・ノワールがおすすめです。
ピノ・ノワールの持つ赤い果実の酸味と繊細なタンニンが、おろしオクラと醤油でさっぱりといただくこのステーキの和の要素に美しく調和します。また、冷やした軽快なマスカット・ベーリーAも、青じその清涼感と見事にマッチするでしょう。
白ワインを合わせる場合は、ソーヴィニヨン・ブランをキリッと冷やしてご用意ください。ハーブのような爽やかな香りが青じそとリンクし、フレッシュな酸味がチーズのクリーミーさをすっきりと洗い流してくれます。
和食の要素が強いステーキなので、日本酒の純米吟醸酒などを冷酒として合わせるのも、夏の夕食を豊かに彩る素晴らしい選択となります。
保存テクニックと温め直し方
この「夏の重ねステーキ」は、焼きたてのチーズがとろける状態が最も美味しくお召し上がりいただけますが、保存する場合は粗熱をしっかりと取ってから清潔な密閉容器に入れ、冷蔵庫で保管してください。翌日までには食べ切ることをおすすめします。
温め直す際は、電子レンジで軽く加熱するとチーズが再び柔らかくなりますが、加熱しすぎるとお肉が硬くなるため注意が必要です。おろしオクラとトマトは傷みやすいため、お肉とは別の容器に分けて保存し、食べる直前に添えるようにしてください。お弁当のおかずにする場合は、中までしっかりと火を通すようにしましょう。
このレシピのまとめと栄養のポイント
今回ご紹介した小林カツ代さんの「夏の重ねステーキ」は、薄切り肉を工夫して使うことで、豪華なステーキのような満足感を手軽に味わえる、非常に優れた家庭料理レシピです。お肉で青じそとチーズを挟んで焼くという工程は、作る過程も楽しく、お子様から大人まで幅広い世代に喜ばれる味わいに仕上がります。
濃厚なチーズのコクを青じそが引き締め、さらに「おろしオクラ」と醤油という和風のアクセントが加わることで、夏バテ気味の時でも食欲をそそる見事なバランスが完成しています。フライパンひとつでサッと焼き上げることができるため、忙しい日のメインディッシュとしても大活躍します。
いつもの薄切り肉がごちそうに変わる、小林カツ代さん直伝の知恵が詰まったこのレシピを、ぜひあなたの定番レパートリーに加えてみてください。日常の食卓がパッと華やぐこと間違いなしの一品です。
