小林カツ代さんの名作レシピ「チキンに重ねて煮るだけ」をご紹介します。このお料理は、その名の通り、食材を切って順番にお鍋に重ね、そのまま火にかけるだけで完成してしまうという、驚くほど手軽で画期的な一品です。
鶏もも肉の旨み、完熟トマトの爽やかな酸味と水分、モロヘイヤの独特のネバネバ感、そしてコーンの甘みが鍋の中で見事に調和し、水を一切加えなくても(※ドライパックのコーンを使用する場合を除く)、野菜から出るたっぷりのスープで美味しく仕上がります。
厚手の鍋を使うことで、素材の持つ味わいがぎゅっと凝縮され、まるで長時間煮込んだかのような深いコクが生まれるのが特徴です。忙しい日の夕食作りや、献立に悩んだ時に大活躍すること間違いなしの、小林カツ代さんならではの愛情と工夫が詰まった素晴らしいレシピです。
栄養満点の夏野菜をたっぷり美味しく食べられるので、ご家庭の定番メニューとしてぜひ取り入れてみてください。
【小林カツ代さんのレシピ】チキンに重ねて煮るだけの作り方
Course: 主菜Cuisine: 洋食2
servings5
minutes15
minutes455
kcal20
minutes小林カツ代さんの名作レシピ「チキンに重ねて煮るだけ」をご紹介します。このお料理は、その名の通り、食材を切って順番にお鍋に重ね、そのまま火にかけるだけで完成してしまうという、驚くほど手軽で画期的な一品です。
材料
鶏もも肉(から揚げ用) 300g
トマト(完熟) 2コ(400g)
モロヘイヤ 1ワ
コーン(缶詰/ホール) 1缶(190g)(ドライパックの場合は、水カップ1/3ほどを加える。)
サラダ油 適量
塩 適量
こしょう 適量
作り方
- トマトは2cm角に切る。モロヘイヤは堅い茎を除き、長さを3つくらいに切る。
- 厚手の鍋を熱して油を薄くひき、鶏肉を皮を下にして並べ入れ、塩小さじ1/2、こしょう適量をふる。中火で皮に焼き色をつける。
- 2 の肉にトマトをのせ、さらにモロヘイヤを重ね入れ、コーンを缶汁ごと加え、表面をならしてふたをし、強めの火で約10分間煮る。底から混ぜ合わせ、味をみて塩・こしょう各適量で調える。
メモ
- 小林カツ代さんのレシピ (チキンに重ねて煮るだけ)
チキンに重ねて煮るだけを美味しく作る3つの極意
鶏肉の皮目を中火で香ばしく焼き上げる
このレシピの最初のポイントは、鶏肉を皮目から中火でしっかりと焼き色をつけることです。厚手の鍋に薄く油をひき、塩こしょうをした鶏もも肉を皮を下にして並べ入れることで、鶏肉から余分な脂が溶け出し、香ばしい風味が引き出されます。
この工程を踏むことで、煮込んだ後も鶏肉の旨みがスープに深く溶け込み、料理全体のコクが格段にアップします。焦がさないように中火でじっくりと、美味しそうなきつね色になるまで焼くのがコツです。
食材を重ねる順番と無水調理のメカニズム
鶏肉の上にトマト、モロヘイヤ、コーンを缶汁ごと順番に重ねていくのには、明確な理由があります。一番下に熱源に近い鶏肉を配置し、その上に水分をたっぷり含む完熟トマトをのせることで、トマトが加熱されてソース状に溶け出し、鍋底が焦げ付くのを防ぎます。
さらにモロヘイヤとコーンの缶汁が加わることで、食材の持つ水分だけで蒸し煮状態になり、旨みを逃さず閉じ込めることができます。表面を平らにならすことで火の通りも均一になります。
ふたをして強めの火で一気に約10分間煮る
食材をすべて重ねて表面をならしたら、ふたをして「強めの火で約10分間」煮るのがこのレシピの最大の極意です。強めの火加減を保つことで鍋の中に一気に蒸気が充満し、短時間で野菜の甘みと鶏肉の出汁が引き出されます。
ダラダラと長く煮込まないため、モロヘイヤの色味や食感も適度に残り、トマトもフレッシュな酸味を保ちます。10分経ったら底から全体を大きく混ぜ合わせ、最後に塩こしょうで味を調えるだけで、完璧なバランスのおかずが完成します。
最高のペアリング:料理を引き立てる飲み物
小林カツ代さんの「チキンに重ねて煮るだけ」は、トマトの爽やかな酸味とコーンの優しい甘み、そして鶏肉のしっかりとした旨みが特徴的な一皿です。このお料理には、果実味が豊かで少し酸味のある白ワインが非常によく合います。
例えば、ニュージーランド産のソーヴィニヨン・ブランは、そのハーブのような青々しい香りがモロヘイヤの風味と同調し、トマトの酸味とも美しく引き立て合います。また、冷えたロゼワインもおすすめで、鶏肉のボリューム感に負けないしっかりとした果実味が、料理の旨みを優しく包み込んでくれます。
カジュアルな食卓であれば、キリッと冷やしたピルスナータイプのビールや、爽やかなレモンサワーなども、食事の進む素晴らしいパートナーになります。
保存テクニックと温め直し方
粗熱がすっかり取れたら、清潔な保存容器に移して冷蔵庫で保存してください。冷蔵で2〜3日程度日持ちします。温め直す際は、電子レンジを使うか、小鍋に移して弱火でゆっくりと加熱してください。強火でグツグツ煮立たせると鶏肉が硬くなってしまうので注意が必要です。
保存中にトマトとコーンの甘みが鶏肉により一層染み込み、作った翌日はまた違ったまろやかな味わいを楽しむことができます。モロヘイヤのネバネバ効果でとろみがついているため、スープごと美味しくいただけます。
このレシピのまとめと栄養のポイント
小林カツ代さんの「チキンに重ねて煮るだけ」のレシピをご紹介しました。フライパンや厚手の鍋ひとつで、順番に食材を重ねて火にかけるだけという驚きのシンプルさでありながら、素材の旨みが最大限に引き出される素晴らしいお料理です。
水を使わず、トマトの果肉やコーンの缶汁といった野菜の水分だけで煮込むことで、スープの最後の一滴まで飲み干したくなるほどの深いコクが生まれます。モロヘイヤのネバネバ感が自然なとろみをつけてくれるのも嬉しいポイントです。
忙しい日でも手間をかけずに栄養満点の本格的な一品を作ることができるので、ぜひ毎日の献立のレパートリーに加えて、その手軽さと美味しさを実感してみてください。
