今回は、家庭料理の第一人者である土井善晴さんのレシピ「いか焼き」をご紹介します。大阪の名物としても知られるいか焼きですが、このレシピではご家庭のフライパンを使って、誰でも手軽に作れる方法を丁寧に解説しています。
新鮮ないかを丸ごと一杯使い、小麦粉と水を合わせたシンプルな生地、そして卵を落として香ばしく焼き上げる一品です。いかの旨味がぎゅっと閉じ込められ、ひとくち食べればもっちりとした生地とプリプリのいかの食感がたまりません。
土井善晴さんのレシピは、無駄な工程を省きながらも素材の美味しさを最大限に引き出す工夫が詰まっています。味付けは、焼き上げる途中で塗る少量のしょうゆが隠し味となり、仕上げのお好み焼きソースと青のり粉の香りが食欲をそそります。
おやつや軽食としてはもちろん、ビールなどのお酒のおつまみにもぴったりな、家庭で愛される味わいです。いかの下ごしらえさえクリアすれば、あとは次々と焼くだけのシンプルな工程ですので、料理初心者の方でも失敗なく作ることができます。
ぜひ、この土井善晴さん直伝のレシピで、熱々の一枚をフライパンで香ばしく焼き上げてみてください。
【土井善晴さんのレシピ】いか焼きの作り方
Course: 主菜Cuisine: 和食4
servings15
minutes20
minutes272
kcal35
minutes今回は、家庭料理の第一人者である土井善晴さんのレシピ「いか焼き」をご紹介します。大阪の名物としても知られるいか焼きですが、このレシピではご家庭のフライパンを使って、誰でも手軽に作れる方法を丁寧に解説しています。
材料
いか 1ぱい(約300g)
卵 4コ
お好み焼きソース 適量
青のり粉 適量
サラダ油
塩
しょうゆ
【生地】つくりやすい分量。小麦粉と水を1:1の体積で合わせればよい。
小麦粉 100g
水 カップ1
作り方
- いかは足を胴から抜いてワタと軟骨を除き、目の下で足を切り離す。洗って水けを拭き、胴は輪切りにし、足は1本ずつ切り分ける。
- ボウルに小麦粉を入れて分量の水を加え、泡立て器で混ぜてなめらかな【生地】をつくる。
- フライパンにサラダ油少々を熱し、いかの1/4量をのせる。塩少々をふり、 2 の【生地】を玉じゃくし1杯分かけ、卵を1コ割り落とす。
- 下側に焼き色がついたら上下を返し、フライ返しで押さえて卵黄をつぶす。しょうゆ少々を塗ってもう一度返し、お好み焼きソースや青のり粉を適量かける。残りも同様にして3枚つくる。
メモ
- 土井善晴さんのレシピ (いか焼き)
いか焼きを美味しく作る3つの極意
いかの下ごしらえは丁寧に、水気はしっかり拭き取る
このレシピの重要なポイントは、いかの下処理を丁寧に行うことです。いかは足を胴から抜き、ワタと軟骨を取り除き、目の下で足を切り離すという基本の手順をしっかりと守ります。そして最も大切なのが、洗ったあとに水気をきれいに拭き取ることです。
水気が残っていると、フライパンで焼いた際に油はねの原因になるだけでなく、生地との馴染みが悪くなり、いかの旨味が逃げてしまいます。胴を輪切りにし、足を一本ずつ切り分けることで、どこを食べてもいかの食感を均等に楽しむことができます。
小麦粉と水は1対1の割合でなめらかに混ぜ合わせる
いか焼きの生地作りにおける極意は、小麦粉と水の体積比を「1:1」に合わせることです。ボウルに小麦粉100gに対して水1カップを加え、泡立て器でダマがなくなるまで丁寧になめらかに混ぜ合わせます。このシンプルな配合こそが、いか焼き特有のもっちりとした食感を生み出します。
余計な出汁や調味料を生地に混ぜ込まないことで、いかそのものが持つ強い旨味と塩気がダイレクトに引き立ちます。シャバシャバすぎず固すぎない、絶妙なとろみの生地を作ることで、フライパンの中でいかと卵を見事にまとめる役割を果たします。
フライ返しで卵黄をつぶしながら香ばしく焼き上げる
焼きの工程での最大のポイントは、生地の上に割り落とした卵の扱いと、香ばしさを引き出す調味料の使い方です。フライパンにいかの1/4量をのせ、生地を玉じゃくし1杯分かけたら卵を1個割り落とします。
下側に焼き色がついた絶妙なタイミングで上下を返し、フライ返しを使って上からギュッと押さえつけることで卵黄をつぶし、生地全体に卵のコクを行き渡らせます。さらに、そこへしょうゆを少々塗ってもう一度返すことで、しょうゆが焦げる香ばしい匂いが立ち上り、まるでお店のような本格的な風味に仕上がります。
最高のペアリング:料理を引き立てる飲み物
土井善晴さんのレシピで作るこの「いか焼き」は、お好み焼きソースの甘辛い風味といかの旨味、そして焦がししょうゆの香ばしさが合わさった、非常にパンチのある味わいです。合わせる飲み物としては、やはりキリッと冷えたビールが定番にして最強の組み合わせです。
ラガータイプのビールが持つ爽快な苦味と炭酸が、ソースの濃厚な味わいと油をすっきりと洗い流してくれます。また、ワインを合わせるなら、軽快でフルーティーなロゼワインや、少し冷やした軽めの赤ワイン(マスカット・ベーリーAなど)がおすすめです。
ソースのフルーティーな甘みとワインの果実味が同調し、いかのシーフード感ともケンカせずに心地よいマリアージュを楽しむことができます。さらに、爽やかなレモンサワーやハイボールも、熱々のもっちりとした生地との相性が抜群です。
休日の午後や、一日の終わりのリラックスタイムに、ぜひお好みのドリンクと一緒に焼きたてを味わってみてください。
保存テクニックと温め直し方
いか焼きは、焼きたての熱々、もっちりとした食感を味わうのが一番美味しい食べ方ですので、なるべく作ってすぐに食べ切ることをおすすめします。もしどうしても余ってしまった場合は、1枚ずつ空気が触れないようにラップでぴったりと包み、粗熱が完全に取れてから冷蔵庫で保存してください。
冷蔵保存の目安は翌日までとなります。温め直す際は、電子レンジで軽く加熱したあと、フライパンやトースターで表面を少し焼くと、香ばしさが戻り美味しくいただけます。
このレシピのまとめと栄養のポイント
いかがでしたでしょうか。今回は、土井善晴さんのレシピによる本格的な「いか焼き」の作り方をご紹介しました。スーパーで手に入るいか一杯と、ご家庭にある小麦粉、卵という身近な材料だけで、まるでお祭りの屋台や大阪の専門店で食べるような、絶品のいか焼きを再現することができます。
下処理を丁寧にしたいかをたっぷりと使い、小麦粉と水を1対1で合わせたシンプルな生地でまとめ上げ、卵を潰しながら香ばしく焼き上げる工程は、料理の楽しさを存分に味わえるひとときです。途中で塗る少量のしょうゆが焦げる香りが、食欲を最高潮に刺激してくれます。
お好み焼きソースと青のり粉をたっぷりとかけて、熱々のうちにお召し上がりください。日々の軽食から、晩酌のお供、お子様のおやつまで、幅広いシーンで活躍する間違いのない一品です。ぜひ、土井善晴さん直伝のこのレシピをご自宅の定番メニューに加えてみてください。
