今回は、日本料理のプロフェッショナルである笠原将弘さんのレシピ「バターチキンカレー」をご紹介します。バターチキンカレーといえばインド料理の定番ですが、笠原将弘さんのレシピでは、和の調味料や食材を巧みに取り入れることで、ご飯によく合う親しみやすい味わいに仕上がっているのが大きな特徴です。
特に注目したいのは、具材として新ごぼうや生しいたけを使用している点、そして味の決め手にみりんとしょうゆ、さらに和風だしを加えている点です。
スパイシーな本格スパイス(コリアンダー、チリパウダー、クミン、カルダモン、ターメリック)の香りをしっかりと引き出しつつも、トマトの酸味と生クリーム、バターのコクが合わさり、まろやかで奥深い味わいを堪能できます。スパイスカレー作りが初めての方でも、ご家庭にある身近な調味料で作れる本格派の一皿です。
ぜひ、この笠原将弘さんのレシピをご自宅のキッチンで再現し、いつもとは一味違う和風仕立ての極上バターチキンカレーをお楽しみください。
【笠原将弘さんのレシピ】バターチキンカレーの作り方
Course: 主菜Cuisine: 洋食2
servings20
minutes40
minutes1417
kcal60
minutes今回は、日本料理のプロフェッショナルである笠原将弘さんのレシピ「バターチキンカレー」をご紹介します。バターチキンカレーといえばインド料理の定番ですが、笠原将弘さんのレシピでは、和の調味料や食材を巧みに取り入れることで、ご飯によく合う親しみやすい味わいに仕上がっているのが大きな特徴です。
材料
鶏もも肉 1枚(300g)
たまねぎ 1コ(200g)
生しいたけ 4枚
新ごぼう 80g
にんにく(みじん切り) 1かけ分
生クリーム カップ1
ご飯(温かいもの) 適量
福神漬 適量
サラダ油 大さじ1
みりん 大さじ4
しょうゆ 大さじ3
バター 30g
塩
こしょう
【A】
コリアンダー(粉) 大さじ1+1/2
チリパウダー 大さじ1+1/2
クミン(粉) 大さじ1
カルダモン(粉) 大さじ1
ターメリック(粉) 大さじ1/2
【B】
トマトの水煮(缶詰/ホールタイプ) 1缶(400g)
だし カップ1
作り方
- たまねぎは半量はみじん切りにし、残りはくし形に切る。しいたけは軸を除いて四つ割りにする。ごぼうはよく洗って皮ごと一口大の乱切りにし、水から柔らかくなるまで下ゆでする。
- 鶏肉は一口大に切り、両面に塩・こしょう各少々をふる。
- フライパンにサラダ油大さじ1を中火で熱し、 2 を皮を下にして入れる。焼き目がついたら、上下を返してサッと焼く。
- ポイント
- 鶏肉は香ばしく焼いて、カレーにうまみとコクをプラスする。
- みじん切りのたまねぎとにんにくを加え、弱火で炒める。しんなりしたら【A】を加え、香りがたつまで炒める。
- 【B】を加えてトマトを木べらでつぶし、みりん大さじ4、しょうゆ大さじ3を加える。くし形のたまねぎ、しいたけ、ごぼうを加え、アルミ箔(はく)をかぶせて落としぶたをし、20分間煮る。アルミ箔を外し、バター、生クリームを加えて10分間ほど煮たら、塩・こしょう各少々で味を調える。器に盛ったご飯にかけ、福神漬を添える。
- ポイント
- みりんやしょうゆを加えることで、親しみやすい味わいに。
メモ
- 笠原将弘さんのレシピ (バターチキンカレー)
バターチキンカレーを美味しく作る3つの極意
鶏肉の皮面を香ばしく焼き上げる
このレシピの重要なポイントは、鶏肉を煮込む前にフライパンでしっかりと焼き目をつけることです。中火で熱したサラダ油に、塩とこしょうで下味をつけた鶏肉を皮目から入れます。ここで香ばしく焼き色をつけることで、メイラード反応が起き、鶏肉から深い旨みとコクが引き出されます。
この香ばしさがそのままカレーのルーに溶け込むため、単に茹でた鶏肉を入れるよりも、仕上がりの味わいが格段に本格的で奥深いものになります。表面をサッと焼く程度で中は生でも、その後の煮込み工程で火が通るため問題ありません。
スパイスは弱火で香りを引き出す
みじん切りにしたたまねぎとにんにくを炒めた後、複数のパウダースパイス(コリアンダー、チリパウダー、クミン、カルダモン、ターメリック)を加える工程があります。この際、スパイスを加えたら弱火でじっくりと炒め合わせることが極意です。
スパイスは油と熱に触れることで、中に閉じ込められていた豊かな香りが一気に立ち上がります。焦がさないように注意しながら、香りがしっかりと立つまで炒めることで、カレー全体の風味が決定づけられます。火力が強いとスパイスが焦げて苦味が出てしまうため、必ず弱火を守って丁寧に炒めてください。
和の調味料で親しみやすい味わいに
トマトの水煮を加えてつぶした後に、みりん大さじ4としょうゆ大さじ3、そして「だし」を加えるのが笠原将弘さんならではの大きな特徴です。一般的なバターチキンカレーには使われないこれらの和風調味料を加えることで、スパイスのエキゾチックな香りに日本人にとって親しみやすい甘みと旨みが重なります。
みりんは上品な甘みとテリを与え、しょうゆは味の輪郭を引き締め、だしは全体の味を調和させる役割を果たします。これにより、ナンだけでなく日本の白いご飯や福神漬けにぴったりと合う、絶妙なバランスのカレーが完成します。
最高のペアリング:料理を引き立てる飲み物
笠原将弘さんの和風仕立てのバターチキンカレーには、スパイスの香りと和の調味料の旨みに同調する飲み物がよく合います。ワインを合わせるなら、ほんのりと甘みのある白ワインや、フルーティーなロゼワインがおすすめです。
例えば、ドイツ産のリースリングや、フランスのアルザス地方のゲヴュルツトラミネールなどは、スパイスの風味を包み込み、みりんの優しい甘さと素晴らしいマリアージュを見せます。
また、赤ワインであれば、渋みが少なく果実味が豊かなピノ・ノワールを軽く冷やして合わせると、鶏肉やしいたけ、ごぼうといった和の具材の旨みを引き立ててくれます。ノンアルコールであれば、ほうじ茶や冷たい烏龍茶もカレーの後味をすっきりとさせてくれるため相性が抜群です。
ぜひお好みのドリンクと一緒にお楽しみください。
保存テクニックと温め直し方
粗熱をしっかりと取ってから、清潔な密閉容器に入れて冷蔵庫で保存してください。生クリームやバター、鶏肉を使用しているため、冷蔵保存で2〜3日以内を目安に食べ切ることをおすすめします。温め直す際は、電子レンジを使用するか、鍋に移して弱火で焦げないようにゆっくりと加熱してください。
スパイスの香りが飛んでしまうのを防ぐため、長期間の冷凍保存よりも、なるべく早めに作りたての風味を楽しむのがベストです。
このレシピのまとめと栄養のポイント
今回ご紹介した笠原将弘さんの「バターチキンカレー」は、本格的なスパイス使いと、日本の家庭料理の知恵が見事に融合した素晴らしいレシピです。
みじん切りとくし形の2種類の切り方でたまねぎの甘みと食感を活かし、新ごぼうや生しいたけといった和の根菜・きのこを加えることで、噛むほどに旨みが溢れる一皿になっています。鶏肉を香ばしく焼き上げ、みりんとしょうゆ、だしで味を調える工程は、和食のプロフェッショナルならではのアプローチです。
最後にバターと生クリームを加えることで、リッチでまろやかな口当たりに仕上がります。いつものカレーとは違う、特別感がありながらもホッとする味わいを、ぜひご家庭で体験してみてください。温かいご飯と福神漬けを添えれば、家族みんなが笑顔になる食卓が完成します。
