今回は、家庭料理の第一人者である土井善晴さんのレシピ、「すき焼きうどん」をご紹介します。すき焼きといえば、特別な日のごちそうというイメージがありますが、このレシピは身近な材料を使って、フライパン一つで手軽に奥深い味わいを作り出すことができるのが魅力です。
牛肉の旨味と玉ねぎの甘みが引き出され、そこに甘辛い特製の合わせ調味料が絡むことで、食欲をそそる香りがキッチンいっぱいに広がります。隠し味としてコチュジャンを加えることで、単なる甘辛味にとどまらない、コクと奥行きのある味わいに仕上がっているのが特徴です。
うどんはあらかじめサッと茹でてから加えることで、調味料の旨味をしっかりと吸い込みつつ、もっちりとした食感を保ちます。最後にのせる新鮮な卵黄を崩しながら熱々のうどんに絡めれば、まさに至福の一皿の完成です。
休日のランチや、手早く済ませたい日のしっかりとした夕食にもぴったりな土井善晴さん直伝のすき焼きうどん、ぜひご家庭でその本格的な味わいを楽しんでみてください。
【土井善晴さんのレシピ】すき焼きうどんの作り方
Course: 主食Cuisine: 和食2
servings10
minutes10
minutes715
kcal20
minutes今回は、家庭料理の第一人者である土井善晴さんのレシピ、「すき焼きうどん」をご紹介します。すき焼きといえば、特別な日のごちそうというイメージがありますが、このレシピは身近な材料を使って、フライパン一つで手軽に奥深い味わいを作り出すことができるのが魅力です。
材料
うどん(蒸し麺) 2玉
牛切り落とし肉 150g
たまねぎ 200g(約2/3コ)
生しいたけ 4コ
青ねぎ(太いもの) 1本
卵黄(鮮度のよいもの) 2~3コ分
サラダ油
【合わせ調味料】
砂糖 大さじ4
しょうゆ 大さじ3
酒 大さじ2
コチュジャン 大さじ1
作り方
- 牛肉は食べやすい長さに切る。たまねぎは縦半分に切り、縦に3mm幅に切る。しいたけは石づきを落とし、3mm幅に切る。青ねぎは斜め切りにする。【合わせ調味料】はよく混ぜ合わせておく。
- 中華鍋か大きいフライパンにサラダ油大さじ2を強めの中火で熱し、たまねぎ、牛肉を入れて、じっくり焼き色をつけながら炒める。
- ポイント
- たまねぎと肉はむやみにいじらず、焼き色がつくのを待ってから混ぜる。
- しいたけを加えてざっと炒め、【合わせ調味料】を回しかけ、大きく混ぜ合わせて火を通す。うどんは熱湯に入れてひと煮立ちさせ、湯をきって加え、手早く混ぜ合わせていりつける。
- ポイント
- ここでも混ぜすぎに注意。調味料がジュッと焼きつけられた部分がおいしい!
- 青ねぎを加えてサッと混ぜ、器に盛り、1人分に1コずつ卵黄をのせる。
メモ
- 土井善晴さんのレシピ (すき焼きうどん)
すき焼きうどんを美味しく作る3つの極意
肉と玉ねぎはむやみに触らず焼き色をつける
フライパンに油を熱して牛肉と玉ねぎを入れた後、すぐに菜箸でかき混ぜたくなるかもしれませんが、ここはぐっと我慢するのが最大のポイントです。むやみにいじらずにじっくりと焼き色がつくのを待つことで、食材の表面に香ばしい焼き目がつき、メイラード反応によってお肉と玉ねぎの旨味と甘みが最大限に引き出されます。
この焼き色が、すき焼きうどん全体の風味を決定づける重要な要素となります。香ばしい香りが立ち上り、しっかりと焼き色が確認できてから初めて、全体を大きく混ぜ合わせるようにしてください。このひと手間で、仕上がりの味が格段に美味しくなります。
うどんと調味料を加えた後も混ぜすぎない
合わせ調味料とうどんを加えた後の工程でも、「混ぜすぎない」ことが重要です。調味料を加えると焦げ付くのを恐れて絶えずかき混ぜてしまいがちですが、あえて少し放置することで、鍋肌で調味料がジュッと焼きつけられます。
この醤油や砂糖が焦げる手前の香ばしい風味がうどんに移ることで、ただ煮込んだだけでは出せない、お店で食べるような本格的な焼きうどんの香りが生まれます。
調味料が焦げ付いてしまわないよう火加減には注意を払いながらも、手早く大きく返す程度にとどめ、焼きつけるようにいりつけるのが絶品のすき焼きうどんを作るための大切なコツです。
うどんはあらかじめ熱湯でひと煮立ちさせる
市販の蒸しうどんを使用する場合でも、そのままフライパンに投入するのではなく、一度熱湯に入れてひと煮立ちさせることが大切です。この下準備をすることで、麺の表面についている油分やほぐれにくさが解消され、ふっくらとした食感を取り戻すことができます。
また、しっかりと湯を切ってからフライパンに加えることで、麺が余分な水分を持ち込まず、合わせ調味料の濃厚な味が水っぽくなるのを防ぎます。
温かい状態のうどんをフライパンに加えることで鍋の温度も下がらず、手早く炒め合わせることができるため、もっちりとしたコシのある食感と濃厚な味わいを両立させることができるのです。
最高のペアリング:料理を引き立てる飲み物
すき焼きうどんの濃厚で甘辛い味わいには、しっかりとした果実味と適度なタンニンを持つ赤ワインがよく合います。例えば、チリ産のカベルネ・ソーヴィニヨンや、オーストラリア産のシラーズなどは、牛肉の力強い旨味や醤油ベースの甘辛いタレと素晴らしい相性を見せます。
赤ワインの果実味がすき焼きのタレの甘みを引き立て、タンニンがお肉の脂をすっきりと流してくれるため、最後まで飽きることなく楽しむことができます。また、日本酒を合わせる場合は、コクのある純米酒をぬる燗にするのがおすすめです。
お米のふくよかな旨味がコチュジャンの効いたタレの風味と調和し、より深みのあるマリアージュを楽しむことができます。ビールを合わせるなら、香ばしい風味が特徴のアンバーエールや黒ビールも、焦げた醤油の香ばしさとよくマッチします。
保存テクニックと温め直し方
すき焼きうどんは、できたての熱々、うどんのもっちりとした食感と卵黄のまろやかさが絡む瞬間が最も美味しくお召し上がりいただけます。そのため、基本的には作り置きには向いておらず、作ったらすぐに食べ切ることをおすすめします。
どうしても保存したい場合は、卵黄を乗せる前の状態で粗熱を取り、密閉容器に入れて冷蔵庫で保存してください。翌日までに電子レンジでしっかりと温め直してお召し上がりください。ただし、うどんがタレの水分を吸って柔らかくなりすぎるため、本来の食感からは変わってしまう点にご注意ください。
冷凍保存はうどんの食感が大きく損なわれるため避けてください。
このレシピのまとめと栄養のポイント
土井善晴さんによる「すき焼きうどん」のレシピをご紹介しました。身近な食材である牛切り落とし肉、玉ねぎ、しいたけ、青ねぎを使いながらも、調理の「焼き色をつける」「混ぜすぎない」というシンプルなポイントを守るだけで、驚くほど本格的で香ばしい一皿が完成します。
甘辛い基本の調味料にコチュジャンを加えるというアクセントが、食欲を刺激する後を引く美味しさの秘密です。休日の手軽なランチとしてはもちろん、しっかりとお腹を満たしたい日の夕食としても大満足間違いなしのレシピです。
最後に絡める卵黄が全体をまろやかにまとめ上げ、一口食べるごとに至福のひとときをもたらしてくれます。フライパン一つで手軽に作ることができるので、ぜひこのレシピの手順と極意を参考にして、ご家庭で絶品のすき焼きうどんを作ってみてください。
