今回は、日本を代表する料理研究家、土井善晴さんのレシピ「まいたけと牛肉のしょうゆ煮」をご紹介します。たっぷりのまいたけと牛切り落とし肉を使用し、たまりしょうゆと実ざんしょうのつくだ煮で風味豊かに仕上げる、ごはんのおかずにぴったりの一品です。
このレシピの魅力は、シンプルな材料でありながら、素材の旨味を最大限に引き出す丁寧な調理工程にあります。まいたけの豊かな香りと牛肉の濃厚な旨味が、1リットルものたっぷりのだしの中でじっくりと煮込まれ、たまりしょうゆの奥深いコクと見事に調和します。
実ざんしょうのつくだ煮が爽やかなアクセントとなり、最後まで飽きのこない味わいを生み出します。たっぷりの煮汁が少なくなるまで時間をかけてじっくりと煮詰めることで、日持ちのする作り置きおかずとしても大活躍します。お弁当のおかずや、お酒のおつまみ、日々の食卓の頼れる副菜として、ぜひ作ってみてください。
土井善晴さんの洗練された家庭料理の味わいを、ご自宅でそのままお楽しみいただけます。
【土井善晴さんのレシピ】まいたけと牛肉のしょうゆ煮の作り方
Course: 主菜Cuisine: 和食4
servings10
minutes50
minutes195
kcal60
minutes今回は、日本を代表する料理研究家、土井善晴さんのレシピ「まいたけと牛肉のしょうゆ煮」をご紹介します。たっぷりのまいたけと牛切り落とし肉を使用し、たまりしょうゆと実ざんしょうのつくだ煮で風味豊かに仕上げる、ごはんのおかずにぴったりの一品です。
材料
まいたけ 300g
牛切り落とし肉 200g
だし 1リットル(豆腐の茶碗(わん)蒸し参照。)
たまりしょうゆ 大さじ4
実ざんしょうのつくだ煮 大さじ2
作り方
- まいたけは食べやすい大きさにほぐし、牛肉は一口大に切る。鍋にまいたけ、牛肉、 だし を入れて強火にかけ、煮立ったらアクを取る。
- 実ざんしょうのつくだ煮と、たまりしょうゆの半量を加える。
- ポイント
- たまりしょうゆは一度に加えず、まず半量を先に。牛肉、まいたけという力強い素材に釣り合う、濃厚なたまりしょうゆを使う。
- 落としぶたをして中火で20分間ほど煮たあと、味をみながら残りのたまりしょうゆを加える。
- 再び落としぶたをしてさらに中火で20~30分間、煮汁が少なくなるまで煮る。
- ポイント
- ここでしっかり煮詰めておくことで、日もちするおかずに。
メモ
- 土井善晴さんのレシピ (まいたけと牛肉のしょうゆ煮)
まいたけと牛肉のしょうゆ煮を美味しく作る3つの極意
たまりしょうゆは2回に分けて加える
このレシピの重要なポイントは、たまりしょうゆを一度に全て加えず、半量ずつ2回に分けて加えることです。最初に半量を加えて中火で約20分間煮込むことで、牛肉とまいたけという力強い素材の内部までしっかりと下味を浸透させます。
その後、味を確認しながら残りのたまりしょうゆを加えることで、塩辛くなりすぎるのを防ぎつつ、たまりしょうゆ特有の濃厚なコクと風味を表面にまとわせることができます。この段階的な味付けにより、奥行きのある上品な味わいに仕上がります。
たっぷりのだしでじっくり煮詰める
1リットルというたっぷりのだしを使用し、落としぶたをして中火で合計40〜50分(前半20分+後半20〜30分)かけて煮汁が少なくなるまで煮詰める工程が不可欠です。強火で一気に水分を飛ばすのではなく、中火でじっくりと時間をかけることで、だしの旨味成分がまいたけと牛肉の細胞の隅々まで染み渡ります。
また、長時間の加熱により牛肉はホロホロと柔らかくなり、まいたけは弾力を残しつつも味が凝縮されます。ここでしっかりと水分を飛ばして煮詰めることが、料理を日持ちさせる秘訣となります。
アク取りと落としぶたの効果
鍋にまいたけ、牛肉、だしを入れて強火にかけ、煮立った際に丁寧にアクを取る工程は、雑味のない澄んだ味わいを生み出すための基本であり極意です。牛肉から出るアクをしっかり取り除くことで、たまりしょうゆや実ざんしょうの繊細な香りが際立ちます。
また、煮込みの際に落としぶたを使用することで、少ない煮汁でも鍋の中で対流が起こり、食材全体に均等に熱と味が回ります。食材の乾燥を防ぎ、形崩れを抑えながら美しく艶やかに仕上げるための大切な手立てです。
最高のペアリング:料理を引き立てる飲み物
この「まいたけと牛肉のしょうゆ煮」には、たまりしょうゆの濃厚なコクと実ざんしょうの爽やかな風味に寄り添う、果実味豊かな赤ワインがよく合います。例えば、フランスのコート・デュ・ローヌ地方で作られるシラー種のワインや、オーストラリアのシラーズなどは、牛肉の旨味と相性が抜群です。
また、日本の食卓に合わせるなら、山梨県産のミディアムボディのマスカット・ベーリーAも素晴らしい組み合わせになります。マスカット・ベーリーAの持つ少し甘やかな果実の香りと醤油の風味は、和食ならではの同調効果を生み出し、まいたけの土の香りを見事に引き立てます。
日本酒であれば、米の旨味がしっかりと感じられる純米酒をぬる燗にして合わせると、口の中で豊かな調和を楽しめます。
保存テクニックと温め直し方
このレシピは、最後に煮汁が少なくなるまでしっかりと煮詰める工程があるため、水分が飛び、味が凝縮されて保存性が高まっています。粗熱を完全に取った後、清潔な密閉保存容器に移し替えて冷蔵庫で保存してください。冷蔵保存で約4〜5日程度美味しく召し上がれます。
食べる際は、必要な分だけを取り出し、電子レンジや小鍋で温め直すと風味が蘇ります。また、味がしっかりと染み込んでいるため、冷めたままでもお弁当のおかずとして大変重宝します。多めに作って常備菜としてストックしておくのがおすすめです。
このレシピのまとめと栄養のポイント
今回は、土井善晴さんの「まいたけと牛肉のしょうゆ煮」のレシピをご紹介しました。たっぷりのまいたけと牛切り落とし肉を使用し、たまりしょうゆの濃厚な風味と実ざんしょうの爽やかなアクセントを効かせた、上質な和のおかずです。
1リットルものだしを使って中火でじっくりと時間をかけて煮詰めることで、素材の旨味が極限まで引き出され、奥深い味わいが口いっぱいに広がります。たまりしょうゆを2回に分けて加えるという繊細な工程が、味に奥行きを与える最大の秘訣です。
しっかりと水分を飛ばして煮詰めるため、日持ちする作り置きおかずとしても非常に優秀です。毎日の晩ごはんの主菜や副菜としてはもちろんのこと、お酒の肴やお弁当の定番メニューとして、ご家庭の食卓でぜひ繰り返し作ってみてはいかがでしょうか。
