今回は、テレビや雑誌など幅広いメディアで大活躍されている人気料理家、きじまりゅうたさんのレシピの中から「ワザあり豚カツ」の作り方をご紹介します。
豚カツはお家で作るにはハードルが高いと感じている方も多いかもしれませんが、きじまりゅうたさんのこのレシピには、失敗しにくく、驚くほどおいしく仕上がる「ワザ」がたくさん詰まっています。
例えば、ポリ袋を活用して洗い物を減らす工夫や、少ない油でフライパンを使って揚げる方法など、家庭のキッチン事情に寄り添った嬉しいポイントが満載です。
また、揚げ縮みを防ぐための丁寧な下処理から、衣をしっかりと定着させるための休ませ時間、そして冷たい油から揚げることでお肉を柔らかく仕上げるテクニックまで、どれも今日からすぐに実践できるものばかりです。
外はサクッと、中はジューシーな理想の豚カツを目指して、ぜひこのきじまりゅうたさん直伝のレシピに挑戦してみてください。ご家庭の定番メニューになること間違いなしの、素晴らしい一品です。
【きじまりゅうたさんのレシピ】ワザあり豚カツの作り方
Course: 主菜Cuisine: 和食2
servings10
minutes10
minutes650
kcal20
minutes今回は、テレビや雑誌など幅広いメディアで大活躍されている人気料理家、きじまりゅうたさんのレシピの中から「ワザあり豚カツ」の作り方をご紹介します。
材料
豚ロース肉(豚カツ用) 2枚(250~300g)
キャベツ 1/4コ(300g)
パン粉 カップ2/3
卵 1コ
揚げ油
【A】
小麦粉 大さじ1
塩 小さじ1/4
こしょう 少々
【B】
豚カツソース 適量
練りがらし 適量
塩 適量
作り方
- キャベツは芯から1/3の高さで切り分け、上側の葉をせん切りにし、水に2〜3分間さらして水けをきる。ポリ袋に【A】を入れて混ぜ合わせる。バットにパン粉を広げる。
- 豚肉は水けを拭き、脂のある端を少量(1枚につき15gが目安)切り離す。料理ばさみで筋切りをし、 1 の袋に入れて【A】をまぶし、取り出す。あいた袋に卵を割り入れ、袋の上からもんでよく溶き混ぜる。豚肉をフォークで刺して袋に入れ、卵をからめる。
- ポイント
- 筋切りは、揚げ縮み阻止に! 切り分けたキャベツの芯側と豚肉の端は豚汁などに使うとよい。
- 豚肉をフォークで刺してパン粉をまぶす。3分間ほど休ませてパン粉を定着させる。
- 深めのフライパン(直径20~22cm)に豚肉を並べ入れ、かぶるくらいの揚げ油(カップ1強)を注ぐ。フライパンを揺らして豚肉の下にも油を回し、中火にかける。泡が出はじめたら弱めの中火にし、焦げないように時々菜箸で豚肉を動かしながら6~7分間揚げる。きつね色になったら上下を返し、濃いきつね色になるまで、さらに2分間ほど揚げる。
- ポイント
- 揚げ油は豚肉がつかればOK。
- 火が通ったら取り出して網に立て、1分間ほど休ませる。食べやすい大きさに切って器に盛り、キャベツと【B】を添える。
- ポイント
- 休ませると肉汁が流れ出なくなり、おいしさをキープできる。立てることでカラッをキープ!
メモ
- きじまりゅうたさんのレシピ (ワザあり豚カツ)
ワザあり豚カツを美味しく作る3つの極意
揚げ縮みを防ぐ筋切りと、ポリ袋を活用したスマートな衣づけ
このレシピの重要なポイントの一つが、豚肉の下処理と衣づけの工程です。豚ロース肉の脂のある端を切り離し、料理ばさみでしっかりと筋切りを行うことで、加熱した際の揚げ縮みを効果的に防ぐことができます。また、衣づけにはポリ袋を活用するのが大きな特徴です。
小麦粉や塩こしょうをポリ袋の中でまぶし、同じ袋で卵を絡めることで、洗い物を最小限に抑えつつ、お肉全体にムラなく衣のベースを密着させることができます。
フォークを使って豚肉を扱うことで手も汚れにくく、パン粉をまぶした後に3分間ほど休ませることで、衣がしっかりと定着し、揚げている途中で剥がれるのを防ぎます。
フライパンと少量の油を使った失敗知らずの揚げ方
揚げ物の難しさである温度管理を解決するのが、フライパンと少量の油を使った揚げ方です。深めのフライパンに豚肉を並べ、かぶるくらいの揚げ油を注いでから中火にかけるというアプローチをとります。
油が冷たい状態に近いところから徐々に温度を上げていくことで、お肉にゆっくりと均一に火が入り、急激な加熱による肉のパサつきを防ぎます。
泡が出始めたら弱めの中火に落とし、焦げないように時々動かしながら6~7分間、裏返して濃いきつね色になるまでさらに2分間ほど揚げることで、外側の衣はカラッと揚がり、内側の豚肉は驚くほどジューシーに仕上がります。
網に立てて休ませることで、肉汁とサクサク感をキープ
豚カツが揚がった後の仕上げの工程も、おいしさを左右する重要なポイントです。火が通ったらすぐに切るのではなく、網の上に立てた状態で1分間ほど休ませます。この「休ませる」時間によって、お肉の中で暴れていた肉汁が落ち着き、切った時に旨味たっぷりの肉汁が外に流れ出てしまうのを防ぐことができます。
さらに、平置きではなく「網に立てる」ことで、衣の底面に油が溜まるのを防ぎ、油切れが良くなります。結果として、時間が経っても衣のサクサクとした食感(カラッとした状態)をしっかりとキープすることができ、最後の一切れまで最高の状態で味わうことが可能になります。
最高のペアリング:料理を引き立てる飲み物
きじまりゅうたさんの「ワザあり豚カツ」には、お肉の脂の甘みとサクサクの衣を引き立てる飲み物がよく合います。ワインを合わせるなら、軽快でフルーティーな赤ワインや、しっかりとしたコクのある白ワインがおすすめです。
例えば、フランスのボージョレ地区で作られるガメイ種の赤ワインは、渋みが少なく果実味が豊かなため、豚カツソースのフルーティーな酸味や甘みと見事に調和します。また、白ワインであれば、樽熟成させたシャルドネが素晴らしい相性を見せます。
シャルドネの持つふくよかな果実味と香ばしい樽のニュアンスが、こんがり揚がったパン粉の香ばしさや豚ロース肉の旨味を優しく包み込みます。もちろん、キリッと冷えたビールや、シュワっと爽快な強炭酸のハイボールも、揚げ物の油をすっきりと流してくれる定番の組み合わせです。
お好みのドリンクと一緒に、至福のひとときをお楽しみください。
保存テクニックと温め直し方
豚カツが余った場合は、完全に冷めてから清潔な保存容器に入れ、冷蔵庫で保存してください。翌日中には食べ切るようにしましょう。温め直す際は、電子レンジで軽く中心まで温めた後、オーブントースターや魚焼きグリルで表面の衣がサクッとなるまで数分間焼くのがおすすめです。
こうすることで、揚げたてに近い食感を取り戻すことができます。また、翌日はカツ丼にアレンジしたり、カツサンドの具材として活用するのも大変おいしく、違った魅力を楽しむことができます。
このレシピのまとめと栄養のポイント
今回は、きじまりゅうたさんのレシピ「ワザあり豚カツ」をご紹介しました。ご家庭での揚げ物はハードルが高いと思われがちですが、このレシピはそんな悩みを解決する工夫が随所に散りばめられています。
洗い物を減らすためのポリ袋の活用、少ない油でフライパンを使って揚げる手法、そしてゆっくりと火を通すことでお肉の柔らかさを引き出すテクニックなど、どれも非常に実践的で理にかなっています。揚げ終わった後に網に立てて休ませるというひと手間も、サクサク感とジューシーさを両立させるための大切なポイントです。
切り落とした豚肉の端やキャベツの芯を豚汁に活用するという無駄のないアイデアも、日々の食事作りに役立ちます。ぜひこのレシピを実践して、ご家庭で専門店のようなおいしい豚カツを楽しんでみてください。
