今回は、人気料理研究家である藤井恵さんのレシピ「ごぼうおから」の作り方をご紹介します。おからは安価で栄養価が高く、食物繊維もたっぷり含まれているため、日々の食卓に積極的に取り入れたい食材の一つです。しかし、どうしてもパサパサとした食感になりがちで、調理が難しいと感じる方も多いのではないでしょうか。
藤井恵さんのこのレシピは、そんなおからの悩みを解決してくれる素晴らしい一品です。冷凍のささがきごぼうを使うことで下処理の手間を省きながらも、ごぼうの豊かな風味と旨味をしっかりと生かしています。
さらに、桜えびやきくらげといった旨味や食感のアクセントになる食材を加えることで、最後まで飽きのこない味わいに仕上がっています。おだしをたっぷりと吸い込んだおからは、しっとりとしていて口当たりがよく、溶き卵でとじることでさらにまろやかなコクが加わります。
ご飯のおかずとしてはもちろん、お弁当の隙間おかずや、お酒のおつまみとしても大活躍間違いなしの万能副菜です。藤井恵さん直伝の本格的で心温まる和食の味わいを、ぜひご家庭でお試しください。
【藤井恵さんのレシピ】ごぼうおからの作り方
Course: 副菜Cuisine: 和食4
servings10
minutes25
minutes200
kcal35
minutes今回は、人気料理研究家である藤井恵さんのレシピ「ごぼうおから」の作り方をご紹介します。おからは安価で栄養価が高く、食物繊維もたっぷり含まれているため、日々の食卓に積極的に取り入れたい食材の一つです。しかし、どうしてもパサパサとした食感になりがちで、調理が難しいと感じる方も多いのではないでしょうか。
材料
冷凍ささがきごぼう 150g
おから 200g
きくらげ(乾) 10g
ねぎ(小口切り) 1本分(100g)
桜えび(乾/粗く刻む) 20g
だし カップ2
溶き卵 1コ分
ごま油 大さじ2
【A】
酒 大さじ2
しょうゆ 小さじ2
砂糖 小さじ2
塩 小さじ1/2
作り方
- きくらげは水で戻して洗い、細切りにする。フライパンにおからを入れて中火にかけ、パラリとするまで5~6分間いる。
- 鍋にごま油大さじ2を中火で熱し、凍ったままの 冷凍ささがきごぼう 、ねぎ、きくらげを炒める。全体に油が回ったら、おからを加えて炒め合わせる。
- 桜えびを加えて全体になじませ、だしを加える。煮立ったら【A】を加えて混ぜ、ふたをして弱火で10~15分間煮る。溶き卵を回し入れて混ぜ、好みの加減に火を通す。
メモ
- 藤井恵さんのレシピ (ごぼうおから)
ごぼうおからを美味しく作る3つの極意
おからの空炒りで食感を改善
このレシピの最初のポイントは、おからをフライパンで中火にかけ、パラリとするまで5〜6分間しっかりと炒ることです。おからは元々水分を多く含んでいるため、そのまま煮汁に加えてしまうと、ベチャッとした重たい仕上がりになってしまいます。
事前に空炒りをして余分な水分を飛ばしておくことで、おからの独特のにおいが軽減されるとともに、後から加えるだし汁や調味料の旨味をスポンジのようにたっぷりと吸収しやすくなります。
このひと手間を惜しまないことが、口当たりが良く、噛むほどにだしの風味がじんわりと広がる美味しいごぼうおからに仕上げるための最も重要な秘訣と言えます。
冷凍ごぼうの活用と香ばしい炒め合わせ
2つ目のポイントは、ごま油を中火で熱した鍋で、冷凍ささがきごぼうを凍ったままの状態で炒めることです。冷凍ごぼうは解凍してしまうと水分と一緒に旨味や風味が逃げ出してしまうため、凍ったまま鍋に入れて一気に加熱するのがコツです。
ここでねぎや戻したきくらげと一緒にしっかりと油を絡めるように炒めることで、ごま油の香ばしい香りが野菜全体にコーティングされ、コク深い味わいの土台ができあがります。
全体に油がなじんだところで先ほど空炒りしたおからを加え、さらに炒め合わせることで、野菜の旨味とおからが一体化し、味のまとまりが格段に良くなります。
だし汁でじっくり煮込み、溶き卵でまろやかに
3つ目のポイントは、桜えびとだし汁、調味料を加えた後の煮込みと仕上げの工程です。煮立ったらふたをして、弱火で10〜15分間じっくりと煮ることで、ごぼうや桜えびから出る豊かな出汁の旨味が、おからの隅々にまでしっかりと染み込みます。この弱火での煮込み時間が、しっとりとした食感を生み出します。
そして最後に溶き卵を回し入れることで、全体がふんわりと優しい風味に包み込まれます。卵がおからと具材を優しくまとめ上げ、パサつきを感じさせないまろやかでリッチな口当たりへと変化させます。お好みの火加減で卵に火を通し、熱々のうちにお召し上がりいただくのがおすすめです。
最高のペアリング:料理を引き立てる飲み物
藤井恵さんのごぼうおからは、だしの旨味と桜えびの香ばしさ、ごま油の風味が効いた優しくも深みのある和食です。このお料理に合わせるお酒としては、やはり日本酒が定番であり、最も相性の良い組み合わせと言えるでしょう。
特に、米のふくよかな旨味を感じられる純米酒を、少し温めてぬる燗にして合わせると、おからの優しい味わいと見事に調和します。また、ワインを合わせる場合は、樽香を抑えたスッキリとしたタイプの白ワインや、オレンジワインがおすすめです。
例えば、日本の固有品種である甲州を使った白ワインは、だしの旨味やごぼうの土っぽい風味と寄り添い、食事の味を引き立ててくれます。さらに、香ばしい風味を持つほうじ茶や玄米茶といった日本茶とのペアリングも、お酒を飲まれない方には大変おすすめです。
温かいお茶の香りが、桜えびやごま油の香りと見事に同調し、ホッと心が和むような至福の食事の時間を演出してくれます。
保存テクニックと温め直し方
ごぼうおからは、多めに作って作り置きのおかずとして活用するのにも適しています。保存する際は、調理後にしっかりと粗熱を取り、清潔な密閉容器に入れて冷蔵庫で保存してください。冷蔵保存での日持ちの目安は、約3〜4日程度です。
食べる際は、電子レンジで温め直すことで、おからがふんわりと柔らかさを取り戻し、出来立てのような美味しさを味わうことができます。また、お弁当のおかずとして入れる場合は、汁気をしっかりと飛ばしておくか、カップなどに入れて他の食材に味が移らないように工夫すると良いでしょう。
冷凍保存も可能ですが、こんにゃくなどを追加で入れた場合は食感が変わるため注意が必要です。
このレシピのまとめと栄養のポイント
今回は、藤井恵さんのレシピである「ごぼうおから」の作り方をご紹介しました。栄養満点でヘルシーな食材であるおからを、冷凍ささがきごぼうやきくらげ、桜えびといった旨味の強い食材と組み合わせることで、満足感のある立派な副菜へと昇華させた素晴らしいレシピです。
事前におからを空炒りするひと手間や、ごま油で具材を香ばしく炒めること、そしてたっぷりのだし汁でじっくりと煮含め、最後に溶き卵でふんわりととじるという丁寧な工程が、パサつきがちなおからをしっとりと極上の味わいに仕上げる秘訣です。
毎日の食卓の彩りとしてはもちろん、お弁当のおかずや常備菜としても大活躍してくれます。どこか懐かしく、心温まるホッとする味わいの和風惣菜を、ぜひご家庭の定番メニューに加えてみてはいかがでしょうか。
