今回は、家庭料理の第一人者である料理研究家・小林カツ代さんの素晴らしいレシピ「白菜とツナのあんかけ汁」をご紹介します。肌寒い季節になると、食卓に温かい汁物が欲しくなりますよね。このレシピは、どこの家庭にもある身近な食材である白菜とツナ缶を使って、驚くほど奥深い味わいを引き出せるのが最大の特徴です。
小林カツ代さんのレシピは、忙しい日々のなかでも手軽に作れるように計算し尽くされており、鍋に材料を入れて煮込むだけというシンプルな工程ながら、心からホッとできる美味しさに仕上がります。白菜の芯はじっくりと火を通すことでトロトロになり、甘みがスープ全体に溶け出します。
そこにツナ缶の旨味とコクが加わり、最後に水溶き片栗粉でとろみをつけることで、冷めにくいだけでなく、食材の旨味がギュッと詰まったスープがしっかりと具材に絡みます。和食の基本調味料であるうす口しょうゆと酒を使うことで、色合いも美しく上品な仕上がりになります。
毎日の献立作りに悩む方や、手早く栄養価の高い一品をプラスしたい方に、自信を持っておすすめできる小林カツ代さんの名作レシピです。ぜひご家庭で、その優しい味わいを堪能してみてください。
【小林カツ代さんのレシピ】白菜とツナのあんかけ汁の作り方
Course: 汁物Cuisine: 和食4
servings5
minutes12
minutes98
kcal17
minutes今回は、家庭料理の第一人者である料理研究家・小林カツ代さんの素晴らしいレシピ「白菜とツナのあんかけ汁」をご紹介します。肌寒い季節になると、食卓に温かい汁物が欲しくなりますよね。このレシピは、どこの家庭にもある身近な食材である白菜とツナ缶を使って、驚くほど奥深い味わいを引き出せるのが最大の特徴です。
材料
白菜 1/4コ(600~800g)
ツナ(オイル漬け/缶詰/小) 1缶
かたくり粉 大さじ1
【A】
酒 大さじ3
うす口しょうゆ 大さじ2
水 カップ2
作り方
- 白菜は芯と葉に切り分け、芯は縦に細切りにする。葉は大きくザク切りにする。
- 鍋の中を水でぬらし、白菜の芯、葉を詰める。真ん中をあけて、缶汁ごとツナを入れ、【A】を加えてふたをし、強めの中火で10分間煮る。
- 仕上がり間際に底から全体を返し、ひと煮立ちしたら、かたくり粉大さじ1を同量の水で溶いて加え、とろみをつける。
メモ
- 小林カツ代さんのレシピ (白菜とツナのあんかけ汁)
白菜とツナのあんかけ汁を美味しく作る3つの極意
白菜の部位ごとの切り分けと鍋への配置
このレシピの重要なポイントは、白菜の芯と葉をしっかりと切り分け、切り方を変えることです。芯の部分は火が通りにくいですが、縦に細切りにすることで繊維に沿って柔らかく煮上がります。一方、葉は大きくザク切りにすることで食感と彩りを残します。
また、鍋に詰める際は、あらかじめ鍋の中を水で濡らしておくことで焦げ付きを防ぎます。芯と葉を敷き詰め、真ん中をあけてツナを配置することで、ツナの旨味が全体に均等に行き渡り、白菜がツナのエキスをしっかりと吸い込む構造になります。
ツナ缶の油(汁)ごと全て使い切る
ツナのオイル漬け缶詰を使用しますが、油や汁を捨てずに「缶汁ごと」鍋に加えることが、美味しさを決定づける最大の秘訣です。ツナの缶汁には、魚の旨味成分がたっぷりと溶け出しており、これがスープの出汁の役割を果たします。
わざわざ別の出汁を用意しなくても、水と酒、うす口しょうゆというシンプルな調味料【A】だけで味がバシッと決まるのは、このツナの油と汁のおかげです。強めの中火で10分間煮る過程で、油がスープと乳化し、コク深くまろやかでリッチな口当たりのあんかけ汁に仕上がります。
仕上げの水溶き片栗粉と加熱のタイミング
あんかけの要となる「とろみづけ」にも失敗しないコツがあります。強めの中火で10分間煮て白菜がくったりとしたら、仕上がり間際に鍋の底から全体を優しく大きく返します。これにより、底に沈んだツナの旨味が全体に馴染みます。
そして、必ずスープが「ひと煮立ち」してフツフツしている状態で、かたくり粉大さじ1を同量の水で溶いたものを加えます。温度が低いとダマになりやすいため、しっかりと沸騰しているところに少しずつ回し入れ、素早くかき混ぜてしっかりと火を通すことで、なめらかでツヤのある美しいあんかけが完成します。
最高のペアリング:料理を引き立てる飲み物
小林カツ代さんの「白菜とツナのあんかけ汁」は、優しくホッとする和食の味わいがベースですが、ツナのオイルのコクがあるため、飲み物とのペアリングも幅広く楽しめます。お酒を合わせるなら、スッキリとした辛口の日本酒(純米酒や本醸造酒)が定番ですが、白ワインと合わせるのも非常におすすめです。
例えば、爽やかな酸味を持つソーヴィニヨン・ブランや、果実味がありつつもスッキリとしたシャルドネなどは、白菜の甘みやツナの魚介の旨味と見事に調和します。また、ノンアルコールの場合は、温かいほうじ茶や玄米茶を合わせると、香ばしさがツナの風味を引き立ててくれます。
ご飯ものなら、炊き込みご飯や塩むすびなど、シンプルな和食メニューの副菜・汁物として最高のお供になります。日々の食卓を少し豊かにしてくれる、素晴らしい組み合わせをぜひお試しください。
保存テクニックと温め直し方
残ったあんかけ汁の保存方法について解説します。とろみがついているため、冷めると固まりやすくなります。粗熱がしっかりと取れてから、清潔な密閉容器に移し、冷蔵庫で保存してください。冷蔵保存の目安は翌日~2日程度です。温め直す際は、電子レンジを使うか鍋に移して弱火でゆっくりと加熱してください。
とろみが強すぎる場合は、少量の水を足して調整すると美味しくいただけます。片栗粉のとろみは冷凍すると食感が損なわれ、解凍時に水分が分離してシャバシャバになってしまうため、冷凍保存はおすすめしません。なるべく冷蔵期間内に食べ切るようにしてください。
このレシピのまとめと栄養のポイント
今回は、料理研究家・小林カツ代さんによる大人気レシピ「白菜とツナのあんかけ汁」をご紹介しました。白菜をまるごと美味しく消費できるだけでなく、ツナ缶を油ごと活用することで、出汁いらずで深い旨味を引き出せる魔法のようなレシピです。
鍋一つで10分ほど煮込むだけという手軽さは、忙しい現代の食卓にとって大変重宝します。縦切りにした芯とザク切りにした葉の異なる食感、そしてとろみのあるスープが身体の芯から温めてくれます。特別な材料を買い揃える必要もなく、家にあるストック食材ですぐに作れる点も魅力ですね。
和食の基本を押さえながらも、家庭料理の温かさを感じられる小林カツ代さんならではの一品。ぜひ今夜の献立に取り入れて、ご家族みんなでその心温まる美味しさを味わってみてください。
