今回は、テレビや雑誌でも大人気の料理人、笠原将弘さん直伝のレシピである「鶏豆腐」の作り方をご紹介します。鶏もも肉とうまみが凝縮された木綿豆腐を主役に、ねぎやしいたけ、春菊といった相性抜群の野菜を合わせた、心も体も温まる和食の定番煮込み料理です。
笠原将弘さんのレシピは、シンプルでありながらプロの技が光る計算し尽くされた工程が特徴で、ご家庭でもまるでお店で食べるかのような本格的な味わいを再現することができます。
この鶏豆腐も、食材それぞれの魅力を最大限に引き出す工夫が散りばめられており、一口食べればその奥深い味わいに感動すること間違いありません。特別な調味料を使わず、お馴染みの調味料だけでこれほどまでに贅沢な一品に仕上がるのは、まさにプロの職人技です。
今晩のおかずにはもちろん、お酒のおつまみとしても最適な、笠原将弘さんの素晴らしい鶏豆腐レシピをぜひ詳しくチェックしてみてください。
【笠原将弘さんのレシピ】鶏豆腐の作り方
Course: 主菜Cuisine: 和食2
servings15
minutes15
minutes485
kcal30
minutes今回は、テレビや雑誌でも大人気の料理人、笠原将弘さん直伝のレシピである「鶏豆腐」の作り方をご紹介します。鶏もも肉とうまみが凝縮された木綿豆腐を主役に、ねぎやしいたけ、春菊といった相性抜群の野菜を合わせた、心も体も温まる和食の定番煮込み料理です。
材料
木綿豆腐 1丁(300g)
鶏もも肉 1枚(300g)
ねぎ 1/2本(50g)
生しいたけ 2枚
春菊 適量
【A】
水 カップ2
昆布 5g
しょうゆ 大さじ3
酒 大さじ2
砂糖 大さじ2
作り方
- 【A】は合わせておく(時間があれば1時間以上おくとよい)。ねぎは斜めに1cm幅に切る。しいたけは石づきを除き、半分に切る。春菊は葉を摘んで食べやすくちぎり、サッと水にさらして水けをきる。豆腐は8等分に切る。
- ポイント
- 豆腐は大きめに切って食べごたえを出す。
- 鶏肉は余分な筋や脂を除き、フライパンに皮側を下にして入れる。中火にかけ、時々トングで押さえながら3~4分間焼く。皮に焼き色がついたら上下を返し、サッと焼いて取り出し、一口大に切る。
- ポイント
- 鶏肉は切らずに焼くと、皮がパリッときれいに焼ける。
- フライパンの脂を軽く拭き取り、 2 の鶏肉を戻し入れる。豆腐、【A】を加え、再び中火にかけ、沸いたら弱火にして約5分間煮る。アクが出たら取り除き、ねぎ、しいたけを加えてさらに約5分間煮る。時間があれば一度冷まし、食べるときに温め直すと味がしみておいしい。昆布を取り除いて器に盛り、春菊の葉をのせる。
- ポイント
- 豆腐は煮はじめから加えて鶏肉のうまみをしみ込ませる。長く煮すぎると、“す”が入ってしまうので注意。
メモ
- 笠原将弘さんのレシピ (鶏豆腐)
鶏豆腐を美味しく作る3つの極意
鶏もも肉は切らずに皮側からじっくり焼き旨味を閉じ込める
このレシピのポイントは、鶏もも肉を一口大に切ってから焼くのではなく、まずは丸ごと1枚の状態でフライパンに入れることです。皮側を下にして中火にかけ、時々トングで上からしっかりと押さえながら3~4分間かけて焼きます。
こうすることで、鶏肉の皮が縮むのを防ぎ、全体に均一に熱が伝わって皮がパリッと香ばしく、きれいな焼き色に仕上がります。皮をきれいに焼き上げてから上下を返し、サッと焼いて取り出した後に初めて一口大に切ることで、肉汁をしっかりと閉じ込めることができ、ジューシーで旨味あふれる味わいになります。
豆腐は大きめに切り煮始めから加えて鶏の旨味を染み込ませる
このレシピのポイントは、主役である木綿豆腐を8等分という大きめのサイズに切って食べごたえを出すこと、そして鶏肉を戻し入れた後の煮始めの段階から【A】の合わせ調味料と一緒にフライパンに加えることです。
最初に豆腐を入れることで、中火から弱火へとじっくり加熱していく過程で、鶏もも肉から溶け出した濃厚な旨味と脂、そして昆布や醤油ベースの出汁の味わいが、豆腐の芯までしっかりと染み込んでいきます。
長く煮すぎると豆腐に“す”が入って食感が損なわれてしまうため、弱火で約5分間、さらに野菜を加えて約5分間という絶妙な加熱時間を守ることが重要です。
合わせ調味料【A】は事前に合わせて昆布の出汁を十分に引き出す
このレシピのポイントは、水、昆布、しょうゆ、酒、砂糖を合わせた調味料【A】を、調理を始める前にあらかじめ合わせておくことです。さらに時間がある場合は、1時間以上おいておくことが推奨されます。
こうして時間を置くことによって、乾燥した昆布からじっくりと良質な旨味成分であるグルタミン酸が水や調味料の中に溶け出し、出汁の深みが格段に増します。
急いで加熱して出汁を取るよりも、冷たい状態から時間をかけて昆布の旨味を引き出しておくことで、鶏肉や豆腐を煮込んだ際の一体感が劇的に向上し、まろやかで奥深い上品な和食の味わいに仕上がります。
最高のペアリング:料理を引き立てる飲み物
この鶏豆腐に合わせる飲み物としては、上品な和食の出汁の風味を引き立てる軽やかな赤ワインや、すっきりとした白ワインが非常によく合います。
例えば、フランスのブルゴーニュ地方で作られるピノ・ノワールは、優しい酸味と豊かな果実味があり、醤油や砂糖をベースにした甘辛いタレや、鶏もも肉のコクのある脂の旨味と素晴らしい相乗効果を生み出します。また、日本の甲州ワインのような、すっきりとした辛口 of 白ワインを選ぶのもおすすめです。
甲州ワインが持つ繊細な柑橘類のニュアンスと心地よい苦味は、生しいたけの風味や春菊の爽やかな苦味、ねぎの甘味と完璧に調和し、口の中をさっぱりとさせながら次の箸を進めさせてくれます。お互いの素材の味を邪魔せず、出汁の美味しさを何倍にも引き立ててくれるワインペアリングです。
保存テクニックと温め直し方
保存方法については、調理後に余った場合はしっかりと粗熱を取ってから、清潔な密閉容器に移し替えて冷蔵庫で保管してください。保存期間の目安は2日程度です。食べる際には、鍋やフライパンに戻して弱火でじっくりと温め直してください。
このレシピの手順にもある通り、時間があれば一度完全に冷ますことで、鶏肉の旨味や出汁の味わいが豆腐や野菜의 内部までさらに深く染み込み、作った当日よりも翌日の方がより一層美味しく感じられます。
ただし、温め直す際にも強火で激しく沸騰させてしまうと、豆腐に“す”が入って硬くなったり、春菊の色合いが完全に悪くなってしまったりするため、必ず弱火で優しく全体を温めるように加熱するのがポイントです。
このレシピのまとめと栄養のポイント
今回は、笠原将弘さん直伝の本格和食レシピ「鶏豆腐」の作り方を詳しくご紹介しました。丸ごと1枚の状態で皮をパリッと香ばしく焼き上げたジューシーな鶏もも肉と、その旨味を出汁とともに芯まで吸い込ませた大きめの木綿豆腐の組み合わせは、まさに絶品の一言に尽きます。
さらに、ねぎの甘みや生しいたけの芳醇な香り、状態良く仕上げに添える春菊のみずみずしい苦味がアクセントとなり、一杯の器の中で完璧な味の調和が楽しめます。
手順通りに、豆腐を煮始めから加えて旨味を閉じ込めることや、長く煮すぎずに“す”が入るのを防ぐといった細かなポイントを意識するだけで、家庭料理の域を超えた本格的なお店の味を再現できます。一度冷まして味を染み込ませるテクニックも活用し、心も体も満たされる贅沢なひとときをぜひご堪能ください。
