京料理研究家として知られる大原千鶴さんの、夏にぴったりの涼やかな一品「とうがんとあじの冷やし鉢」のレシピをご紹介します。旬のとうがんの優しい甘みと、丁寧に下処理されたあじの旨味が、上品なだしの中で見事に調和します。火照った体をそっと癒してくれるような、滋味深い味わいが魅力です。
大原千鶴さんならではの、素材の持ち味を最大限に活かした調理法で、家庭でも手軽に本格的な京料理を堪能できます。冷やすことで素材の味が引き締まり、より一層美味しくなる冷やし鉢は、食欲がない時にもおすすめです。ぜひ、大原千鶴さん直伝のレシピで、夏の食卓を彩ってみてください。
旬の味覚を存分に味わえる、贅沢な一品です。
【大原千鶴さんのレシピ】とうがんとあじの冷やし鉢の作り方
Course: 主菜Cuisine: 和食2
servings20
minutes15
minutes280
kcal35
minutes京料理研究家として知られる大原千鶴さんの、夏にぴったりの涼やかな一品「とうがんとあじの冷やし鉢」のレシピをご紹介します。旬のとうがんの優しい甘みと、丁寧に下処理されたあじの旨味が、上品なだしの中で見事に調和します。火照った体をそっと癒してくれるような、滋味深い味わいが魅力です。
材料
あじ(半身/三枚におろしたもの) 1/2匹分(160g)
とうがん 1/4コ(400g)(皮とワタを除いて250g。)
だし カップ1
しょうが(すりおろす) 少々
すだち(半分に切って種を除く) 1コ分
塩 少々
小麦粉
ごま油(白) 小さじ1(またはサラダ油。)
【A】
酒 大さじ1
うす口しょうゆ 大さじ1
作り方
- あじは塩少々をふり、冷蔵庫で30分間ほどおく。とうがんは皮とワタを除き、一口大に切る。鍋にとうがんとかぶるくらいの水を入れ、竹串がスッと通るまで下ゆでし、水けをきる。
- あじの水けを拭き、小骨を抜いて長さを半分に切る。身が厚ければ、皮に縦に1本切り目を入れる。
- あじに小麦粉を薄くまぶす。フライパンにごま油小さじ1を中火で熱し、あじを皮から焼く。こんがりと焼き色がついたら取り出す。
- フライパンを拭き、 1 のとうがん、だしを入れて中火にかける。沸いたら火を少し弱めて【A】を加える。あじを皮を上にしてのせ、ふたをして5分間煮て保存容器に移す。粗熱が取れたら冷蔵庫で冷やす。
- ポイント
- 焼いたあじをとうがんにのせて煮て、ふっくらと火を通す。 ●食べるときは しょうがをのせて。すだちを添えて。
メモ
- 大原千鶴さんのレシピ (とうがんとあじの冷やし鉢)
とうがんとあじの冷やし鉢を美味しく作る3つの極意
あじの下処理を丁寧に行う
あじに塩を振って冷蔵庫で30分ほど置くことで、余分な水分が抜け、臭みが軽減されます。さらに、焼く前に水気を拭き取り、小骨を丁寧に抜くことで、より美味しく食べられます。皮に切り込みを入れることで、加熱時に皮が縮むのを防ぎ、均一に火が通りやすくなります。
これらの下処理を丁寧に行うことで、あじ本来の旨味を最大限に引き出すことができます。一手間かけることで、仕上がりの美味しさが格段に向上します。
とうがんは下茹でしてから煮る
とうがんは皮とワタを取り除き、一口大に切ってから下茹ですることで、アクを取り除き、煮崩れを防ぎます。竹串がスッと通るまで下茹ですることで、煮込み時間を短縮し、とうがんのシャキシャキとした食感を残すことができます。下茹ですることで、だし汁が染み込みやすくなり、味が均一に仕上がります。
この下処理が、とうがんの美味しさを引き出す重要なポイントです。丁寧に下茹ですることで、見た目も美しく仕上がります。
焼いたあじをとうがんにのせて煮る
あじは皮目から焼き、焼き色をつけてから煮ることで、香ばしさが加わり、風味が増します。焼いたあじをとうがんにのせて煮ることで、あじの旨味がとうがんに染み込み、一体感が生まれます。蓋をして煮ることで、あじがふっくらと仕上がり、身が硬くなるのを防ぎます。煮汁が全体にいきわたり、味が均一になります。
この工程が、あじととうがんのそれぞれの美味しさを引き立てる秘訣です。
最高のペアリング:料理を引き立てる飲み物
この冷やし鉢には、キリッと冷やした辛口の白ワインがよく合います。例えば、フランスのロワール地方で造られる「サンセール」や「プイィ・フュメ」は、柑橘系の爽やかな香りとミネラル感が特徴で、あじの繊細な旨味ととうがんの優しい甘みを引き立てます。また、日本の甲州ワインもおすすめです。
和食との相性を考えて造られた甲州ワインは、バランスが良く、冷やし鉢の繊細な味わいを邪魔しません。食中酒として、ゆっくりと時間をかけて楽しむのがおすすめです。
保存テクニックと温め直し方
粗熱を取ってから冷蔵庫で保存することで、2〜3日美味しくいただけます。保存容器に移す際は、煮汁と一緒に保存することで、乾燥を防ぎ、風味を保つことができます。食べる直前に、しょうがやすだちを添えることで、より一層美味しくいただけます。冷蔵庫から出したばかりの冷たい状態で食べるのがおすすめです。
時間が経つと味が染み込みすぎてしまうため、早めに食べきるようにしましょう。
このレシピのまとめと栄養のポイント
大原千鶴さん直伝の「とうがんとあじの冷やし鉢」は、夏の食卓を涼やかに彩る一品です。旬のとうがんの優しい甘みと、丁寧に下処理されたあじの旨味が、上品なだしの中で見事に調和します。あじは塩を振って臭みを抜き、小麦粉をまぶして香ばしく焼き上げます。
とうがんは下茹でしてから、あじと一緒にだしで煮ることで、味が染み込み、一体感が生まれます。仕上げにしょうがやすだちを添えれば、清涼感あふれる味わいが楽しめます。冷やすことで素材の味が引き締まり、より一層美味しくなる冷やし鉢は、食欲がない時にもおすすめです。大原千鶴さんのレシピで、ぜひお試しください。
