テレビや雑誌などでも大活躍されている料理研究家、土井善晴さんの「メンチカツ」のレシピをご紹介します。メンチカツといえば、ごちそう感のある人気の洋食メニューですが、中まで火を通すのが難しかったり、外側の衣だけが焦げてしまったりと、家庭で作るには少しハードルが高いと感じている方も多いかもしれません。
しかし、今回ご紹介する土井善晴さんのレシピは、そうした悩みを解決する画期的な調理法を採用しています。それはなんと「冷たい油からじっくりと揚げる」というアプローチです。
ボリュームのある分厚い形に整えても、油が冷たいうちからフライパンに入れて火にかけることで、中心まで穏やかに熱を伝えることができ、生焼けの失敗を防ぐことができます。
また、つなぎの量を最小限にとどめ、赤身の牛ひき肉とたまねぎをたっぷりと使うことで、お肉本来のストレートな美味しさを堪能できる仕上がりとなっています。付け合わせのキャベツと大豆のビネガー煮とともに、しょうゆでさっぱりといただく、土井善晴さんならではの本格的な味わいをぜひご家庭でお試しください。
【土井善晴さんのレシピ】メンチカツの作り方
Course: 主菜Cuisine: 洋食4
servings20
minutes20
minutes450
kcal40
minutesテレビや雑誌などでも大活躍されている料理研究家、土井善晴さんの「メンチカツ」のレシピをご紹介します。メンチカツといえば、ごちそう感のある人気の洋食メニューですが、中まで火を通すのが難しかったり、外側の衣だけが焦げてしまったりと、家庭で作るには少しハードルが高いと感じている方も多いかもしれません。
材料
キャベツと大豆のビネガー煮 適量
揚げ油
しょうゆ
【肉ダネ】
牛ひき肉(赤身) 500g
たまねぎ 300g
卵 1コ
塩 小さじ1/2
こしょう 適量
ナツメグ 適量
【衣】
小麦粉 適量
溶き卵 適量
パン粉 適量(手づくりパン粉を使ってもよい。)
作り方
- ボウルに【肉ダネ】の材料を入れ、練り混ぜる。まとまってきたら4等分にし、両手で丸くまとめて形を整える。
- ポイント
- 牛肉にたっぷりのたまねぎと卵。つなぎを最小限にすることで、肉のおいしさをストレートに味わえる。油が冷たいうちから入れてじっくり揚げるので、ボリュームある形にまとめてもOK。
- 【衣】をつける。 1 に小麦粉、溶き卵、パン粉を順につけ、少し平らに押しつぶす。
- フライパンに揚げ油をカップ2注ぎ、 2 を2コ入れる。肩くらいの位置まで油を注ぎ足し、中火にかける。
- ポイント
- 油が冷たいうちにメンチカツを入れ、肩くらいまで油につかるように注ぎ足す。
- 油が温まってきたら、玉じゃくしで静かに油を回しかける。底面が色づいてきたら裏返し、再び油を回しかけながら揚げる。もう一度裏返し、火にかけてから10分後を目安に取り出す。
- ポイント
- フライパンの底についている部分に焼き色がついてきたら裏返す。 油を回しかけながら、【衣】がこんがりと色づくまで揚げる。パチパチと音が大きくなってきたら火を弱め、火加減に注意する。金ぐしを中心まで刺してみて、それを下唇の下にそっと当てると温かみを感じるくらいであれば、中まで火が通っている。
- キャベツと大豆のビネガー煮とともに、メンチカツを器に盛り、しょうゆを添える。
メモ
- 土井善晴さんのレシピ (メンチカツ)
メンチカツを美味しく作る3つの極意
冷たい油からじっくり揚げる
メンチカツを揚げる際、一般的な揚げ物のように高温の油にいきなり入れるのではなく、フライパンに冷たい油を注いだ段階で肉ダネを入れます。
このレシピ最大のポイントであり、冷たい状態から中火で徐々に温度を上げていくことで、分厚くボリュームのある形にまとめても、外側の衣だけが急激に焦げてしまう心配がありません。じっくりと穏やかに熱が伝わるため、中心までふっくらと火を通すことができます。失敗しがちな厚みのある揚げ物も、この方法なら安心です。
つなぎを最小限にし、牛肉の旨味をストレートに味わう
このレシピでは、500gもの牛ひき肉(赤身)に対して、つなぎの役割を果たす材料は卵1個と最小限に抑えられています。さらにたっぷりのたまねぎ(300g)を加えることで、自然な甘みを引き出しています。
つなぎが少ない分、肉ダネを作る際はボウルの中でしっかりと練り混ぜ、まとまりが出るまで丁寧に作業することが重要です。これにより、食べた瞬間に牛肉本来の力強い旨味と香りが口いっぱいに広がる、本格的で肉々しいメンチカツに仕上がります。
油を回しかけながら揚げ、金ぐしで火通りを正確に確認する
フライパンの底面についている衣に美味しそうな焼き色がついてきたら裏返し、玉じゃくしを使って温まった油を上から何度も回しかけながら揚げていきます。全体が均一な温度になり、衣がこんがりと色づきます。パチパチという音が大きくなってきたら火を弱めます。
仕上げの確認として、金ぐしをメンチカツの中心まで刺し、下唇の下にそっと当ててみてください。じんわりとした温かみを感じれば、中まで完全に火が通っている確かな証拠となります。
最高のペアリング:料理を引き立てる飲み物
土井善晴さんのメンチカツは、牛肉のストレートな旨味が際立つため、しっかりとした果実味とタンニンを持つ赤ワイン、例えばカベルネ・ソーヴィニヨンやメルローを中心としたボルドータイプのワインが非常によく合います。ワインの渋みが牛肉の豊かな味わいと調和し、より深いコクを楽しめます。
また、定番の組み合わせとして、キリッと冷えたラガービールや爽快感のあるハイボールもおすすめです。レシピにある「キャベツと大豆のビネガー煮」の酸味や、添えられたしょうゆの香ばしさがアクセントになるため、軽快な酸味を持つピノ・ノワールを少し冷やして合わせるのも素晴らしいマリアージュとなります。
保存テクニックと温め直し方
メンチカツが余った場合は、完全に粗熱を取ってから保存してください。衣が湿気でベタつくのを防ぐため、一つずつラップでぴったりと包み、密閉できる保存袋に入れます。冷蔵庫であれば1〜2日以内に食べ切るようにしてください。長期保存する場合は冷凍庫に入れ、約2〜3週間ほど保存可能です。
お召し上がりの際は、電子レンジで中心まで温めた後、オーブントースターで表面を軽く焼くと、衣のサクサク感が復活して美味しくいただけます。
このレシピのまとめと栄養のポイント
今回は、土井善晴さんの「メンチカツ」のレシピをご紹介しました。赤身の牛ひき肉をたっぷりと使い、つなぎを最小限にすることで、まるでお肉そのものを食べているかのような贅沢な満足感を得られる一品です。
最大の壁である「中まで火が通らない」「衣が焦げる」という問題も、冷たい油からじっくりと揚げるという画期的な手法を用いることで、どなたでも失敗なくボリューム満点のメンチカツを作ることができます。金ぐしを使った火通りの確認方法など、細やかな知恵が詰まったこのレシピ。
休日の夕食や、特別な日のメインディッシュとして、ぜひ手作りの熱々でジューシーなメンチカツを味わってみてください。
