今回は、テレビや雑誌などでもお馴染みの料理研究家、土井善晴さんのレシピ「たまごサンド」をご紹介します。
たまごサンドといえば、茹で卵をつぶしてマヨネーズで和えるスタイルや、厚焼き卵を挟むスタイルなど様々な種類がありますが、このレシピで作るのは極上のふんわりとしたスクランブルエッグをたっぷりと挟み込んだ贅沢な一品です。
材料自体は卵、生クリーム、食パン、バター、からし、マヨネーズといったごくシンプルなものばかりですが、鍋での火入れの仕方や冷まし方など、ほんの少しの手間をかけるだけで、まるでホテルのラウンジで提供されるかのような驚くほどなめらかで口当たりの良いたまごサンドに仕上がります。
厚手の鍋を使い、火にかけたり濡れ布巾で冷ましたりを繰り返すことで、卵に均一に火が入り、ふんわりとした極上の食感を生み出します。
休日のゆったりとした朝食や、おもてなしの際の軽食、あるいはお弁当作りなど、日常のあらゆるシーンを豊かにしてくれる素晴らしいレシピですので、ぜひご家庭で挑戦してその美味しさを体感してみてください。
【土井善晴さんのレシピ】たまごサンドの作り方
Course: 軽食Cuisine: 洋食4
servings10
minutes15
minutes480
kcal25
minutes今回は、テレビや雑誌などでもお馴染みの料理研究家、土井善晴さんのレシピ「たまごサンド」をご紹介します。たまごサンドといえば、茹で卵をつぶしてマヨネーズで和えるスタイルや、厚焼き卵を挟むスタイルなど様々な種類がありますが、このレシピで作るのは極上のふんわりとしたスクランブルエッグをたっぷりと挟み込んだ…
材料
食パン(切り) 8枚
マヨネーズ 適量
【スクランブルエッグ】
卵 6コ
生クリーム 大さじ2
塩 小さじ1/3
こしょう 適量
【からしバター】混ぜておく。
バター(室温に戻す) 大さじ2
練りがらし 大さじ1
作り方
- 厚手の鍋に【スクランブルエッグ】の材料を入れ、よく混ぜ合わせておく。
- ポイント
- 生クリームを入れることで卵の柔らかさが増します。
- 中火にかけ、鍋底を混ぜながら火を入れ、卵が固まりはじめたら火から下ろす。鍋底にぬれ布巾を当て、冷ましながら全体を均一に混ぜる。
- ポイント
- 火の当たりを柔らかくするので厚手の鍋がおすすめ。
- 弱火にかけ、鍋底を混ぜながら卵に火を通す。弱火のまま 2 を繰り返し、卵がふわふわになったら火を止める。
- ポイント
- 程よい状態になるまで12分間が目安。火を強めないこと。
- ボウルに氷水を入れる。小さいボウルに 3 を移し、ボウルの底を氷水に当てて冷やしながら混ぜる。
- ポイント
- こうすることで、余熱で卵が固まるのを防ぎます。
- パンを2枚一組にして並べ、1枚に【からしバター】を塗り、もう1枚にマヨネーズ適量を塗る。
- 片方のパンに 4 の【スクランブルエッグ】をのせて軽く広げ、パンを重ねる。パン全体に布巾をかぶせて2~3分間おく。
- ポイント
- 落ち着かせることで、パンがしっとりとし、卵とよくなじみます。
- 布巾をはずし、パンのみみを落とし、食べやすく切る。
- ポイント
- 包丁を大きく動かして切るとうまく切れます。パンのみみは揚げパンにします。
メモ
- 土井善晴さんのレシピ (たまごサンド)
たまごサンドを美味しく作る3つの極意
厚手の鍋と濡れ布巾を使った丁寧な火入れ
このレシピの最大のポイントは、厚手の鍋を使用して火当たりを柔らかくし、濡れ布巾で底を冷ましながら火入れを繰り返す点にあります。中火にかけて卵が固まり始めたらすぐに火から下ろし、濡れ布巾を当てて冷ましつつ全体を均一に混ぜ合わせます。
その後、再び弱火にかけて同じ作業を繰り返すことで、卵のタンパク質が急激に固まるのを防ぎます。目安となる約12分間、火を強めることなくじっくりと熱を伝えることで、驚くほどなめらかでふわふわのスクランブルエッグが完成します。決して焦らず、卵の状態を見極めながら丁寧に火を通すことが重要です。
氷水による急冷で余熱の入りを完全に防ぐ
スクランブルエッグが理想的なふわふわの状態になったら、すぐに別のボウルに移し、底を氷水に当てて冷やしながら混ぜ合わせる手順も非常に重要です。鍋に入れたままにしたり、そのまま室温で放置してしまうと、予熱によって卵にどんどん火が通り続け、せっかくのなめらかな食感が損なわれてパサパサになってしまいます。
氷水を使って一気に温度を下げることで、卵が固まる進行をピタリと止めることができ、口に入れた時にとろけるような柔らかさと、生クリームを加えたことによるリッチな風味を最大限に保つことができるのです。
布巾をかぶせて休ませ、パンと卵をなじませる
からしバターとマヨネーズを塗ったパンでスクランブルエッグを挟んだ後、すぐに切り分けるのではなく、パン全体に乾いた布巾をかぶせて2〜3分間そのまま置いて落ち着かせるという工程も、仕上がりを左右する大切な極意です。
この短い時間を置くことで、スクランブルエッグのわずかな蒸気と水分がパンに移行し、パンがしっとりとした食感に変化します。また、具材とパンがしっかりと密着してなじむため、包丁を入れた際に崩れにくくなり、断面も美しく仕上がります。食べる時の口当たりも格段に向上するため、必ず実践したい手順です。
最高のペアリング:料理を引き立てる飲み物
このふんわりとリッチな味わいのたまごサンドには、爽やかさと程よいコクを併せ持つワインを合わせるのがおすすめです。特に相性が良いのは、フランス・ブルゴーニュ地方の「シャルドネ」を使用した白ワインです。
樽香が強すぎない、フレッシュな果実味と穏やかな酸味を持つタイプを選ぶと、生クリームとバターの芳醇な風味に寄り添い、マイルドな卵の美味しさを一層引き立ててくれます。
また、休日のブランチなどであれば、きめ細やかな泡立ちが魅力の「クレマン・ド・ブルゴーニュ」などのスパークリングワインも素晴らしいマリアージュを奏でます。からしバターのピリッとした心地よい刺激やマヨネーズの酸味を、ワインの泡がすっきりと洗い流し、次の一口をより新鮮に楽しませてくれるでしょう。
保存テクニックと温め直し方
たまごサンドは出来立ての風味と食感が最も美味しいので、基本的には作ってすぐに召し上がることを強くおすすめします。どうしても保存が必要な場合は、乾燥を防ぐために一つずつラップでぴったりと包み、密閉容器に入れて冷蔵庫の野菜室などで保存してください。
ただし、時間が経つとパンが卵の水分を吸ってべちゃっとしてしまったり、マヨネーズやバターの風味が落ちてしまうため、半日以内には食べ切るようにしましょう。
このレシピのまとめと栄養のポイント
今回ご紹介した土井善晴さんの「たまごサンド」は、日常の食材に少しの手間と愛情をかけることで、驚くほど本格的な味わいを生み出すことができる素晴らしいレシピです。
生クリームを加えた卵液を、厚手の鍋で火にかけたり冷ましたりを繰り返しながら約12分間じっくりと火入れすることで得られる、極上のふんわりとした食感は、一度味わうと忘れられないほどの美味しさです。
氷水での急冷や、布巾をかぶせてパンと卵をなじませるという細やかな工程の一つ一つが、全体の完成度を飛躍的に高めています。からしバターのアクセントも絶妙で、最後まで飽きることなく楽しめます。
朝食やランチ、ちょっとしたピクニックなど、様々なシーンで大活躍間違いなしのレシピですので、ぜひマスターしてご家族や大切な方と一緒に味わってみてください。
