日本料理の人気料理人である笠原将弘さんのオリジナルレシピ「和風ドライカレー」の作り方をご紹介します。ドライカレーといえば洋食やインド料理のイメージが強いかもしれませんが、笠原将弘さんの手にかかれば、日本の伝統的な食材や調味料を巧みに組み合わせた、奥深い味わいの和風の一皿に仕上がります。
このレシピの最大の特徴は、干ししいたけとその戻し汁、そしてごぼうをたっぷりと使用している点です。干ししいたけが持つ強烈な旨みと、ごぼう特有の土の香りが、豚ひき肉の脂の甘みと見事に調和します。
さらに味付けには、カレー粉だけでなく、みそ、しょうゆ、みりんといった和の基本調味料を使用することで、スパイスの刺激の中にもどこかホッとするような親しみやすいコクが生まれます。
出来上がったカレーは、ただご飯にかけるだけでなく、半量をご飯にしっかりと混ぜ合わせてから器に盛り、その上に残りのカレーをかけ、最後に卵黄と細ねぎを散らすという二段構えの工夫がされています。一口食べれば、和の旨みとスパイスの香りが口いっぱいに広がる、まさに絶品の和風ドライカレーです。
ぜひご家庭で、笠原将弘さんの本格的な和の味わいをお楽しみください。
【笠原将弘さんのレシピ】和風ドライカレーの作り方
Course: 主菜Cuisine: 和食2
servings15
minutes20
minutes800
kcal35
minutes日本料理の人気料理人である笠原将弘さんのオリジナルレシピ「和風ドライカレー」の作り方をご紹介します。ドライカレーといえば洋食やインド料理のイメージが強いかもしれませんが、笠原将弘さんの手にかかれば、日本の伝統的な食材や調味料を巧みに組み合わせた、奥深い味わいの和風の一皿に仕上がります。
材料
豚ひき肉 200g
干ししいたけ 4枚
カレー粉 大さじ1
ご飯(温かいもの) 500g
卵黄 2コ分
細ねぎ(小口切り) 3本分
バター
塩
こしょう
【A】
たまねぎ 1/2コ(100g)
ごぼう 80g
しょうが 10g
【B】
干ししいたけの戻し汁 カップ1
トマトケチャップ 大さじ2
しょうゆ 大さじ1
みそ 大さじ1
みりん 大さじ1
砂糖 小さじ1
一味とうがらし 少々
作り方
- 干ししいたけはぬるま湯カップ1+1/2に2時間ほどつけて戻す。堅い軸を除き、みじん切りにする。戻し汁もとっておく。【A】のたまねぎとしょうがはみじん切りにし、ごぼうはよく洗って皮ごとみじん切りにする。
- フライパンにバター20gを中火で溶かし、【A】、干ししいたけを炒める。しんなりしたらひき肉を加え、塩・こしょう各少々をふり、肉がほぐれて火が通るまで炒める。カレー粉を加え、香りがたったら【B】を加えて混ぜ、ふたをして弱火で15分間煮る。
- 塩・こしょう各少々で味を調え、半量をボウルに取り分け、ご飯を加えて混ぜる。器に盛り、残りのカレーをかける。卵黄をのせて細ねぎを散らす。
メモ
- 笠原将弘さんのレシピ (和風ドライカレー)
和風ドライカレーを美味しく作る3つの極意
干ししいたけの戻し汁で深い旨みを作り出す
この和風ドライカレーの味のベースとなる重要な工程が、干ししいたけの旨みを最大限に引き出すことです。レシピの指示通り、干ししいたけはぬるま湯カップ1と2分の1に2時間ほどつけてじっくりと戻してください。こうすることで、干ししいたけ特有の豊かな風味と旨みがたっぷりと溶け出した戻し汁が完成します。
手順の後半でカレー粉を炒めて香りを立たせた後、この戻し汁をカップ1加えることで、単なるスパイスの辛さだけでなく、和食ならではのじんわりとした深みとコクのあるルウに仕上がります。
ごぼうは皮ごとみじん切りにして香りを生かす
ごぼうは和風の風味を決定づける欠かせない食材です。レシピにある通り、ごぼうは皮を完全に剥いてしまうのではなく、よく洗って表面の泥を落としたら、皮ごとみじん切りにするのが最大のポイントです。
ごぼうの皮の周辺には強い風味と旨みが詰まっており、そのまま使用することで土の香ばしさと特有のシャキシャキとした食感がカレー全体に行き渡ります。中火で溶かした20gのバターでたまねぎやしょうがと一緒にじっくりと炒めることで、香りがさらに引き立ち、豚ひき肉との相性も抜群に良くなります。
カレーをご飯に混ぜ込むこだわりの盛り付け
このレシピならではのユニークでおいしい工夫が、カレーの盛り付け方にあります。煮込みが終わって味が調ったら、すべてを上からかけるのではなく、まずはカレーの半量をボウルに取り分け、500gの温かいご飯を加えてしっかりと混ぜ合わせます。
ご飯一粒一粒に和風の旨みが詰まったカレーの味がコーティングされるため、どこを食べてもムラなくおいしさを味わうことができます。器に盛った後、残りのカレーを上からかけ、中心に卵黄をのせて細ねぎを散らすことで、見た目も華やかで満足感の高い一皿になります。
最高のペアリング:料理を引き立てる飲み物
笠原将弘さんの和風ドライカレーは、みそやしょうゆ、干ししいたけといった和の旨みが凝縮されているため、一般的なカレーとは一味違うお酒のペアリングが楽しめます。ワインを合わせるなら、土のニュアンスを持つ赤ワインのピノ・ノワールが非常におすすめです。
ピノ・ノワールの持つ繊細な果実味と土っぽい香りが、ごぼうや干ししいたけの風味と美しく同調します。また、白ワインであれば、日本の固有品種である甲州のシュール・リー製法で作られたものがぴったりです。
甲州の旨みとキレのある酸味が、みそやしょうゆのコク、そしてトッピングの濃厚な卵黄をすっきりとまとめてくれます。ビール党の方には、カラメル麦芽の香ばしさが特徴のアンバーエールを合わせると、カレーのスパイス感と見事にマッチして至福のひとときを味わえます。
保存テクニックと温め直し方
作った和風ドライカレーが余ってしまった場合は、ご飯とカレー(ルウの部分)を別々にして保存するのが風味を保つコツです。カレー部分は粗熱をしっかりと取った後、清潔な密閉容器に入れて冷蔵庫で保存し、2〜3日以内を目安にお召し上がりください。食べる際は電子レンジや小鍋で十分に加熱してください。
さらに長期保存したい場合は、カレー部分のみを冷凍用の保存袋に入れて冷凍庫で保存可能です。約1ヶ月ほど日持ちします。なお、トッピングの生卵(卵黄)と細ねぎは保存に向かないため、食べる直前に新しいものを用意して添えるようにしてください。
このレシピのまとめと栄養のポイント
いかがでしたでしょうか。今回は、日本料理の名手である笠原将弘さん直伝の「和風ドライカレー」の作り方をご紹介しました。
豚ひき肉とカレー粉という定番の組み合わせに、干ししいたけ、ごぼう、たまねぎ、しょうがといった風味豊かな和の食材を合わせ、みそやしょうゆで味を調えるという、笠原将弘さんならではの卓越したアイデアが光る逸品です。
戻し汁の旨みを利用して弱火で15分間コトコトと煮込むことで、素材の味が一体となり、まろやかで奥深い味わいに仕上がります。半分をご飯に混ぜ込み、残りを上からかけるという盛り付けのひと手間が、おうちごはんをまるで専門店のような特別感のある一皿に格上げしてくれます。ぜひ今夜の夕食に作ってみてください。
