今回は、有元葉子さん直伝のレシピ「じゃがいものうす甘煮」をご紹介します。シンプルな材料でありながら、じゃがいもの素朴な味わいを最大限に引き出した、どこかホッとする和の副菜です。有元葉子さんのレシピは、無駄のない洗練された手順と、素材そのものの美味しさを大切にしている点が非常に魅力的です。
このじゃがいもののうす甘煮も、使う調味料は砂糖と塩のみという極めてシンプルな構成になっています。だからこそ、じゃがいものほっくりとした食感や、ほんのりと広がる優しい甘みが際立ち、日々の食卓にそっと寄り添ってくれる一品に仕上がります。
お弁当のおかずとしてはもちろんのこと、普段の献立にあと一品欲しいという時にも大活躍してくれること間違いなしの素晴らしいレシピです。プロならではの絶妙な火加減や仕上げの工夫が詰まった、有元葉子さんの本物の味わいを、ぜひご家庭の鍋で再現して楽しんでみてください。
【有元葉子さんのレシピ】じゃがいものうす甘煮の作り方
Course: 副菜Cuisine: 和食3
servings10
minutes20
minutes134
kcal30
minutes今回は、有元葉子さん直伝のレシピ「じゃがいものうす甘煮」をご紹介します。シンプルな材料でありながら、じゃがいもの素朴な味わいを最大限に引き出した、どこかホッとする和の副菜です。有元葉子さんのレシピは、無駄のない洗練された手順と、素材そのものの美味しさを大切にしている点が非常に魅力的です。
材料
じゃがいも 3コ(450g)
砂糖
塩
作り方
- 鍋に下ごしらえをしたじゃがいもを並べ、ヒタヒタまで水を注いで中火にかける。フツフツとしてきたら落としぶたをし、湯の表面がユラユラするくらいの火加減でゆでる。
- ポイント
- 塩ゆでして冷凍したものがあれば、凍ったままゆではじめて良い。
- 竹串がスッと通るようになったら、湯を少し残してきる。砂糖大さじ2、塩小さじ1/4を加え、弱火で水けをとばしながら煮る。水けがなくなったら鍋を振って少し煮くずれさせ、火を止める。
メモ
- 有元葉子さんのレシピ (じゃがいものうす甘煮)
じゃがいものうす甘煮を美味しく作る3つの極意
ユラユラ揺れる絶妙な火加減で均一にゆで上げる
このレシピのポイントは、じゃがいもをゆでる際、湯の表面がユラユラと静かに揺れるくらいの火加減をキープしてじっくりと火を通すことです。
中火にかけてフツフツとしてきたら落としぶたをしますが、強すぎる火加減で激しく沸騰させてしまうと、表面だけが急激に柔らかくなって形が崩れたり、芯まで均一に熱が通らなくなったりします。落としぶたをすることで熱が全体に効率よく回り、じゃがいもの中心部までじんわりと優しく熱を届けることができます。
竹串がスッとストレスなく通るようになるまで、この穏やかな温度を保ちながら丁寧にゆで上げることが、全体の食感をなめらかに仕上げるための非常に重要な工程となります。
湯を少し残して調味料を加え弱火で水分を飛ばす
このレシピのポイントは、じゃがいもが柔らかくなった後、ゆで汁を完全に捨てるのではなく、少しだけ鍋に残した状態で砂糖と塩を加えることです。完全に水分がない状態から煮始めてしまうと、調味料が全体に均一に行き渡らず、焦げ付きの原因になってしまいます。
ほんの少し残した湯がクッションとなり、砂糖大さじ2と塩小さじ1/4が溶けてじゃがいも全体に優しく絡み合います。そこから弱火にかけ、水分をじっくりと飛ばしながら煮詰めていくことで、調味料のうす甘い味わいがじわりとじゃがいもの内部へと浸透し、絶妙な味加減に仕上がります。
焦らずに弱火で丁寧に水けをとばすことが大切です。
仕上げに鍋を振って少し煮崩れさせて仕上げる
このレシピのポイントは、水分がすっかりなくなったタイミングで、鍋を軽く振ってじゃがいめの表面を少しだけ煮崩れさせることです。鍋を振ることで、じゃがいもの表面が擦れ合い、粉を吹いたようなホクホクとした優しい質感に変わります。
この少し煮崩れた部分が、溶け出した砂糖や塩の旨味を含んだタレのような役割を果たし、じゃがいも全体を包み込むことで、一口食べたときの口当たりが一段とまろやかになります。
完全に形を崩してしまうのではなく、形を残しつつも表面を軽く崩すという絶妙な加減で火を止めることにより、見た目にも美味しそうで、味がしっかりと絡んだ最高の状態に仕上がります。
最高のペアリング:料理を引き立てる飲み物
このじゃがいもののうす甘煮は、砂糖と塩だけで仕立てた非常に優しく繊細な味わいであるため、合わせるお酒もその素朴な風味を邪魔しないものが適しています。特におすすめなのが、日本の甲州ブドウを使用したすっきりとした辛口の白ワインです。
甲州ワインが持つ穏やかな酸味とクリーンな和のニュアンスは、じゃがいめのほくほくとした甘みや塩気と非常によく調和し、お互いの良さを引き立て合います。また、軽やかでフルーティーな辛口のロゼワインや、少し冷やした純米酒などの日本酒とも素晴らしい相性を見せてくれます。
お酒のフルーティーさや優しいお米の旨味が、料理のうす甘さと調和して心地よい余韻を残します。アルコールを強く主張しすぎない、上品で繊細な味わいのドリンクを選ぶことで、食卓がより一層華やかになります。
保存テクニックと温め直し方
完成したじゃがいもののうす甘煮を保存する場合は、しっかりと粗熱が取れるまで冷ましてから、清潔な密閉容器に移して冷蔵庫で保管してください。水分をしっかりと飛ばして仕上げているため、冷蔵で約2〜3日ほど美味しく保存することができます。
食べる分だけ耐熱皿に取り分け、電子レンジなどで軽く温め直すと、出来立てのようなホクホクとした食感と優しい甘みがよみがえります。
なお、手順のポイントにもあるように、塩ゆでして冷凍したじゃがいもがある場合は、それを凍ったまま使用してこのレシピのゆでる工程から始めることができるため、事前の食材ストックとしても非常に便利に活用することができます。
このレシピのまとめと栄養のポイント
今回は、有元葉子さん直伝のレシピ「じゃがいもののうす甘煮」の作り方を詳しくご紹介しました。じゃがいも3個に対して、砂糖大さじ2と塩小さじ1/4という極めてシンプルな調味料の黄金比率が、素材の持つ本来の美味しさをこれ以上ないほどに引き出してくれる素晴らしい一品です。
湯の表面がユラユラする火加減でじっくりとゆで上げ、少し残した湯とともに弱火で水分を飛ばしながら味を絡め、最後に鍋を振って少し煮崩れさせるという、プロならではの丁寧な工程の一つ一つが、極上の食感とまろやかな味わいを生み出します。
日々の献立の副菜としてはもちろん、お弁当のおかずにも最適ですので、ぜひ有元葉子さんの素晴らしいレシピを日々の食卓に取り入れて、その感動的な美味しさを体験してみてください。
