人気料理研究家・有元葉子さんのレシピをご紹介します。今回お届けするのは、滋味深いうまみと栄養がぎゅっと詰まった「ひじきの卵焼き弁当」です。有元葉子さん直伝のこのお弁当は、どこかホッとする定番のおかずを、最高に美味しく仕上げる知恵が随所に散らしばめられています。
メインの卵焼きには、あらかじめしっかりと味の染みたひじきのしょうゆ煮を混ぜ込み、フライパンで手軽に火を通します。副菜のほうれんそうのおひたしや、うまみたっぷりのとろろ昆布をまぶしたおにぎり、そして箸休めのゆで豆のはちみつ漬けにいたるまで、すべてが調和した見事な構成です。
冷めても美味しく、お弁当箱を開けた瞬間に豊かな香りが広がるお弁当を、ぜひ毎日の献立に取り入れてみてください。
【有元葉子さんのレシピ】ひじきの卵焼き弁当の作り方
Course: 主食Cuisine: 和食2
servings15
minutes10
minutes485
kcal25
minutes人気料理研究家・有元葉子さんのレシピをご紹介します。今回お届けするのは、滋味深いうまみと栄養がぎゅっと詰まった「ひじきの卵焼き弁当」です。有元葉子さん直伝のこのお弁当は、どこかホッとする定番のおかずを、最高に美味しく仕上げる知恵が随所に散らしばめられています。
材料
ゆで豆のはちみつ漬け(リンク先参照。)
【ひじきの卵焼き】
ひじきのしょうゆ煮 大さじ3(リンク先参照。)
卵(大) 1コ
サラダ油
【ほうれんそうのおひたし】
ほうれんそう 3~4本
削り節(かつお) 適量
塩
しょうゆ
【とろろ昆布のおにぎり】
ご飯(温かいもの) 茶碗(わん)2杯分
とろろ昆布 適宜
紅しょうが 適宜
塩
作り方
- ボウルに卵を溶き、 ひじきのしょうゆ煮 を加えて混ぜる。
- フライパンを熱してサラダ油少々を熱し、 1 を流し入れる。はしで3~4等分に切り分けながら、卵によく火を通す。
- ほうれんそうは塩少々を加えた熱湯でサッとゆでて水にさらし、水けを軽く絞って食べやすく切る。バットかボウルに入れ、しょうゆ小さじ1/2をふり、まぶしてから軽く絞る。
- ポイント
- ほうれんそうはしょうゆをかけて絞り(しょうゆ洗い)、削り節は混ぜずに分けて詰めると汁けが出にくい。食べるときに削り節をまぶす。
- 削り節はしょうゆをタラッとかけ、よく混ぜておく。
- アルミカップなどに 1 のほうれんそうを入れ、脇に 2 を添える。
- うまみたっぷりのとろろ昆布をまぶしたおにぎり。 手を水でぬらし、塩少々をつけてご飯を弁当箱に詰めやすい大きさに握る。軽くほぐしたとろろ昆布をたっぷりとまぶす。詰めるとき、紅しょうがを添える。
- ゆで豆のはちみつ漬け 適量を、汁けをよくきって弁当箱に詰める。
メモ
- 有元葉子さんのレシピ (ひじきの卵焼き弁当)
ひじきの卵焼き弁当を美味しく作る3つの極意
ほうれんそうの「しょうゆ洗い」で水けを出さない工夫
このレシピのポイントは、ゆでたほうれんそうに少量のしょうゆをふり、まぶしてから軽く絞る「しょうゆ洗い」を行う点にあります。このひと手間を加えることで、ほうれんそうの内部にある余分な水分がしょうゆの塩分によって引き出され、お弁当箱に詰めたあとに汁けが出にくくなります。
これにより、お弁当全体が水っぽくなるのを防ぎ、時間が経っても美味しさをしっかりとキープできます。また、削り節をあらかじめ混ぜずに、お弁当箱に分けて詰めることで、食べる直前までかつお節の豊かな風味と食感を保つことが可能になります。
ひじきのしょうゆ煮を卵に混ぜてしっかり火を通す
卵焼きを作る際は、ボウルで卵をよく溶き、うまみが凝縮されたひじきのしょうゆ煮を加えて均一に混ぜ合わせます。熱したフライパンにサラダ油をなじませて卵液を流し込んだら、はしで3~4等分に切り分けながら、卵によく火を通すことが大切です。
お弁当に入れる卵料理は、中心部まで完全に凝固するようしっかりと熱を入れることが衛生面の観点からも非常に重要になります。小分けに切り分けながら形を整えて火を通すことで、焼きムラを防ぎつつ、ひじきの香ばしさと卵のやさしい甘みが調和した美しいおかずに仕上がります。
とろろ昆布をたっぷりまぶしたおにぎりと紅しょうがの添え物
おにぎりを作る際は、手を水でぬらして塩少々をつけ、お弁当箱に詰めやすい大きさにバランスよく握ります。そこに軽くほぐしたとろろ昆布をたっぷりとまぶすことで、おにぎり全体に海のうまみがコーティングされ、ご飯の美味しさが何倍にも引き立ちます。
とろろ昆布は乾燥しやすいため、空気を含ませるようにふんわりとほぐしてからまぶすのがコツです。さらに、お弁当箱に詰める際に紅しょうがを添えることで、心地よい酸味と辛味がアクセントになり、お弁当全体の味のバランスを完璧に引き締めてくれます。
最高のペアリング:料理を引き立てる飲み物
このお弁当には、すっきりとした酸味と豊かなミネラル感を持つ白ワインが非常によく合います。特に日本の甲州ブドウを使用した辛口の白ワインや、フランス・シャブリ地区のシャルドネは、とろろ昆布の海のうまみやひじきの磯の香りと素晴らしい相乗効果を発揮します。
また、ほうれんそうのおひたしのかつお節の風味には、軽やかでフルーティーなロゼワインを合わせるのもおすすめです。お弁当の上品な和の味わいを邪魔せず、出汁のうまみをそっと引き立ててくれるような、クリーンで優しい口当たりのワインを選んでみてください。
保存テクニックと温め直し方
お弁当として持ち運ぶ際は、すべてのおかずとおにぎりを完全に冷ましてからお弁当箱に詰めるようにしてください。温かいまま蓋をしてしまうと、内側に水滴がつき、傷みの原因になります。ひじきの卵焼きやほうれんそうのおひたしは、冷蔵庫で保存する場合は清潔な密閉容器に入れ、2日以内を目安に消費してください。
特にお弁当に入れる場合は、詰める当日に再度しっかりと中心まで火を通すか、衛生管理を徹底した状態で、保冷剤を添えて持ち運ぶことを強くおすすめします。
このレシピのまとめと栄養のポイント
有元葉子さん直伝の「ひじきの卵焼き弁当」の作り方をご紹介しました。ひじきのしょうゆ煮を贅沢に混ぜ込んだ卵焼きは、フライパンで手軽に作れて栄養満点の一品です。
ほうれんそうのおひたしに施す「しょうゆ洗い」のテクニックや、削り節を分ける工夫によって、お弁当特有の「水け」を完璧に防ぐプロの知恵が詰まっています。
さらに、うまみたっぷりのとろろ昆布をまとわせたおにぎりと、箸休めのゆで豆のはちみつ漬け、紅しょうがのアクセントが加わり、最後まで飽きずに美味しく食べられる大満足のお弁当に仕上がります。ぜひ有元葉子さんのこだわりレシピをご自宅で再現し、特別なランチタイムをお楽しみください。
