今回は、テレビや雑誌など様々なメディアで大活躍されている人気料理家、藤井恵さんのレシピをご紹介します。ご紹介するのは、冬の定番野菜である白菜の旨味と甘みを極限まで引き出す「干し白菜」の作り方です。
白菜は水分が非常に多い野菜ですが、天日に干すというひと手間を加えることで、余分な水分が抜け、白菜本来が持つ甘みや栄養素がギュッと凝縮されます。藤井恵さん直伝のこの方法は、特別な道具も難しい技術も一切必要ありません。
新鮮な白菜を一枚ずつ丁寧にはがし、重ならないようにざるに並べて風通しの良い場所で一日天日干しにするだけという、非常にシンプルで実践しやすいレシピとなっています。この干し白菜を作っておけば、普段のお味噌汁や炒め物、お鍋などの料理が、驚くほど風味豊かでワンランク上の仕上がりになります。
大玉で購入して余らせてしまいがちな白菜を無駄なく最後まで美味しく使い切るための、素晴らしい知恵が詰まった逸品です。ぜひ、晴れた日を見つけてお試しください。
【藤井恵さんのレシピ】干し白菜の作り方
Course: 下ごしらえCuisine: 和食4
servings15
minutes20
minutes53
kcal35
minutes今回は、テレビや雑誌など様々なメディアで大活躍されている人気料理家、藤井恵さんのレシピをご紹介します。ご紹介するのは、冬の定番野菜である白菜の旨味と甘みを極限まで引き出す「干し白菜」の作り方です。
材料
白菜 1/2コ(1.5kg)
作り方
- 白菜は葉を1枚ずつはがし、ざるに重ならないように広げる。風通しのよい場所で1日ほど天日干しにする。ジッパー付き保存袋に入れて冷蔵庫で保存する。
メモ
- 藤井恵さんのレシピ (干し白菜)
干し白菜を美味しく作る3つの極意
白菜の葉を1枚ずつはがす
このレシピのポイントは、白菜の葉を必ず1枚ずつ丁寧にはがしてから干すことです。白菜を丸ごとや大きなブロックのまま干してしまうと、内部まで風が当たらず、水分が抜けきらないため、せっかくの甘みが十分に引き出されません。
1枚ずつばらばらにすることで、表面積が最大になり、太陽の光と風の恩恵をすべての葉が均等に受けることができます。特に芯の分厚い部分は水分がたまりやすいですが、葉を1枚ずつに分けることで乾燥ムラを防ぎ、全体を均一に干し上げることが可能になります。
少し手間はかかりますが、この工程が仕上がりの美味しさを決定づけます。
ざるに重ならないように広げる
干す際の配置も非常に重要なポイントとなります。ざるに白菜を並べる時は、葉と葉が絶対に重ならないように広げてください。葉が重なり合っていると、その部分に湿気がこもってしまい、乾燥が遅れるだけでなく、傷みやカビの原因となる可能性があります。
ざるの網目を通して下からも風が通るようにすることで、効率よく水分を飛ばすことができます。もし大きなざるがない場合は、複数のざるに分けたり、干し野菜用のネットを活用したりして、必ず一つ一つの葉が独立して外気に触れる状態を保つように工夫してください。
これによって、一日という短い期間でもしっかりと干し白菜を作ることができます。
風通しのよい場所で1日天日干しにする
白菜を干す場所と時間は「風通しのよい場所で1日ほど天日干し」にするのが基本の手順です。太陽の光(紫外線)に当てることで白菜の旨味成分がアップし、さらに風の力で効率的に表面の水分を飛ばすことができます。天候に大きく左右されるため、必ず晴れて湿度の低い日を選ぶことが成功の秘訣です。
朝から干し始め、夕方日陰になる前には取り込むようにすると、夜露に濡れてしまうのを防ぐことができます。たった1日干すだけでも、白菜の表面は少し縮んでカサカサとし、水分が適度に抜けて甘みが凝縮された、驚くほど味わい深い干し白菜が完成します。
最高のペアリング:料理を引き立てる飲み物
干し白菜はそのまま食べるのではなく、様々な料理の材料として活用されるため、干し白菜を使った料理に合わせたペアリングをご提案します。例えば、この干し白菜を豚肉と一緒に炒め物にした場合、凝縮された白菜の甘みと豚肉の脂の旨味が絶妙に絡み合います。
このような料理には、果実味が豊かで少し酸味のある白ワインが非常によく合います。具体的には、フランスのアルザス地方で作られる「リースリング」や「ピノ・グリ」などがおすすめです。リースリングの持つ爽やかな酸味とミネラル感が、白菜の甘みをより一層引き立ててくれます。
また、干し白菜をたっぷり入れた和風のお鍋やスープにする場合は、軽やかな赤ワインである「ピノ・ノワール」を少し冷やして合わせると、お出汁の風味とワインの繊細な香りが心地よく調和し、食卓をより豊かに彩ってくれます。
保存テクニックと温め直し方
保存方法については、手順にある通り「ジッパー付き保存袋に入れて冷蔵庫で保存する」ことが大切です。天日干しにして水分を飛ばしたとはいえ、完全に乾燥した乾物とは異なり、半生の状態ですので常温保存は避けてください。
干し終わった白菜は、使いやすい大きさにカットするか、そのままの状態で空気をしっかりと抜きながらジッパー付き保存袋に入れます。空気を抜くことで酸化を防ぎ、冷蔵庫内での鮮度をより長く保つことができます。冷蔵庫の野菜室ではなく、温度の低い冷蔵室での保存をおすすめします。
数日中には使い切るようにし、味噌汁や炒め物などに幅広くご活用ください。
このレシピのまとめと栄養のポイント
今回は、藤井恵さん直伝の「干し白菜」の作り方をご紹介しました。水分が多く、そのままでは味がぼやけがちな白菜も、1日天日干しにするという簡単な手順を踏むだけで、驚くほど旨味と甘みが凝縮された万能食材へと生まれ変わります。
葉を1枚ずつ丁寧にはがし、ざるに重ならないように広げて風通しの良い場所で干す、という基本的なポイントを守るだけで、誰でも失敗なく作ることができます。大玉の白菜を購入してしまった時や、少し余ってしまった時の保存方法としても非常に優秀な知恵です。
完成した干し白菜は、ジッパー付き保存袋に入れて冷蔵庫で保存し、炒め物、煮物、お鍋、お味噌汁など、和洋中問わず様々な料理に活用できます。白菜の本当の美味しさを引き出すこのレシピを、ぜひご家庭の定番として取り入れてみてください。
